ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 呪われた瞳と愉快な魔女達 放置気味…なんかじゃ…
- 日時: 2010/09/28 22:57
- 名前: 白魔女 (ID: CW87oFat)
(。>ω<。)ノ クリックありがとうございます。
放置気味…というより、ネタ切れに近いでっすね★
どうも、ファンタジー大好き、魔女なんか特に、の白魔女でございます。
↑の通り、魔女大好きなものですから、この物語ももちろん魔女ばかり……設定細かくて、今では自分でも何が何だかの状態ですorz
ほんっとうに無駄に長い物語ですが、どうか温かい目で見守ってください。作者は挫折が早いです(笑
<_NB_><_NB_>コメント!是非是非してください!「あー」だの「うー」でも何でもいいので!←
<_NB_><_NB_>↑は冗談ですが(ノд<。`)<_NB_><_NB_>コメントもらえば小躍りして喜びますorz
**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆<_NB_><_NB_>目次<_NB_><_NB_>☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**☆**:;;;;;:**
プロローグ<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>1
登場人物<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>2
序章<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>3
______。o*★*o。_____
第一章——紅い瞳の少女——
一話——魔女の朝<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>4
二話——悲しげな少女<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>9
三話——魔女の独り言<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>12
四話——夜の森の悲劇<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>17
五話——少女と紅い瞳の秘密<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>20
______。o*★*o。_____
第二章——魔女の集い——
一話——退屈な日常<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>21
二話——サバト<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>22
三話——いざ、サバトへ<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>30
四話——愉快な魔女達<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>31
五話——魔女会議<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>32
六話——懐かしき思い出。そして深い闇<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>33
七話——様々な魔術<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>34
______。o*★*o。_____
第三章——さらわれた少女と黒魔法陣——
一話——サバトの朝<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>43
二話——魔女の会話<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>44
三話——ルリの疑問<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>45
四話——誘拐されたルリ<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>49
五話——連れ去られた者達<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>50
六話——アリスの謎<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>53
七話——キーツの狙い<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>54
八話——いざ、“魔法陣の館”へ<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>57
九話——危機一髪<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>58
十話——魔法陣の戦闘<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>59
十一話——闇の使者<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>70
十二話——精霊<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>76
十三話——黒魔術師の最後<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>77
十四話——アリスの血<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>80
十四話・裏——忘れ物<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>81<_NB_><_NB_>>>82
短編——ルリの料理<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>85<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>88
短編——アリスの箒<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>91
______。o*★*o。_____
第四章——紅い魔法石の秘密——
一話——ルリの悪夢<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>96<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>97
二話——白猫・グレイ<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>100<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>103
三話——謎の魔法石<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>104<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>110
四話——列車の中<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>111<_NB_><_NB_><_NB_><_NB_>>>112
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- Re: 呪われた瞳と愉快な魔女達 ( No.20 )
- 日時: 2010/01/08 17:02
- 名前: 白魔女 (ID: GEbzXJEw)
五話——少女と紅い瞳の秘密
「ひっく……グス、グス……」
「わかったから、もう、泣かないでよ」
「うぅ……ひっく、ひっく」
アリスは少女を家にいれ、傷を手当していた。首にはまだ、紫色のあざがある。
その間、ずっと少女は泣いていたわけで、アリスはうんざりしていた。
(だから子供って苦手なんだよなぁ……)
「クロス……なんとかしてくれない?」
アリスは小声でクロス助けを求めていた。クロスはボールで遊んだまま、無視する。
「今度、マグロの刺身、あげるから」
ピクッと、クロスの耳が動く。アリスは頭の中でガッツポーズをした。
「仕方ねぇなぁ」
クロスは猫らしく、小さくにゃあと泣きながら少女に近づいた。少女はぱぁっと顔を輝かせ、
「猫さんだ〜!」
とはしゃぐ。そしてクロスを抱っこして、肉球をプニプニする。少女にはわからないだろうが、クロスがハッキリと嫌な顔をしているのを、アリスは見た。
(ふん……いい気味)
「それで……なんであのあと帰らなかったの?」
「だって帰る場所、ないから……」
途端に、またしょんぼりする少女。
「ないって……、お母さんは?お父さんは?」
「いないよ」
「どうして?」
「死んじゃって……」
アリスの質問に答えるたびに、少女の目には涙が溜まり、ついには大泣きし始めた。
「え、ええぇ〜……?」
子供の扱いに慣れていないアリスもクロスも、おろおろ〜、っとし、何か少女をなだめうるものはないかと家中探したが、ぬいぐるみ一つなかった。変わりにカエルのホルマリン漬けを持ってきたアリスだが、クロスは無言でそれを止めた。
そうこうするうちに少女は落ち着いてきた。だが、まだ安心は出来なかった。
「いいか、変な質問するなよ。なんか、明るい話をしろ。じゃなきゃ、また泣き出す」
クロスに釘をさされ、うなずくアリスだが、アリスに任せたのがそもそもの間違いだった。
「なんでお母さんたち死んじゃったの?」
アリスはニッコリしながら少女に聞いた。
(バカか、こいつ……)
一抜けたといわんばかりに、クロスはその場から逃げ出す。
想像通り、少女はまた泣き出したが、その質問に答えてくれた。
「悪い……魔女に、ヒック……殺されて……」
その瞬間、アリスもクロスもハッとした。
「悪い……魔女?」
「うん……」
「それってどんな魔女?」
「紅い……魔女」
「……」
紅い魔女。二人とも聞き覚えが会った。アリスとクロスは目を見合す。
「その時からだね、その瞳は」
「えっ……どうしてわかるの?」
「……」
アリスは黙ったが、クロスが小声で、
「いい。言え」
と言うのを聞いて、自分の青い片目に手をかざした。そしてその手を離すと、その深い青だった瞳は、輝かんばかりの紅の瞳になっていた。
「同じ……」
ビックリして、少女は口をあんぐり開ける。
「そう。同じ。同じ“紅い瞳”だよ」
「どうして……さっきまで、青い瞳だったのに!」
「魔術で隠してたってところかな」
「じゃあ、なんであなたも紅い瞳をしているの?私も、元は黒だったのに……」
「同じ境遇だからね……」
「キョウ……グー?」
少女にはまだわからなかったらしい。
「これはね、“呪いの印”なの。あんたのあたしも、そのあんたがいう悪い魔女に、呪われたんだよ」
「えぇーっ!」
少女はそれを聞いて、不気味に思ったらしく自分の目を隠した。
「大丈夫だって。それは“呪いの印”でもあるけど、魔力が倍増する、特別な瞳でもあるんだから」
「え……?魔力が倍増……?」
「そ。あんた、元は魔女じゃないだろう?魔術なんて、使えないだろう?」
コクリとうなずく少女。
「でも、あんたはあの盗賊の女に目を取られそうになったとき、そして首を絞められたときも魔術を使った」
「あれって……魔術だったの」
それを聞いて、少女はあまり嬉しそうな顔をしなかった。女のあの悲鳴が、恐ろしかったのだろう。
「でも、魔術は他にいろんなことにも使えるし、いいものなんだよ。でも、使い方を間違えれば、とっても危ないことになる。わかる?」
段々子供の扱いに慣れてゆくアリスを見て、クロスはククッと笑った。笑った理由は、それだけではないが。
「いいものなのに、危ないの……?」
「そう。例えば、包丁があるよね。包丁って、人を刺し殺したり、内臓を抉り取ったりできるけど、料理人が包丁を持ったら、おいしい料理が出来る」
例えはいいが、言い方に問題がある。小さな子に「抉り取る」なんて言葉使ったいいのか、とクロスは少々不安になった。
「だから、使い方をしっかりすれば、魔術はいいものなの。使い方、あたしが教えてあげうるから」
「本当に!弟子にしてくれるの!?」
「まぁ、仕方ないしね。弟子って言うより、助手って方が……」
「やったぁーっ!魔女になれるーっ!」
少女は聞いてはいなかった。嬉しさのあまり、家中走り回っている。
「……“紅い瞳”の説明。よくまあ、あんな良い風に言えたな」
クロスは笑いを噛み堪えながら言った。
「……何が言いたい?」
キッとした表情で、アリスはクロスを睨む。
「いや、ハッキリとその“紅い瞳”の意味を教えたほうがよかったんじゃないかって」
「そしたらあの子、また大泣きするだろ。運悪くば、自殺……」
「なくはないな。例があるし」
ニヤニヤと、クロスはアリスを見上げる。
「まあ、いいだろう。しかし、なぜあの子を弟子なんかに」
「弟子って言うか……あの瞳じゃ、他に行く当てもないだろうし、また狙われないともかぎらない。そばに置いておくだけさ」
「ふうん。ずいぶん気前が良いんだな」
アリスはしゃがんで、悠々と毛づくろいしているクロスを睨んだ。
「あんたねぇ〜、何よさっきから、皮肉ばっかり。なによ、何か文句あるの!」
「文句?大有りだね!あんな小娘いたら、俺がどれだけいじめられることやら……」
「ねーこさん!一緒にお祝いのパーティしよ!」
言ってる間に少女に抱き上げられるクロス。
「や、やめっ、やめてくれっ!」
「可愛いー。猫さん、しゃべれるんだ〜!」
しゃべる猫に、普通にリアクションする少女に、アリスは感心した。
「ねぇ。今まで聞かなかったけど、あんた、名前はなんて言うの?」
アリスは少女に聞いた。少女はクロスをだっこしたまま、ニコッと笑って言った。
「ルリだよっ!」
- Re: 呪われた瞳と愉快な魔女達 ( No.21 )
- 日時: 2010/01/27 23:33
- 名前: 白魔女 (ID: tPOVEwcZ)
第二章——魔女の集い——
一話——退屈な日常
「アリスー!もう朝だよ!」
カーテンをシャーっと開けられ、アリスはまぶしそうにうめく。
「朝って言ったって……あたしは魔女なんだから、遅寝遅起きが正しい生活なの!」
「ほら起きて!」
ルリの癖なのかわからないが、またしても無視されたアリスはうんざりしていた。
(昨日は夜中までよくわからないパーティに付き合わされて、ただでさえ眠いのに……)
布団を剥ぎ取られ、しぶしぶ起き上がる。
「はーやく!朝ごはん作ってよー!」
「自分で作れー!!」
——朝からこんなに騒がしいのは、何年ぶりだろう、とアリスは思った。
早起きしたって、ルリにはつまらないことばかりだった。
アリスは一応店は開いているが、ほとんど客は来ない。だからアリスは読書は昼寝か、店に売る物を作ったりするだけで一日を済ます。そんなつまらない日々に、幼いルリは耐えられるわけがなかった。とはいえ、三日ももったのは、奇跡というべきか。
「つまらないーっ!」
ルリが来て三日目。ようやくルリは音をあげた。
「って言われてもね〜。クロスで遊んでれば?」
新聞を読むアリスは、ルリのほうを見向きもしないで言った。
「もう、飽きたよ〜」
見れば、アリスの店の布を使ったであろう服もどきのものを着せられた死体……いや、クロスが床に転がっていた。
「アリ……ス……。貴様ぁ……」
苦しげなクロスを見て、アリスは冷酷にルリに言い放った。
「ルリ。クロス汚れちゃったから、洗面台で洗ってくれば?あ、お風呂入れてあげて」
「はーい!」
「……!風呂は嫌だーっ!水は嫌いだーっ!」
「綺麗にしましょうね〜」
残ったのは、クロスの苦痛な悲鳴だけだった。
二人がいなくなってから、アリスはため息をついた。
(ルリがつまらないって言うのはわかってたけど……これが日常だからね。でも、飽きて家を出てったら困るし……)
悩んだ末にアリスは、ドライヤーで乾かされているクロスと、それを楽しんでいるルリに言った。
「今夜、サバトに行くよ!」
- Re: 呪われた瞳と愉快な魔女達 ( No.22 )
- 日時: 2010/01/08 21:41
- 名前: 白魔女 (ID: GEbzXJEw)
二話——サバト
「ねぇ!サバトってどんなところ?楽しい?人いる?お祭り??」
サバトに行くと宣言したアリスは、ルリから質問攻めだった。それをとことん無視するアリス。
「なぁ。本当にサバトに連れて行くのかよ?人間の子供だぜ?食われるかも……」
クロスがアリスに向かって言った。が、アリスは慌ててその口を押さえる。いや、口で話しているわけではないが、反射的にアリスはそうした。
「え?食われる?誰が?」
キョトンとするルリ。二人共、ホッと一息つく。
「大丈夫だよ、クロス。あたし一応、あっちの世界じゃ有名だし?知り合い多いし、大丈夫」
「ならいいがな……」
クロスはため息をついた。
サバトとは、簡単に言えば魔女の集会である。金曜日から土曜日までの夜中に行われるパーティで、魔女達は人には言えない悩みなどを、魔女同士、語り合う。魔女達にとっては唯一落ち着ける場所だろう。そして人間にとってはもっとも落ち着けない場所だろう。魔女達がいるからもそうだが、サバトは悪魔達も集まるのだ。そう、クロスも——。
「久々に友達に会えるんだよ?クロス」
アリスはクロスの背中を撫でるが、はたかれる。
「猫扱いすんなよ。大体、誰のおかげで「久々」になったと思ってる。ここ最近、ずっとサバトに行かなかったじゃねぇか。それに、ルリを連れてって、どうするんだよ」
アリスははしゃぐルリを遠目で見ていった。
「いや……ルリが喜ぶと思ってね。サバトには、色んな魔女がいるから、退屈しないでいいと思うし。色々報告あるし」
アリスはポケットから、この前女が持っていた“魔法石”を取り出した。
「っ!お前、それ持ってきたのか」
「当たり前よ。誰かが回収しなくちゃ、また悪いヤツの手に渡ったら危ないし。第一、これは外をうろついちゃあ駄目なのさ」
「ふぅん」
アリスは石を夕日に照らした。黒い魔法石は、不気味な紫色に輝く。
「それに、この子の話もしなくちゃねぇ。あぁ、久々に面倒なことになりそうだ」
物置から箒を取り出すアリスを、クロスはじっと見ていた。
- Re: 呪われた瞳と愉快な魔女達 ( No.23 )
- 日時: 2010/01/08 21:50
- 名前: (( `o*架凛 ◆eLv4l0AA9E (ID: 81HzK4GC)
サバト、魔女の集会か〜。
私も行ってみたいな……なんてww
アリス、ルリを連れていって一体どうするの……?
“呪いの印”……何か怖いぞ……。名前の響きが(?)
アリスも紅い瞳だったのか……驚き((ロo
- Re: 呪われた瞳と愉快な魔女達 ( No.24 )
- 日時: 2010/01/08 21:52
- 名前: アルフ ◆wSaCDPDEl2 (ID: ykAwvZHP)
飽きないよ〜ここ
サイコティスカもいいけどここも面白い
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