ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 薬物 依存症
- 日時: 2009/12/26 17:27
- 名前: 抹茶さん∩^ω^∩ (ID: 27fKn1TU)
×—プロローグ—×
薬物 に ハマってしまえば
薬物売買者の 思うツボ—
ネエ
アナタハ
ドウスル?
モシ ”ヤクブツ” ニ
ハマッテシマッタラ—
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- Re: 薬物 依存症 ( No.3 )
- 日時: 2009/12/26 17:49
- 名前: 抹茶さん∩^ω^∩ (ID: 27fKn1TU)
# デキゴト #
大学の大きな教室の隅に、
髪を金色に染めて。
目は黒のマスカラをたくさん塗り、
つけまつげをたくさんつけている
この平凡な大学には似合わない生徒が
ずっと、教室の隅にもたれて、うつむいている。
生徒たちは、ザワザワしながらも、
教師の声を耳に入れていた。
「薬物依存症疑惑で取り締まれていた
原田郁代さんだ。
この大学にいるので、どうかまた仲良くして
やってくれ」
「うるせえんだよ
無理に仲良くしてもらっても
こっちが気分悪いだけなんだよ」
教師が喋り終わった後直前に、
低すぎるトーンで、そう訴えた。
教師は、ため息をつくだけで
原田郁代を、私の隣の席に座らせた。
原田郁代は、長々と続く机に、
足をかけ、
カバンから、筆箱と、ノートを取り出した。
教師は授業を始め、
大きな声で、数学を
生徒たちに分かるように話す。
トントン
誰かに肩を叩かれたと思い
後ろをむくと、友人の
ミユキが「大丈夫?」
と小声で、私にうったえた。
「うん。なんとか」
私も小声で、ミユキに訴え返す。
私は前をむき、
教師の話をきき、
ノートにすべて、書き留めた—
- Re: 薬物 依存症 ( No.4 )
- 日時: 2009/12/26 17:51
- 名前: 抹茶さん∩^ω^∩ (ID: 27fKn1TU)
# カイワ #
やはり無理だ。
原田郁代に話しかけるのは
やはり生徒皆
戸惑っていた。
私もそう簡単に話しかけることはできなかった。
ミユキとお昼ご飯を食べているとき
ミユキは恋愛について熱く語っていた
でもそれは耳に入らなかった—
愛想笑いをミユキに見せつつも私は
原田郁代が携帯に夢中に
なっている姿を
すごく気になっていた—
- Re: 薬物 依存症 ( No.5 )
- 日時: 2009/12/26 18:00
- 名前: 抹茶さん∩^ω^∩ (ID: 27fKn1TU)
# ハジメテ #
ランチタイムが終わると、
フリータイムになった。
フリータイムは、教師に
勉強のことについて教えてもらうとか、
友人同士で、勉強をするとか。
私は、美幸がトイレに行っていたので、
暇だった為、ため息をつき、
今日の勉強を復習することにした—
横で、原田郁代が、まだ携帯に夢中になっていた。
「原田さん何してるの?」
気になったあまりに、
勝手に口が開いてしまった。
手のひらで、口を抑えてしまった。
「いや、何してるかとか、みりゃ分かるじゃん」
「え?」
まさか、返事が来るとは思わなかった。
原田郁代が、
私に、携帯を見せてきた。
「出会い系サイト—」
私と原田郁代が話すのは、
これがハジメテだった。
- Re: 薬物 依存症 ( No.6 )
- 日時: 2009/12/26 18:02
- 名前: 抹茶さん∩^ω^∩ (ID: 27fKn1TU)
# ソウダン #
「実はさ、出会い系サイトで、いいカレ見つけちゃってさあ」
原田郁代は、意外と、普通に話す。
「そ、そーなんだ、付き合うの?」
「明日、山吹公園で待ち合わせしてる」
「よかったね」
私は、原田郁代と、友達になった—
というのは、私だけが
思っている—
「そうだ、あんたに相談があるんだけど」
「え、何?」
「カレがさ、別れたい彼女と別れられない
って言うんだけど—」
「私、恋愛なんか経験ぜろだし…」
「だろうね。そんな顔してる」
「ちょ、なにそれっ!」
私たちは、もう友達になったんだと思う。
原田郁代の笑顔は、初めてみた。
原田郁代の相談相手になれた私は
嬉しい という気持ちで溢れてる
そんな気がした—
- Re: 薬物 依存症 ( No.7 )
- 日時: 2009/12/26 18:32
- 名前: 1739ダメージ (ID: pyAc4oDT)
普段あまり他人の小説を読まない僕でも
するっと読めてしまいました。
見やすいですし扱ってる題材もいいと思います。
これからもがんばってください
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