ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 絶望生活
- 日時: 2009/12/05 16:03
- 名前: †‡黒榊 麗弥‡† ◆O8ZJ72Luss (ID: SSNg/Zhu)
クリックありがとうございます。黒榊と申します^^
今回は…駄目な仕事生活をしているという設定でかかせてもらおうと
思います。
(もともと自分で描いた漫画を少し改造しただけですが・・・orz)
絵しか描かないので少し不安ですがかいてみようと思います!
登場人物
上杉 楓 uesugi kaede
この話の主人公。謎の男(月)と出会い生活が一変
し始める。
直江卓哉naoe takuya
楓の働く会社の部長。性格は冷静。
真田志郎sanada shiro
楓の仕事仲間。とても仲が良い。
本居刹那motoori setuna
徳川雪tokugawa setu
月tuki
楓に不思議な薬を渡す始まりの男。
☆目次☆
プロローグ>>1
第一話>>2 >>3 >>4 >>7 >>8 >>9
Page:1 2
- Re: 絶望生活 ( No.6 )
- 日時: 2009/12/04 22:50
- 名前: †‡黒榊 麗弥‡† ◆O8ZJ72Luss (ID: SSNg/Zhu)
初めまして!!^^美夜さん!
すごいだなんて・・・::嬉しいです><!
また頑張って更新させて頂きますv
投票・・・ありがとうございます!!
- Re: 絶望生活 ( No.7 )
- 日時: 2009/12/04 23:01
- 名前: †‡黒榊 麗弥‡† ◆O8ZJ72Luss (ID: SSNg/Zhu)
「おい…」
(これは…あの時の…)
思い出した。
(会社じゃ…ないか?!)
「いい加減にしろッ!!上杉ぃッ!!」
(上杉…?俺の事…?)
「はい?」
(誰だ…?)
この会社で"上杉”という性は俺しかいない。しかも、見知らぬ
男がその"上杉”という名前で部長(直江卓哉)の前にたっている。
「本気なんですよ?なんなら別の部屋で話しましょうか?」
「……」
直江さんの顔が怒りに染まる。
「上等じゃねぇか!!気に食わなかったら、てめぇはすぐにクビ
だからな!!」
完全に直江さんは頭にきたようだ。しかし、いつもクールで
冷静な直江さんとは全く別人に見えた。そんなに怒るような内容の
話だったのだろうか?
「ロビーまで来いッ!!話はそれからだ!!」
(マジかよ…)
しんと静まり返った部屋の中で直江さんの声は低く…そして
何よりも響いていた。
「分かりました」
何だか不気味な笑いと友に答えを返す。
「そのかわり、"気に食わなかったら"の場合ですが」
「…やけに自身があるようだな」
- Re: 絶望生活 ( No.8 )
- 日時: 2009/12/05 15:48
- 名前: †‡黒榊 麗弥‡† ◆O8ZJ72Luss (ID: SSNg/Zhu)
扉を開け直江さんがつぶやいた。確かに自信があるとしか思えない
口調であった。
「あくまで暗示です」
嘘っぽい言葉の後、直江さんは部屋から出ると同時に、
「…ふん!ロビーだからな!!」
と言って扉を叩き付けるように閉めて行ってしまった。
その後、すぐに俺の仕事仲間の真田志郎が上杉と名乗る男の
そばにかけよった。
「おいおい楓ぇ…。あんなに部長をキレさせて…大丈夫かよ?」
(楓?…やっぱり…この男は…俺?)
楓。優しく心配をかけてくれる真田からはっきりそう聞こえた。
(…という事はこの男は俺の…偽物?!)
「ああ。大丈夫さ。絶対戻ってみせる」
そう告げると男は部屋を出てロビーへと向かったのだった。
†
俺の行っている会社の一階にあるこの広い部屋、ロビー。普段は、
滅多に行く事がない(というか行かない)。行くとしたら、
帰りに通るだけの場所だった。
そこにある客用のソファーに直江さんは座っていた。さっきよりは
落ち着いているようだった。
「直江さん?来ましたよ」
気のせいだろうか?声を聞いたとたん、直江さんの顔が少し
引きつったように見えた。
「上杉…一体なんなんだよ。ちょっとそこ座れ」
(…よかった。話し方はいつもの直江さんだ…)
男は椅子に手をかけた。
- Re: 絶望生活 ( No.9 )
- 日時: 2009/12/05 16:02
- 名前: †‡黒榊 麗弥‡† ◆O8ZJ72Luss (ID: SSNg/Zhu)
「…とりあえず、クビになる行いをした覚えがないという事です」
(お前になくても俺はある…)
「上杉ッ!!今日のお前はなんだ?!いつもと違_______」
男は手を差し出した。手を顔の直前で止められ、直江さんの言葉が
途切れる。この男にとって言われたくないことだったのだろうか?
「やっぱり個室で話しましょう。ここでは迷惑になる」
(誰のせいで迷惑になってるんだ…)
「いいですか?」
「分かった…」
ため息をつき、あきれたように言う。…というかあきれたように
言わないわけがない。
「こっちへ来い。今は誰もいないだろう」
そう言うと直江さんは踵を返し手招きをした。
「はい。分かりました」
その男は微笑んだ。…絶対その下に何かある。
直江さんの顔がまた引きつったような気がした…。
†
直江さんが行った場所は掃除用具庫。確かに人気が少ない場所と
しては最適であろう。
「ほぉ…掃除用具庫ですか。これまた随分と人気のない場所です
ね」
そう言うと男はあらためて
「さて_____」
男は直江さんに近づいた。
- Re: 絶望生活 ( No.10 )
- 日時: 2010/01/28 17:28
- 名前: †‡黒榊 麗弥‡† ◆O8ZJ72Luss (ID: 0VNTw2Qw)
「貴方の事、一つずつ話していってあげましょうか」
(直江さんの…事?)
「一つ目。_____…?」
「?!」
直江さんの顔が一変する。
「何…故…その事を知っている…?」
男が妙な笑みを浮かべる。…嫌な予感がする。
「なぜでしょうかねぇ…?______?」
「……」
ドサッ…
直江さんは床にくずれおちた。
ピッ…
それと同時に、何やらボタンを押す音がきこえた。どうやら
デジカメらしい。
「…お前…まさか…?!」
(…こいつ…本気でたちの悪い奴だ…。…というか何て言ったのかは
分からないけど…感覚で察せる…)
「クビだッ!!今すぐクビだ!!さっさと出てけ!!」
一瞬、男の顔が困った顔に見えたが、すぐに変わり、
「いいんですか?このビデオを社員にまわしたら、どうなります
かね…?」
(強引だ…)
何を言ったのかは分からないが、きっと相当知られたくない話
なのだろう。
「貴様…脅しか!?」
「ええ」
(素直にいうなよ…絶対馬鹿だ、こいつ)
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