ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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お人形遊び
日時: 2010/04/09 16:39
名前: ねこまる (ID: EJiOtxGl)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode=view&no=14026

こんにちはーっと!
タイムロードがなんか詰まったので息抜きにと書いてみますー。

メインはタイムロードですけど^^;

タイムロード=シリアスなファンタジー

お人形遊び=こわい^^;?

てな感じです!

(σ・ω・)σ宜しく♪

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Re: お人形遊び ( No.6 )
日時: 2010/09/02 17:50
名前: ねこまる (ID: EHM01iHp)

『ふふ。こんばんわ。』

驚きの余り馨は唯にしがみついた。

「どうしたの?」

少女に気づいていない唯は馨を離そうとする。

『彼女には見えないわ。』

また響いた。少女のかん高い声・・・。

いつのまにか打つ音は止まっている。

『貴女は選ばれたの。』

にっこりと微笑んだ。

Re: お人形遊び ( No.7 )
日時: 2010/09/02 18:08
名前: ねこまる (ID: EHM01iHp)

刹那。

唯が独り言をつぶやいた。

「やっぱし一人で来るんじゃなかったや。」

え・・?

『貴女の存在をこの世界から消したの。』

消し・・た・・?

『そう。貴女は神になるの。』

少女は静かに微笑む。
微笑みは冷たかった。

Re: お人形遊び ( No.8 )
日時: 2010/09/02 18:18
名前: ねこまる (ID: EHM01iHp)

「わたしが・・・神?」

そんなわけない。

そんなことがあってたまるか。

『あなたをいじめた人。』

え・・?

『罵った人・・・。』
『貴女の手で罰を与えない?楽しいゲームよ。』

行ってはだめ。と心のアラームが鳴り響いても少女の手をとらずにはいられなかった。






彼女の過去を見れば分かるだろう。
手をとった理由が。

Re: お人形遊び ( No.9 )
日時: 2010/09/03 13:05
名前: ねこまる (ID: EHM01iHp)

遡ること4年前。

それは彼女が小学校5年の時のことだった。

「同じ名前でもぜんぜん違うんだなー!」
この男子の一言がきっかけで彼女はいじめられるようになる。


馨のクラスには同じ漢字の馨という女の子がいた。

彼女は日下部馨、髪は少し茶色っぽいロングで
背もそこそこあり、なんと言ってもとても明るかった。

対して馨は、黒のセミロングで背も低い。
そして内気だった。

「お前キモイんだよ。」

最初は男子だけだった。
だが、1ヶ月。2ヶ月と過ぎていくごとにイジメル人が増えていった。

「大丈夫?馨ちゃん。」

クラス中が敵に回っても当の本人、日下部馨は馨のことを守ってくれた。

***********☆

いじめが始まり3ヶ月たったくらいのころだ。

「馨ちゃん!今日うちにおいで!」
彼女は馨をうちに来るようにと誘ってくれた。

うれしい・・・・・。

ひさしぶりの誘いで馨は涙が出そうになるのをグッとこらえる。

「ありがとう。いくよ!」

いつ振りだろうという明るい声で返事をする。

日下部馨は冷たく微笑んだ。

Re: お人形遊び ( No.10 )
日時: 2010/09/04 16:42
名前: ねこまる (ID: EHM01iHp)

じゃあ4時に公園で!と言い残して日下部は走っていった。

「ふふ」
日下部は自分の家の前に来ると静かに笑った。

「さいっこうの地獄を見せてア・ゲ・ル」
「みんなに連絡しないと!」

日下部は家に入っていった。

「お母さん!今日みんな遊びに来るから!」
はいはいと返事を聞き日下部は電話へ駆けてゆく。

ピポパピポパプー……

「あっ!聞こえる?」
一人一人に電話していく。

「コレでよし・・・。」

***********☆

4時前。馨を迎えに行く時間だ。

「残りは任せたよー!」
日下部は公園へ走っていく。

「あっ!」
馨は手を振っている。
「じゃあ行こうか!」

日下部は馨を招待した。
自分の家という地獄へ・・・・。


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