ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 歪んだ世界 短編集化
- 日時: 2010/02/08 10:57
- 名前: 邪狼 ◆XRTr.Bg.qw (ID: nXlmokR.)
クリック、ありがとうございます!
初めまして又はこんにちは!邪狼です!
主人公が動物ばっかだった僕もがんばって違うものを主人公にして見ました!
と言っても人間ではないと思いますが……
えっと、文章はド下手なので嫌な人は止めておいたほうがいいです。
荒らしさんは来なくて結構です。てか来ないでください。
グロくありません……(自分的に)
なんか短編集的な感じで構成されています。
できたらコメントを恵んでください……
そんなこんなで頑張って行きたいと思います!
+お客様+
・テイルs
・刹那s
・禰音 鏡幻s
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- Re: 歪んだ世界 短編集化 ( No.32 )
- 日時: 2010/02/07 19:06
- 名前: 刹那 (ID: AjzyS2SC)
こんにちは♪また来ました☆
望むもの、終わりましたー^^
でも、ほかの作品作るんで、今後よろしくお願いします♪
- Re: 歪んだ世界 短編集化 ( No.33 )
- 日時: 2010/02/08 08:57
- 名前: 邪狼 ◆XRTr.Bg.qw (ID: nXlmokR.)
新しいの作ったらすぐ見に行きますよ!!
絶対行きます♪
- Re: 歪んだ世界 短編集化 ( No.34 )
- 日時: 2010/02/08 10:53
- 名前: 邪狼 ◆XRTr.Bg.qw (ID: nXlmokR.)
第三話
……君って走るの遅いんだね。
「はぁ……はぁ……」
早く行かないとどうなるの?
何でそんなに怯えている?
僕、君のことあんまり知らない。
けど、君がそんな顔をしてるとなんか変な感じになる。
なんだろ、これ……。
「はぁ……ついた」
家に着いたんだ。
ここが君の家?
「た、ただいま……」
自分の家なのに何故そんなに怯えてるの?
「咲!今何時だと思ってんの?!」
「ご、ごめんなさい……」
パンっ!
中から大きな怒鳴り声。
そして謝る君。
その後に何かを叩く大きな音。
「本当にトロイよね!私はそんな子に育てた思いはないわよ!」
「うぅ……ごめんなさい」
……この声、君のお母さん?
さっきの音は君を殴った音?
「なんで、美紀はちゃんとできるのにあなたはできないの?!」
……美紀って誰?
「…………」
何で黙るの?
言い返さないの?
君、おかしいと思わないの?
「……ごめんなさい」
「わかったなら早く勉強しなさい」
「はい……」
おかしいよ。
僕はそう思う。
君はそう思わないの?
おかしいおかしいおかしいおかしい……
- Re: 歪んだ世界 短編集化 ( No.35 )
- 日時: 2010/02/09 20:59
- 名前: 邪狼 ◆XRTr.Bg.qw (ID: nXlmokR.)
第三話
家族って優しいものじゃないの?
僕はそれを目指していつも生きてたんだよ?
なのになんで? 僕が目指してたことは叶わないのかな?
この僕にも家族いた頃があったよ?
けどすぐに無くなっちゃった。
僕のせい? いいや家族のせい。
家族が僕を拒絶した。だから僕は優しい家族を望んでいる。
その優しい家族の候補に君が入ってたんだ。
けど、それは無理みたい。
君は今日死んでしまったのだから……
パンッ バンッ
「だからあなたって子は!!」
「ごめんなさい、ごめんなさい」
殴る音。君の悲痛の叫び。
けど、相手は聞き取ろうともしない。
パンッ バンッ
「…………」
終いにはこの始末。
ただただ殴ってるだけ。何も感情はない。
「……あなたなんて生まなきゃよかった」
相手は軽い気持ちは言ったのに君はその言葉に絶望した。
「……どっかいって」
「…………」
無言で部屋へ帰っていく君。
その君を追いかけなかったほうがよかったのかな?
でも、君が逝くのはちゃんと見届けたからね……
————部屋の中は血の海。
その真ん中に手首を切った少女。
少女の顔には一筋の涙が伝っていた。
- Re: 歪んだ世界 短編集化 ( No.36 )
- 日時: 2010/02/10 23:17
- 名前: 邪狼 ◆XRTr.Bg.qw (ID: nXlmokR.)
第三話
ここは暗いくらい森の中。
そこに一人の女性。
それを狙う黒い野獣。
女性は気づいていない。
野獣は静かに女性へと近寄っていく。
女性はまだ気づいていない。
野獣は女性の後ろにいる。
女性が気づいた。
けどもう遅い。
グチャ……ネチョ……
野獣は女性を食いちじって行く。
そして食べる。
クチャクチャ……
野獣の瞳には復讐の炎。
女性の瞳には恐怖の感情。
グチョ……クチャ……
野獣は女性を食べきった。
けど収まらない。
この復讐の炎は収まらない。
「グルルルルルルルル……」
野獣はそう唸ると暗い森へと消えていった。
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