ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 狂い終わりし世界の夢 出して欲しい英雄募集
- 日時: 2010/04/03 06:06
- 名前: 六番目の灰ネズミ ◆s1dPr7GiEs (ID: 1SUNyTaV)
こんにちは。初めまして。灰ネズミです。
今回はギャグも多少含んだシリアスな話を書いてみたいと思います!
どうか暖かな目で見てやってください!
- 狂い終わりし世界の夢 その一 ( No.1 )
- 日時: 2010/03/19 13:26
- 名前: 六番目の灰ネズミ ◆s1dPr7GiEs (ID: Ocs18kVY)
登場人物
神堂 演音(カミドウ エンネ)
17歳 男
ごくごく普通の高校生。
少し熱血漢。
フェミア
?歳 女
謎の少女
プロローグ
「あなたの手で終わらせて・・・。この・・・狂った物語を・・。」
一人の少女が目をつぶり、そう呟き涙を流す。
また、この夢か、と神堂演音(カミドウ エンネ)は思った。
いつも見る夢。
夜が明けない世界。誰もが狂っている世界。少女と二人でその世界を旅する夢。
そして、少女を自分が殺さなければいけない夢。
名も知らぬ、どこにいるかもわからない。
夢の中で出会っただけの少女を。
世界が紅く染まる。
- 第一幕 第一話 ( No.2 )
- 日時: 2010/03/20 05:27
- 名前: 六番目の灰ネズミ ◆s1dPr7GiEs (ID: Ocs18kVY)
「・・・。」
うんざりとした表情を浮かべ体を起こす。眠い。
「・・・。寝た気がしねぇ・・・。」
だが、寝ているわけにはいかない。
ゆっくりと起き上がり、階段を降りる。
「母さん今日朝飯なに〜?」
返事がない。台所をのぞいてもいつものエプロン姿の母はいない。
それどころかいつもうるさい弟たちがいない。
(寝坊したか・・・?)
そんな風に考えるほどだった。
そしてもう一つの疑問が生まれた。
「暗い・・。」
まるで、まだ夜ですとでも言いたそうな感じである。
しかし、この俺はのんき・・・というか実にマイペースな人間である。
「新聞、とってこよう。」
日課となっている朝刊を取りに玄関に向かう。
『がちゃり』
鈍い音を立て玄関の扉が開く。
- 狂い終わりし世界の夢 第一幕 第二話 ( No.3 )
- 日時: 2010/03/21 06:00
- 名前: 六番目の灰ネズミ ◆s1dPr7GiEs (ID: Ocs18kVY)
- 参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_m/view.html?394518
(描いていただいた 演音 を貼らせていただきました)
『ゴッ』
一歩足を踏み出すとナニカが足に当たる。
「ん?」
足元を見ると金の髪をした少女が倒れていた。
「は?え?ええ!?えっ?なにこれ!?え?あ!救急車!!」
家の中に戻ろうとすると・・・足をつかまれる。
「うっきゃぁぁぁ!?ごめんなさい!ちゃんと供養しますぅぅぅ!!」
とっさに正座をして手を合わせる。
「勝手に・・・殺さないで・・・。お腹・・・。減ったの・・・。」
弱弱しい声で目の前の少女がつぶやく。しかたがない。家に入れるしかない・・・。
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