ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- @
- 日時: 2010/01/16 17:11
- 名前: 更紗@某さん ◆h6PkENFbA. (ID: YpJH/4Jm)
御挨拶〆
またまた思いつきで作っちゃいましたよな更紗です。
やってしまいました、ついにやりたかった妖怪×魔術をやってしまったのです。
先程も言ったとおり思いつきなので、かなりのグダグダ感になると思います。
九尾を筆頭とし妖怪を始め、天照など日本の神々、魔術や死神も出てきます。
変な作品ですが、どうぞ暖かい目で見守って下さると助かります。
※荒らしはお断り
※アドバイス大歓迎
※いつ放棄するか分かりません
目次〆
第一編—九尾の妖狐—
序章
とある少女の逃走劇 >>1
第一章 堕天使は静かに忍び寄る
交差点01 >>2
交差点02 >>3
交差点03 >>7
交差点04 >>8
訪問者様〆
イビリ殿 (( `o*架凛殿
Page:1 2
- Re: -妖狐と魔術の交差点- ( No.5 )
- 日時: 2010/01/07 22:55
- 名前: (( `o*架凛 ◆eLv4l0AA9E (ID: 81HzK4GC)
こんばんゎ。またまた現れました。架凛です。
おぉ……!!今度は妖怪と魔術のコラボですか!!((がぜん期待w
“双翼の闇”この少女ですか……(ルチアちゃんww)
九尾の妖狐……何だか「綺麗」ってイメージがあります。しなやかな感じ(?)です。
さてさて神崎君どうする?電波を家に入れるか……!!
続き、楽しみにしてます(( `o*では。
- Re: -妖狐と魔術の交差点- ( No.6 )
- 日時: 2010/01/08 18:07
- 名前: 更紗@某さん ◆h6PkENFbA. (ID: YpJH/4Jm)
>イビリ殿
自分でもうすうす思っていた人←
でも一応「序章」のタイトルとして最初から「九尾の妖狐」は使いたくなかったわけです。
なので「九尾の妖狐」を「とある少女」に置き換えた結果が「とある少女の逃走劇」です。
それに「とある」を使えば、大体はこのようになるのでは?
いずれにしても注意有難うございます。以後気をつけるようにします。
>(( `o*架凛殿
またまた訪問有難うございます。
妖怪も入れれば魔術系のみでは出せなかった、陰陽師や日本の神々(天照大御神や月読命)なども出せますし。あまり期待されるとプレッシャーがry
俺の小説の中では、ルチアの派生キャラは皆強い説がry
詩世はどちらかというと、可愛らしい感じですかね。多分ry
さて、毎回言いますが更新頑張ります^^
- Re: -妖狐と魔術の交差点- ( No.7 )
- 日時: 2010/01/08 20:45
- 名前: 更紗@某さん ◆h6PkENFbA. (ID: YpJH/4Jm)
交差点03
一瞬にして神崎の動きが停止する。
「はい? 妖怪?」
「わしは“九尾の妖狐”が真名となる。“詩世”はぬしら人間で言う仮名のようなものじゃ」
今の神崎にとってそんな事はどうでもいい。
この少女は今自分の事を“妖怪”と言った。先程の“魔術師”といい、ネジが数本外れている程度のレベルだろうか。頭がどうかなってるんじゃないかと神埼は本気で思う。
「お前頭大丈夫か……? 保護者、いや親はどこだ。家まで送ってやるよ」
「頭はどうにもなっておらん、どうかしているのはぬしの頭の方だ。わしは九尾の妖狐だ。『九尾の狐』でも『九尾狐』でもあっているが」
「そんな事どうでもいいから、いやほんと。漫画の影響で殺人しちゃいましたって奴かお前は?」
おおかた陰陽師や妖怪系の漫画でも山ほど読まされていたのか。九尾の妖狐など思いきり妖怪じゃねーかと、神崎は自称妖怪少女を心配する。
詩世は神崎があまりにも自分を狂人扱いする事を、良く思ってないようだ。いや、誰でも狂人扱いされれば不快だろうが、詩世はレベルが違う。既に詩世の周りには刺々しい程の殺気が渦巻いている。
「な、何だよ……」
「そんなにわしを認められないなら、証明してやろう……小童」
はあ?と神埼が聞き返すより、詩世の方が一歩速かったようだ。
そして神崎は唖然とする。
「……」
「どうだ、これでわしが九尾の妖狐という事を認められるか?」
放り出した神崎のマフラーが、燃えた。真っ赤に揺らめく炎に包まれ、あっという間に燃え尽きる。
とにかく急いで水を持ってこなければ、と慌てた神崎だが、詩世がパチンと指を鳴らすと何事も無かったかのように炎は消え、そこには真っ黒焦げになった神埼のマフラーしか残っていない。
神埼は悪夢であってほしいと願う。
「俺のマフラー……」
「どうじゃ、これでわしが妖怪だと——っておい!」
詩世の言葉を聞き終える前に、神崎は何とか生き残った手袋とコートを身に着け、外へと出て行ってしまった。
外に出て一度落ち着けば、この悪夢も覚める——と思ったのだが。
「……マフラー無いと寒いわやっぱ」
コートと手袋を着けても、首の周りは冷気に触れて冷えていくのであった。
- Re: -妖狐と魔術の交差点- ( No.8 )
- 日時: 2010/01/09 16:39
- 名前: 更紗@某さん ◆h6PkENFbA. (ID: YpJH/4Jm)
交差点04
今日はついていない、と雪降る中で神崎は思う。
コンビニから帰ってくれば冷蔵庫が荒らされてるわ、自称妖怪にマフラーを燃やされるわ……。外の空気がより一層寒く感じられる。
そういえば自分はどこに行くのかと、神崎はふと考えた。急に家を飛び出した為、行く先などまったく考えていない。
「あー、どうしよ。とりあえずコンビニ行って立ち読みすっかな……」
結論として、神崎はついさっき買い物をしたコンビニへと逆戻りすることになった。
自動ドアが開くと「いらっしゃいませ」と店員さんの営業スマイル。神崎はそれをスルーして、さっさと漫画や雑誌が立ち並んでいるところに行ってしまう。
そして神崎は、本日は本当についていないと思う。
「……あ、お前」
「神崎辰巳!? どうしてこないなところいるんねん!」
神崎の視界には今、このコンビニの中で一際目立つ存在、そして神崎の苦手とする人物が映っていた。
陰陽師の服装に、関西弁を喋る黒髪ポニーテール少女の名は夜桜茉莉(よざくらまつり) 陰陽師(自称)にして神崎の同級生。
「お前こそどーしてこんなとこいるんだ、陰陽師サマがのびのびとコンビニで立ち読みか?」
「うるさいで。陰陽師が立ち読みしたらあかんのか!? てかあんた、うちの事馬鹿にしてるやろ!」
「馬鹿にしているもなにも、陰陽師なんて信じるかっつーの」
吐き捨てるように神崎は言う。基本魔術だの呪術だの、そういう系統は信じない主義なのが神埼だ。
その言葉にキレたのか、茉莉の眉間がピクリと動いている。だが神崎はそんな事まったく気にしない。
「今すぐ出てけや! あんたがいると雑誌が汚れるやろ」
「何で俺がいると雑誌が汚れるんだ! お前が出てけ自称陰陽師!」
「何でもそうなもんはそうやからや! 早よ出てけ滅するで!」
「滅せるもんなら滅してみろエセ陰陽師!」
「な、誰がエセやてぇ……!?」
そこまで言い終えたところで、神崎と茉莉は気づく。周囲の迷惑そうな視線が、刃物のようにこちらに突き刺さっていた事に。
神埼は茉莉と口論するのを止めて、出口へと向かう。
「ちょ、どこ行くねん神崎!」
「出てくに決まってるだろーが! 馬鹿かお前」
「ま、待て! うちが出てく! あんたは此処に残り!」
「お前さっきと言ってること違うだろ!」
「いいからうちが出てく!」
神埼と茉莉はコンビニ内の敵意ある視線から逃れようと、またしても口論を始める。これには店員も呆れ顔だ。
結果的には、二人してコンビニから出て行く事になったのだが。
「何で着いてくるんだエセ陰陽師!」
「あんたこそうちの行く先に着いていかんでくれる!?」
今日は本当についていない日だと改めて感じ、小さく溜め息をつく神崎だった。
- Re: -妖狐と魔術の交差点- ( No.9 )
- 日時: 2010/01/09 16:58
- 名前: 更紗@某さん ◆h6PkENFbA. (ID: YpJH/4Jm)
とりあえず第四話までの登場人物
・神崎辰巳(Tatumi Kanzaki) ♂
今作の主人公。高校一年生。
一人暮らしで面倒臭がりな面がある。ファンタジーは信じない主義。
一人称は「俺」
・詩世(Size) ♀
今作のメインヒロイン。年齢は不明。
本人曰く「詩世」は仮名だそうで、真名は“九尾の妖狐”。
口調が独特で、一人称は「わし」
・双翼の闇(Souyoku no yami) ♀
現時点では本名不明。“双翼の闇”は魔法名らしい。
詩世によると、殺し屋も兼ねる情報屋の魔術師。
金髪翠眼が特徴。一人称は「私」
・夜桜茉莉(Yozakura Maturi) ♀
神崎の同級生の少女。長い黒髪をポニーテールにしている。
陰陽師らしく、神崎の事を良く思っていない。
関西弁を喋り、一人称は「うち」
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