ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 赤い吐息
- 日時: 2010/03/21 23:05
- 名前: Lebo (ID: lxWybX4m)
指摘/感想大歓迎です
初心者なんでお手柔らかにお願いします
- Re: 赤い吐息 ( No.4 )
- 日時: 2010/03/10 22:12
- 名前: Lebo (ID: fgNCgvNG)
>>虎王さん、ありがとうございます^0^励みになります。
- Re: 赤い吐息 ( No.5 )
- 日時: 2010/03/13 15:14
- 名前: 修也@ ◆ohF1HVPuR. (ID: BsB4CdF8)
>>Leboさん
はじめまして!修也@です
小説、おもしろいですwww
がんばってください!!
- Re: 赤い吐息 ( No.6 )
- 日時: 2010/03/13 19:04
- 名前: Lebo (ID: sxKEM2AA)
>>修也@さん、こちらこそ初めまして^0^そういってもらえると光栄です
- Re: 赤い吐息 ( No.7 )
- 日時: 2010/03/14 10:32
- 名前: Lebo (ID: ZtEKXS3z)
「ちょっとセイ!私のゲームを勝手に遊んだでしょ!?」
「し、しらない」
白々しいほどに私に背を向けて、ぬいぐるみと遊んでいる
これだから子供は嫌いなんだ
挙句の果て私の丸一日かけてクリアしたセーブデーター消去するし
この前だって私の買ってきたお菓子勝手に食べるし
「いい加減にしてよね!」
さすがに私も我慢ならなかったので怒鳴りつければ
ついに、セイは目尻に涙を浮かべ、大声で泣き始めた
「泣いても許さないんだから!」
「ママーッ!」
泣き叫んだかと思うとリビングの方にいる私の母親の方へ縋り付いた
「あなたお姉ちゃんなんだから、優しくしなさいよ」
「だって、セイが・・」
「いいわね?」
「・・・・ッチ」
わざとらしく私は舌打ちして、さっさとスクールバッグを荒々しく掴んで家を出た
もちろん、”いってきます”なんて言わずに乱暴に大きく音を立てて玄関の扉を閉めた
「あの子ったら本当、成長しないわ」
閉める際にリビングから母のその言葉とため息が聞こえたが、あえて無視した
セイが私の家に来てからこればっかりだ
今までは私に優しかったのに、なんでよ
セイばっかり構っちゃって、わが子の方はほったらかしで
お姉ちゃんだから、って毎度毎度そればっかり
私、なにも悪いことやってないじゃないの
- Re: 赤い吐息 ( No.8 )
- 日時: 2010/03/13 20:00
- 名前: Lebo (ID: sxKEM2AA)
私は登校時いつも一人で歩いている
特に友達も多いわけでもないが少ないわけでもない
ただ、登校時間が毎日曖昧だから集合したって遅れることが多いからだ
「はぁ・・・」
今朝の家であったことを思い出してため息をついた
なんで私ばっかり怒られなきゃならないの
ふと立ち止まって朝の新鮮な吸っていれば自転車が後ろから走ってきた
相変わらず人気のない、いつもと変わりない風景
変わったのはお母さんだけだ
「・・ッ!」
肩から無理やり引きずられる痛み
それに怯んで、スクールバッグを持つ手の力を緩めてしまった
「うそ・・・」
スクールバックを自転車を運転していた中年男に取られた
なんてことだろう、こんなの聞いたことない
財布なんて入っていない中学生のカバンなんてどうするつもりだ
まさか、ロリコンなどという変態?嫌だ、気持ち悪い
「待ちなさいよ!」
そこまでスピードが速くない自転車を走って追いかけた
走りにとても自信があったわけではないが、女子としては程々に早かったと思う
一生懸命追いかけても自転車との距離は遠くなる一方だった
なんてついていない日なんだ、最悪だ
ふと自転車は曲がり角を曲がった
息が上がってきた私に疲労が迫ってきた
段々ペースが下がってくる
(あれ、そっちゴミステーションじゃなかったけ?)
なんと、馬鹿なことに犯人は自転車ごとゴミステーションに突っ込んで転倒していた
私が駆け寄ったときには、既に顔が青ざめていた
「・・・・・・」
転倒して右足を怪我して歩けないらしい男と見詰め合った
犯人の男はしばらく固まっていたが、ハッとしたように私のカバンをごそりと漁った
「ちょっと、何してるのよ」
男は私のカッターを取り出した
(刺されるっ)
瞬間、目を硬く閉じた
しかし衝撃はこない、その代わりに男の叫び声と肉を貫く音が聞こえた
「え?」
予想外に、男は自らの胸を刺した
血の付着したカッターは私の足元に転がっていた
男の叫び声を聞きつけたらしい、若い青年が走ってこちらに向かってきた
状況が把握できていない私はポカーンとしていた
「だ、たすけでぐれ」
中年男は青年に助けのようなものを乞いた
(自分で刺しておいて何を言ってるんだ?)
そう思っている隙に、青年は私を取り押さえた
「大丈夫です、犯人は取り押さえましたから。今救急車呼びます」
犯人?この私が?まさか、嵌められた?
「ねぇ、ちょっと!どういうことよ!」
そう叫べば容赦なく青年は私の顔を地面に押し付けた
「痛っ」
「黙っていろ」
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