ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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黒蝶の願い〜黒き薔薇の呪い〜
日時: 2009/12/30 11:48
名前: 夜琉 ◆nFgGo2zKeY (ID: CUrDDjil)

初めましてww
シリアス・ダークでは、初めて書かせていただきますッ!!
末永くよろしくお願いしますッ!!

*"#"*"#"*第一章 キャスト*"#"*"#"*
麗夜 スカイ reiya sukai
咲元 蘭 sakimoto ran
砂塚 皐月 sunaduka satuki
リピア(黒蝶) ripia
笹芝 武弘 sasasiba takehiro

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Re: 黒蝶の願い〜黒き薔薇の呪い〜 ( No.11 )
日時: 2009/12/30 11:46
名前: 夜琉 ◆nFgGo2zKeY (ID: CUrDDjil)

私は、いつも通り待ち合わせ場所に来た
スカイちゃんはまだ来ていなかった
すると、スカイちゃんが見える

「スカイちゃー…」

私はスカイちゃんを呼ぼうとした
が、スカイちゃんは皐月に呼び止められていた
きっと、学校に一緒に行くよう説得してるのだろう
私は諦めて学校に行こうとした
だが、スカイちゃんが駆け寄ってきた

「ちょっと待ってよぉ〜〜〜。」
「えっ…皐月と行くんじゃなかったの??」
「断ってきた。蘭ちゃんと行きたかったから。」

そう言ってニコッと笑った
その笑顔はとってもキラキラして見えた
このことを聞いて私の顔から笑みがこぼれる

「行こうか!!」
「うん!!」

私達は歩きだした
皐月がこちらを向いて睨んでいるのを知らずに……

「クッ……!!蘭め………。」

その頃、私たちは仲良く登校いていた
喋っていると、学校の門まで着いた
すると、一人の男が近寄ってくる

「あのッ!!いいですか////」
「どっち??」
「すっスカイさんですッ!!」
「分かった。蘭ちゃん、また後で」
「うん。」

そう言って、スカイちゃんは言ってしまった
ポツンと立っていると、皐月が近づいてくる
不思議に思い尋ねてみた

「何??」
「今日、よくもスカイさんを取ったわね。」
「取ったもなにも、スカイちゃんが私を取ったんじゃない。」

その言葉でカッとなったのか、私に言った

「今日の放課後。体育倉庫に来なさい。」
「なっ何でよッ!!」
「いいことがあるから。」

私は背中がゾクッとした
皐月は学校のイジメグループのリーダー
いじめられて、不登校になった生徒もいる
私はその場に座り込んでしまった

Re: 黒蝶の願い〜黒き薔薇の呪い〜 ( No.12 )
日時: 2009/12/30 11:47
名前: 夜琉 ◆nFgGo2zKeY (ID: CUrDDjil)

座り込んでいた私にスカイちゃんが近寄ってくる

「蘭ちゃん!!どうしたの!?」
「スッカイちゃん……。ど、しよ…私ッ!!」
「大丈夫ッ!!何があったかしらないけど大丈夫!!」

そう言ってスカイちゃんは抱きしめてくれた
でも、大丈夫なはずがない
皐月の餌食になったら終わりだ………

「イジメられるなんて嫌だよぉ!!」
「いっいじめ………。」
「時間を戻してよぉ。イジメなんかやめさせてよぉ!!」

すると、スカイちゃんはニカッと笑う
前の時みたいな、不気味な笑顔で

なっ何これ……!?何なのよ!!

「その願い叶えてあげよっか??」
「え………。」

願い………。叶え、ら、れる、の……??

「叶えられるなら叶えてよぉ!!」
「その願い叶えてあげる。夜、楽しみにしてて。」
「えッ……。本当に……。」
「うんッ!!」

そっそんなはずないッ!!
魔法使いじゃないんだからッ!!
嘘なんかつかないでよッ!!

「嘘なんかじゃないからね………??」
「でも、今日の夜じゃ間に合わないッ!!」
「ッ……ごめん……。一日だけ我慢……。」
「大嫌い!!くだらない嘘をつかないで!!」

私は走り出した
走って走って走った


「フッ。くだらないだって。ルピア」
「だってね……。そりゃぁ、誰も信じやしないよ………。」
「本当だって言うのにね………。」
「だが、まぁいいじゃないか。」
「えぇ、仮契約したからね………。」

そう言ってスカイ達は笑っていた

Re: 黒蝶の願い〜黒き薔薇の呪い〜 ( No.13 )
日時: 2009/12/29 16:45
名前: 夜琉 ◆nFgGo2zKeY (ID: CUrDDjil)

スカイちゃんなんて最低ッ!!
つまんない嘘なんかついてッ!!最低ッ!!
すると、誰かにぶつかった

蘭「ごッごめんッ!!」

慌てて顔を見ると、スカイちゃんに告っていた子だった
振られたのかな……OKだったのかな……。

?「大丈夫です。さっきの人でしたよね……??」
蘭「うん。で…どうだった…の…??」
?「はい…友達からでいいかな…って。」
蘭「そっか…ごめんね……。こんなこと聞いて。」
?「いいえ。それより羨ましいです。蘭さんが。」

へっ…何で……??
あっそっかスカイちゃんの友達だからかな…!!
“友達”……私、まだスカイちゃんが好きだ……。
何であんなこと………!!

?「スカイさん。蘭さんを大切に思っているそうですよ。」
蘭「えっ………。」
?「僕の名前は、笹芝 武弘です。」
蘭「うっ…うん。」
武「よろしくを伝えてください。じゃぁ。」

そう言って武弘くんは言ってしまった

もったいないなぁ……。
あんなかっこいい子、振るなんて………。
それよりッ!!誤らなきゃッ!!

私は走りだした

Re: 黒蝶の願い〜黒き薔薇の呪い〜 ( No.14 )
日時: 2009/12/30 11:49
名前: 夜琉 ◆nFgGo2zKeY (ID: CUrDDjil)

走った どれ位走っただろう
無意識に教室へと着いていた
ドアを勢いよくあけると、スカイちゃんがいた

「スカイちゃんッ!!」
「あっ……蘭ちゃん…。ごめんね。」

そう言って悲しげに笑った
いつもの笑顔なんて失ってしまったかのように

どうして?? いつもの笑顔を見せてよッ!!
いつものスカイちゃんに戻ってよッ!!
スカイちゃんは悪くないんだよッ!!
元に戻ってよッ!!

「もう私なんかほっといていいよ。」

そう言って立ち去ってしまった
“私なんか”この言葉が私の心に突き刺さった

痛い……痛いよッ!!
“私なんか”なんていわないでよッ!!
“私なんか”じゃないよッ!!
私の大切な友達なんだからッ!!

「フフ。残念ね。」
「ッ………!!」

そう言って、鼻で笑いながら皐月は立ち去った
私はその場で立ち尽くしていた

ダメだ………。もうダメだ。
もう振り向いてくれないよ………。
……ううん。私は負けないッ!!

私はまた走り出した


「フフ。あの子は、私の罠にはまってくれるのかしらね………。」
「そうだといいわね………。」
「「フフフフ…………。」」
「魂が…必要なのよ………。」


スカイちゃん!!どこなのッ!?

スカイちゃんを探しても探しても見つからない
どれだけ走っただろう 
私は疲れきっていた

「スカイちゃんッ!!」
「どうしたの!?こんな疲れきって!!」
「スカイちゃんッ、ごめんッ!!」

私は会ってすぐに誤った
何回も何回も誤った
するとスカイちゃんが手を差し伸べてくれた
今にも泣きそうな顔をして

「もう誤らないで。その方がつらい……ッ!!」
「スカイちゃん……ありがとうッ!!」

私はスカイちゃんに抱きついた
不気味な笑みを浮かべているのを知らずに

Re: 黒蝶の願い〜黒き薔薇の呪い〜 ( No.15 )
日時: 2009/12/30 11:37
名前: 夜琉 ◆nFgGo2zKeY (ID: CUrDDjil)

「こっちこそ、ありがとうだよ…………。」

ボソッとスカイちゃんが何か言った

「え??何か言った??」
「ううんッ!!何もないよッ!!」
そう言って笑って見せた
それを見て、私も笑い返した
その後、私たちは教室に向かった
スカイちゃんは、堂々とドアを開け教室に入る

「入らないの??」
「うっううん!!入るよッ!!」

そう言って勢い良く入った…のが失敗だった
私思いっきり転んでしまった
そして、私はクラスの笑いものになってしまった

「いこッ!!蘭ちゃんッ!!」
「うッうん…………。」

スカイちゃんは、気にせず私の手を引っ張ってくれた
そんなスカイちゃんが逞しく見えた
私はそんなスカイちゃんについていった

あれやこれやで、やっと放課後が来た
いや、地獄の放課後が来た
今から、体育倉庫に向かわなくては行けない
あの地獄の皐月のもとへ
私は、スカイちゃんに「バイバイ」といって別れた
スカイちゃんの姿が見えなくなった後、あの場所へと向かった


「フフ………。さぁ、願えばいい………。」
「そうね…。“助けて”と……。」
「舞台の幕開けだ…。」

私は、脅えながらも体育倉庫へと向かった
体育倉庫に近づくにつれ、心臓の音が大きくなる
私はただ…怖かった
体育倉庫を目の前に立ち止まる

「ここで…ここから、始まる…。」

私は、皐月たちと戦う
負けない 絶対に負けない…!!


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