ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 宝探し屋 〜秘宝を探し出せ!〜
- 日時: 2010/02/01 18:37
- 名前: クロウ ◆ebVNSpzUfE (ID: F.VKszn7)
初めましての人もいますね。静弥です。
今回は、<<宝探し屋>>が秘宝を探して学園へ! ってな感じのを書こうと思います。
あ、いつものお願いを聞いてください。
〜お願い〜
1、小説、面白くないかもです……。
2、これは、現実で起こらない現象がバンバンでます。
3、荒らし、チェーンメールは止めてほしいです。
では、始まり始まり☆
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- Re: 宝探し屋 〜秘宝を探し出せ!〜 ( No.3 )
- 日時: 2010/02/02 20:43
- 名前: クロウ ◆ebVNSpzUfE (ID: /bs85MAK)
第一話『だって、使えない道具は、捨てるしかないだろう?』
飛行機の中には、九龍の兄、翡翠さん。
と、もう一人、九龍とよく似た少年。
「……誰?」
九龍が、少年を指さし、そう聞いてくる。
俺に聞くな、と返してやると、九龍は翡翠さんの方を見つめた。
翡翠さんは、紅茶を一口飲んでから、こう言った。
「あぁ、九龍のDNAを使ったクローンだよ。名前は、紅蓮」
……クローン? 俺等の協会って、そんなもん作るとこじゃないよな?
ってか、この子、何で……こんなとこにいるの?
「翡翠、この人は、何でここに……」
「あぁ、成功かどうか試すらしいから、一緒に遺跡探索をするらしいよ。壊れたら、捨てろって……」
龍兄の問いに帰ってきた答えが、これだ。
酷いな。作られた物でも……、人間なんだろ?
なのに、捨てるって……。
そう思いながら、九龍の方を見てみると……?
とても、綺麗に微笑んでいた。
九龍は、静かに口を開き
「……捨てる? 何で?」
と、翡翠さんに聞く。
翡翠さんは、ため息をついて、こういった。
「だって、使えない道具は、捨てるしかないだろう?」
その言葉を聞き、九龍は顔をゆがめた。
「……協会の人間の勝手な都合で作られたこと人を、自分たちの都合で、捨てる?」
九龍は、小刻みに震えながら、続けた。
「ふざけないでいただきたいですね。人としても認めてもらえない、しかも、最後には捨てられるなんて……」
兄や、協会には反抗したりしない九龍がこんなことを言ったのは、初めてだ。
翡翠さんは、ため息をついて、また紅茶を一口飲む。
「九龍、止めなよ。僕は、こういう扱いには慣れてるから」
紅蓮がそう言って、九龍をなだめる。
九龍は、口を閉じ、うつむく。
翡翠さんは、九龍の事は気にせず、俺達に依頼内容を告げた。
「今回は、東京にある学園の、地下遺跡にある秘宝を探してほしい。東京に着くまでに、準備でもしておくといいよ」
翡翠さんはそう言って、紅茶を一気に飲み干す。
……じゃあ、翡翠さんの言った通りに、準備でもするか。
- Re: 宝探し屋 〜秘宝を探し出せ!〜 ( No.4 )
- 日時: 2010/02/03 20:40
- 名前: クロウ ◆ebVNSpzUfE (ID: z9DnoDxA)
第二話『だから、僕が王子でこの人が……イエ、僕は王子です』
ここは、ホテルの一室。飛行機から降りたら、ここに案内された。
皆、準備が終わって、部屋でくつろいでいたら、龍兄が
「あ、アレ頼むの忘れた」
と呟き、携帯用のPCを開く。
まさか、翡翠さんを呼ぶ気じゃないよな?
翡翠さんの部屋、俺等がいるとこより離れてるし……。
そう思っていると、ドアをコンコンとノックする音が聞こえた。
まさか……。
「龍麻、話ってなんだい?」
やっぱり!
ドアの向こうにいたのは、翡翠さん。
確か、龍兄がメール送って五秒しか経ってないはずなのに……。
そんな事は気にせず、翡翠さんは、九龍が座っているベッドに座る。
で、龍兄が言ってたアレって?
「服がヤバい」
………………。
全員、固まった。
服がヤバい、って、こんなときにそんなこと言うワケ!?
「だってさ、学園で生活すんのに、制服と靴と鞄は指定の物、あとはシャツとズボンと下着だけ!
だから、買い物行くの!」
女かあんたは! 女の九龍もそんなこと言わなかったのに、あんたが言うのか!?
俺と龍兄って、本当は血がつながってないんじゃないか?
「大体、そんな恰好じゃ学校で『緋勇君、カッコいいけどセンス最悪』とか言われそうだよ、オイ!」
「カッコいいってのは前提なんですね」
九龍の言葉は無視して、龍兄は翡翠さんを説得する。
ってか、前の高校でそう言うこと言われてないのに、今更そんなこと気にすんな。
「……解ったよ。今から買いに行こう」
翡翠さんがそう言うと、九龍が手を上げて
「じゃあ、僕も買いたいものがあるのでいいですか?」
と聞いた。
そう言うことは、先に言っとけ。
龍兄が呼んだときにいっとけ。
「……何買うの?」
紅蓮が、九龍に聞く。
九龍は
「え? シャツと、布生地と、ぬいぐるみと、日記帳と、スケッチブックと……」
と、買いたいものを一回もかまないで言いきった。
多い、な。
女って買い物とかすると、買ってくる物多いけど……。
九龍もそんなもんなのか?
「そう、お姫様の願いなら、そこの王子様がかなえてくれるんじゃない?」
翡翠さんがそう言って、紅蓮を指さす。
九龍は、それを聞いて
「だから、僕が王子でこの人が……イエ、僕は王子です」
と、何か言いかけたが、訂正した。
一体、何と言おうとしてたんだろうな。
ま、良いや。さっさと買い物済まそう。
- Re: 宝探し屋 〜秘宝を探し出せ!〜 ( No.5 )
- 日時: 2010/02/08 19:08
- 名前: クロウ ◆ebVNSpzUfE (ID: yv2iENnn)
第三話『今日、転校生って事にして入学したぜ』
「えっと、葛葉 九龍と」
「葛葉 紅蓮と」
「緋勇 幽美です」
ここは、目的地。東京にある学園だ。
俺達は、新入生って事でここで生活するらしい。
これで、大体の自己紹介終わった……。
あとは、席に座るだけか。
俺達は、買い物を済ませて、学校に来た……ワケだが。
なんか、見覚えのある青髪の生徒が隣にいる。
「俺は、九条 秋葉。よろしくな!」
やっぱり秋葉か!!
秋葉、昔の友達で、いまは敵で。
そんな感じの、不思議な関係。
ってか、コイツがいるって事は……もしかして……。
「じゃ、席についてください。あ、僕は国語担当の、橋場 要です。これからよろしくお願いします」
要先生がそう言って、こちらに笑いかける。
俺も、とりあえず笑い返す。
とりあえず、席について……。
あとで、秋葉に聞いてみよう。
あいつ、こっちに来てたら嫌だな……。
昼休み、秋葉が俺と九龍に話しかけてきた。
「よ! またあったな」
よ! じゃねェよ。
俺、お前がここにいるって知って今までにないほど吃驚したぞ?
それより、俺、お前に聞きたいことがあるんだが。
「あのさ、お前がいるって事は、喪部……」
「今日、転校生って事にして入学したぜ」
マジか! 俺達兄弟の学園生活終わった!
ってか、龍兄とクラス同じって事はないよな。
そんな事があったら……。恐ろしくて想像できない。
「喪部さんも、ここにいるんだ……」
九龍が、嬉しそうにそう呟く。
俺にとっては、最悪の知らせだがな!
「あ、それより、購買にパン買いに行かないか?」
秋葉が、そう聞いてきた。
購買、何処にあるか知ってるかって聞いてもいいか?
「秋葉、購買ってどこにあるか……」
「忘れかけてる」
忘れかけてる、って、入学する前に学校の構造とか覚えようとしてたのか。
ま、いいや。とりあえず、購買を探そう。
そう思いながら、俺は三人と一緒に、教室を出た。
- Re: 宝探し屋 〜秘宝を探し出せ!〜 ( No.6 )
- 日時: 2010/02/07 20:39
- 名前: nanasi (ID: XTwzLzPc)
なんかすらすらと話の内容とか、登場人物の紹介とかが入ってきてすごい読みやすかったです
続き楽しみにしています
- Re: 宝探し屋 〜秘宝を探し出せ!〜 ( No.7 )
- 日時: 2010/02/08 10:07
- 名前: クロウ ◆ebVNSpzUfE (ID: cPNADBfY)
nanasi様へ
話が読みやすかった、ですか。それは良かったです。
続き、多分今日中には書きますので、待っていてくださると嬉しいです。
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