ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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森の奥の舞踏会
日時: 2009/12/25 20:33
名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: APpkXS4D)
参照: http://www.excite.co.jp/world/english/

hello☆ 凛と申します
ハイ、消えちゃいましたよ

*.+;;;;;;;;;;;;;;;注意;;;;;;;;;;;;;;;+.*
1、荒らし・中傷・悪口・チェンメ禁止
2、有り得ない事ばんばん起こります
3、何かに似てたら本当に申し訳ありません
4、続きからです

1は必ず守ってください

+.*☆イメソン↓
http://www.youtube.com/watch?v=jA5woigdirs&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=NwwEYZ_7s9E&feature=related

+.*.☆前スレ↓
http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.php?mode=view&no=12612

*。・prologue・。*

——闇夜に月が輝く頃に

        お屋敷の道は開かれる


願いを叶える円舞曲〈ワルツ〉を踊り

願いを叶えませんこと?

さぁ 真っ黒なお屋敷で黒百合姫がお待ちです

願いを叶えたい人はおいきなさい

でもね 代償があるわ

払う勇気のある人だけいらっしゃい————

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Re: 森の奥の舞踏会 ( No.17 )
日時: 2009/12/29 19:21
名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: APpkXS4D)
参照: http://www.excite.co.jp/world/english/

第二曲目 10話:宴の最後

さぁ、真っ赤な鮮血が流れる

血塗られた宴を楽しみましょう

楽しみましょう……?


「何処かしら。緋珠さんは」

血塗れの床を歩きながら、呟く

はぁ、面倒だわ

メイドでも捕まえて案内させようかしら?

ふと、目の前にメイドが居た

あら、ちょうどいいですわ

「闇縛縄」

「うわっ!!!!」

闇の縄が絡みつく

コツ、コツ、コツ、とリリーの足音以外聞こえない

歩み寄り、顎を掴んで顔を上げさせる

「城ヶ崎緋珠の部屋に案内なさい。そうすれば、見逃してあげますわよ?」

微笑を浮かべながら言う

ふふ、人間は生き残れるならなんだってするはず

逆らうはずはないわ

「は……い」

「そう、早速案内してもらうわ」


縄で縛ったまま、歩かせる

一歩ずつ、一歩ずつ近づいていく

さぁ緋珠さん

死の恐怖は其処まで迫っているわよ———?

「此処……此処です!!」

一際豪華な扉の前で、メイドの足が止まる

「そう、御苦労様」

ホッと顔を綻ばせるのも束の間

刹那、リリーの剣はメイドを貫いていた

「ハァッ!!!! な、ぜ……」

ドサリ、とメイドの身体が床に叩きつけられる

そして、砂のように消えた

「貴女はもう、用済みよ」

リリーの顔は、恐ろしいほど冷酷だった

ドアノブをまわす

中には、緋珠が寝ていた

……屋敷の者が、全員消されてるのも知らずにね

クスッと冷笑する

「黒百合風斬」

部屋が真っ赤に染まる

ベットには誰も居ない

「任務完了」










血塗ラレタ宴の最後

 真ッ赤ナ真ッ赤ナ花ガ散ッテイッタ————……

Re: 森の奥の舞踏会 ( No.18 )
日時: 2009/12/29 22:15
名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: APpkXS4D)
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第二曲目 11話:女王の消えた城

*.+珠美目線

頭がズキズキ痛む

昨日の……あの後の記憶が無い

服は汚れているし

円舞曲を踊って、家まで帰ってきた記憶が———

私の踊った相手は誰だっけ?

懸命に思い出そうとする

蒼い瞳の……

それ以上はワカラナイ

霞がかかっているように、ぼんやりとしていてはっきりとしていない

……まぁ、いいかな

鞄を持ち、家を出た


学校に着くと、酷くザワザワしていた

「何があったの?」

呟くように、言う

ポカンとしていると、緋珠の取り巻きが此方にやってきた

もじもじと肘を突付きあい、取り巻きの1人が前へ出る

「えっと……虐めてゴメン。あたし達、緋珠が怖かったの、だから……とにかくゴメンね……」

「本当にごめんなさい!!」

頭を下げ、謝っていた

本当に申し訳なさそうに、謝っていた

「そっか……もういいよ」

取り巻きは、笑顔に溢れて礼を言った


女王の消えた城は、満面の笑みで溢れていた

まるで、呪縛から解き放たれたかのように


でも、幸せは永く続かない

何事も時間切れ【タイムリミット】がある

永遠などはない

それは世の道理なのだから

期限は一週間後……

自身の魂が消えてなくなる



「約束ですからね……? 愚かな人間」

Re: 森の奥の舞踏会 ( No.19 )
日時: 2009/12/31 17:07
名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: APpkXS4D)
参照: http://www.excite.co.jp/world/english/

第二曲目 最終話:闇に堕ちる

*.+珠美目線

女王が消えた城は、幸せで溢れていた

以前より笑顔が増え、涙が減った

「じゃあねー!」

友達と別れ、坂道を駆け上がる

私の家は坂を上った直ぐ前

……そう、その筈なのだ

坂を上りきった直後、私の意識は闇に堕ちていった


「……あ、れ?」

目覚めて、最初に目に入ったモノ

それは、真っ黒な天井だった

「此処、は……?」

「目覚めました? 珠美さん」

この声はッ……!?

「黒百合、さん」

微笑み

頭の中に鮮明に思い出される、空白の時間

欠けたパズルのピースが填め込まれるように、記憶が蘇る

蒼い瞳、漆黒の髪

そうだ……黒百合さんだ

「黒百合舞、ではありませんわよ?」

コツコツコツと足音だけがこの無音の世界で響く

「い、や。嫌、死にたく、ない……」

あの日の全ての会話が思い出される

「嫌、嫌、嫌ぁ!!!!」

全てを打ち消したくて

全てを否定したくって

首を振り続けた

「もう、手遅れなのよ」

ハッと目を見開く

「黒百合風斬」

黒い百合の花弁が舞う


珠美の記憶は、そこでプッツリと途絶えた



真っ黒な世界で

 また1人の魂が闇に堕ちていった———

Re: 森の奥の舞踏会 ( No.20 )
日時: 2009/12/30 23:21
名前: テイル (ID: acQ6X1OT)

ニャー(これだけかい汗
黒百合さんの魔法の影響でテイルは猫になりました♪
・・・正直に言おう、凄過ぎて何も言えませんのよ。
つまんなかった訳では決してないです。

Re: 森の奥の舞踏会 ( No.21 )
日時: 2009/12/31 14:43
名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: APpkXS4D)
参照: http://www.excite.co.jp/world/english/

テイルさん

リリーの影響で猫にw(笑うな
凄くないですよ〜


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