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- 夜空と僕
- 日時: 2010/04/27 15:12
- 名前: 修羅人 (ID: JgiXnGnD)
【夜空と僕】
初めまして。修羅人といいます。
面白い小説が書けるように、一生懸命頑張ります。
アドバイスとか、まってます。
感想・コメント、気軽にしてくださいね。
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- 夜空と僕 ( No.1 )
- 日時: 2010/03/20 13:31
- 名前: 修羅人 (ID: JgiXnGnD)
僕は、少し怖かったが、声を張り上げて言った。
「此処は何処なんだよ!!早く僕を家に帰せ。」
だが男は、にっこりと笑って言った。
「私には時間が無いのです。貴方を家に帰すなどという時間は有りません。ねぇ、青樹様。」
早く帰らないと、父さんや母さんが心配してる。
焦り出した僕を、ひょいと担ぐと、別の部屋に運んだ。何を言っても無駄だ。と思った僕は、抵抗はしなかった。やがて、さっきの部屋よりも立派な部屋に着いた。男は、僕をソファに座らせると、隣に座った。
そして、ひざの上で腕を組むと、言った。
「青樹さま、貴方は御自分がどの様な血筋の者かを、ご存知ですか?」
何故、そんな事を今聞くのかは分からなかった。
「そんなの、興味も無い。」
無愛想に答えた僕。
「貴方は、完璧に仕事をこなす、立派な殺し屋のお孫さんなのですよ。」
「はァ?!」
此処まで手荒な事をしておきながら、ドッキリか??
「おじいちゃんは、普通の人だ。」
「えぇ。それは、引退されましたから。」
「お父さんも普通だ。」
「それは違います。」
(下手な嘘のドッキリだ。)
僕は、大きく溜息をついた。
「じゃあ、お父さんは何をしているんだよ?お前は、そんな事知らないだろ??」
「結羅様のご両親は、どちらも殺し屋ですよ。」
「・・・ふっ、あはははは・・・・
良い大人が、何をそんな見えすぎた嘘を付いているんだよ?」
「嘘では有りません。」
きっぱと言った男は、嘘を続けた。
「貴方にも、その仕事を受け継いでもらわなければなりません。」
「いやだね。」
(訳分かんね。)
席を立とうとした僕。
「はぁ。」
男は溜息をついた。
そして、言った。
「こんな事をして、貴方に素質があるかなんて調べたくありませんが、貴方が何も信じてくれなさそうなので・・・・申し訳ありません。」
その言葉には、耳を傾けなかった・・・が
ドアノブに手をかけたときだった。
ヒュン______
何かが、耳を擦った。
ダラッ____
温かい物が、首に垂れてくる。
「痛っ!!」
(・・・?!血)
「お前っ!!正気かよ?!いくらドッキリでも、ここまですんなよ。」
「貴方が、青樹の血を継いでいるのか?信じてくれないなら、この方法が一番手っ取り早いのです。」
男は、両手に5本のナイフを構えていた。
「ご両親も、より強い血を残したいのです。そうして青樹家は繁栄してきたのです。弱い者は切り捨て。」
嘘だ。僕の母さん、父さんが、そんな事思ってるはず無い。
ヒュッ____
次のナイフが、僕のすぐ隣に刺さった。
「さぁ、次です。」
ヒュッ____
続く
- 夜空と僕 ( No.2 )
- 日時: 2010/04/02 14:26
- 名前: 修羅人 (ID: JgiXnGnD)
コイツハ、ナニヲカンガエテイル・・・?
まともな思考が無くなった頃______。
僕は、血だらけだった。真っ白だった服は、美しく赤に染まっていた。
コワイ
コワイ
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
「はぁ、青樹の後継者がこんなにか弱いとは。ガッカ リです。何年・・・何百年・・・青樹家は此処で終わりで すか?」
その言葉に、僕は言い返す事さえ出来なかった。
体力がもぅ無い。
僕は、体中に傷が出来ていて、痛みが止まらなかった。
酷い傷を僕は、そっと手で押さえた。
(こいつ、頭おかしいな。誘拐犯か何かだろ?こんな 風に最後まで嘘付いて、僕を殺すのか?)
ナイフが、飛んでこない。
男は腕を組み、僕をまじまじと見ている。
意識が遠くなっていく。
寒いのに、痛みは無かった。
(なんだよ、こんな死に方。)
平凡だった僕の人生
一瞬にして崩れ落ちた当たり前
幸せに気づかなかった?
そうだろうな。
僕は死ぬ
あの
当たり前、退屈で良いから・・・・
もう一度戻りたい。
死にたくない
シニタクナイ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「サヨウナラ。」
そう聞こえた気がした。
だんだんと気が遠くなっていく。
ほぼ死んだも同然な意識で、僕は言った。
「シニタクナイ」
あぁ。
この願いは届かないでしょう。
涙が、弱々しく頬を伝った。
その時__________。
操られているのか?
意志で動いているのか?
僕にも分からなかった。
体が、空気になったのか?
と、錯覚するほど軽くなった。
そして、最後に飛んできたナイフを、中指と人差し指の間に挟む様にして止めた。
『かっる。リアルにヤバくね?俺、シンジャウジャ ン。』
凄い。興奮する。力が漲っている。
『死ぬわけねーか?まず、お前がシヌンダヨ。』
僕はそう言うと、男に向かってナイフを投げ返した。
『ん。お前のダロ?返してやるよ。』
周りのナイフも全て投げた。
男が投げた時より、高い音が出ている。
(このままなら、殺されない。)
男の肩に、ナイフが刺さった。
「・・・・・・っ!!」
『ははっ、声も出ねーか?』
そして、最後に投げたナイフが男の心臓に向かって飛んでいく。
それは、そのナイフは・・・・
掴み、止められた。
「はぁ。結羅、僕は血腥いの嫌いなんだ。」
知ってる。
そう言ったのは、僕の従兄弟。
「流石、本家の血だね。」
その言葉を聴いた瞬間、僕はその場に崩れ落ちた。
力が入らない。
少しでも動くと、傷口から血が吹き出る。
「すぐに傷の手当てしないとね。」
・
・
・
・
・
原水龍切。(Hraizu ryuuki)
僕の従兄弟。
最近会ってなかったな。
まぁ、イケメンで優しくて天使のような・・・?
一人っ子の僕の兄のような・・・存在。
それが、誘拐犯の処に居る。
血だらけの僕を見て、慌てない。
コイツは、偽者か?
目が覚める頃_______。
ベットに寝ていた。
全身痛くて、まともに息も出来ないくらい苦しい。
ゼーゼーと、息をしながら辺りを見回した。
包帯が巻かれているので、動きにくい。
僕の隣に、龍切。
そして、お祖父ちゃん。
心配そうでない。
(はぁ。喧嘩売ってるのかよ?・・・呆れる)
「ァ・・・ガ・・・」
喋ろうとしたが、上手くいかない。
「オォ・・・、お爺・・・チャ・・・。」
お祖父ちゃんは、僕の手を握った。
龍切は、嬉しそうだった。
「結羅、立派になったノォ〜。」
呑気なお祖父ちゃん。
龍切が、僕に話しかけた。
「本当だね、流石だよ。本家の血は強いネェ。」
「殺し屋として、頑張るのじゃぞ。」
青樹徹人(Aoki tetuhito)
お祖父ちゃん・・・・??!!
何言ってるの?!
殺し屋?嘘だろ?こんなの現実にある分けない!!
夢なのか?
俺は、人殺しになんかなりたくない!!!!
・・・・・・・・・・・・・あぁ。そっか。
お祖父ちゃん、ボケたな。
まさかそんなに酷いとは・・・
続く
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