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デスタイム 〜二十四時間以内〜
日時: 2010/05/09 13:48
名前: カスタードクリーム (ID: JgiXnGnD)

★デスタイム★〜二十四時間以内〜          
初めまして。カスタードクリームです。初心者なんで、慣れない所も有りますが、よろしくお願いします。
コメント・感想♪書き込んでくれると、スッゴク嬉しいです。気軽にコメントしてして下さいね。


>>1 人物紹介 
>>2 プロローグ
>>3 第1話 【ゲーム開始】
>>4 第2話 【目の前の現実】
>>5 第3話 【新ルール】
>>6 第4話 【裏側のヒント】
>>7 第5話 【嘘か真か】 
>>8 第6話 【突然の危機】
>>9 第7話 【こんな事……】
>>10 第8話 【足手まといなら__】
>>13 第9話 【男の目線】
>>14 第10話 【最初のヒント】
>>15 第11話 【怪しい奴】
>>16 第12話 【逃げたくない!!】
>>17 第13話 【運命の連鎖】
>>18 第14話 【協力と殺意】

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デスタイム 〜二十四時間以内〜 ( No.9 )
日時: 2010/04/30 21:08
名前: カスタードクリーム (ID: JgiXnGnD)

「おいっ、離れるなよ!。」
俺達は、ぎりぎり無事。
始めに切った手が、痛み出した。
「…………っ!!……」
息を詰まらせながら、必死に走る。
俺も、明良も運動部に入っていて、体力には自信がある。
麗子も、俺達に無事着いて来れている。
鋸を持った男は、不自然な程ペースを落とさずに、俺達を追っている。
「こっち!!」
明良は、安全そうな部屋を見つけたそうだ。
俺と、麗子はその部屋に、飛ぶ様にして入った。
明良はすぐに扉をしめ、重そうな物を片っ端から扉の前に置き始めた。
「先輩、麗子さん!!手伝って。」
一安心したのもつかの間。
俺と麗子も、重そうな物を取ると、扉の前に置いた。





ドンッ___ドンッ___





暫く、扉を叩く音がしたが、数分もしない内に音は、しなくなった。
「ふぅ。」
俺達は、安心した様に息を吐いた。

『あれ……逃げ切っちゃった…………。』

「!?」










声は…………この部屋の中からする____。


この部屋、物が沢山あって、室内に誰かが居ても分からない。
俺達は、一瞬で凍りついた。

『折角、ヒントへのチャンスだったのに……。』

声は、俺達の周りを、グルグルと回っている様に、忙しなく移動している。

『誰かを裏切って置き去りにすれば、あの人が殺してくれたのに……』

そんな…………
こんな風な、事もあるのか?!





残り時間___21時間23分___

デスタイム 〜二十四時間以内〜 ( No.10 )
日時: 2010/04/30 22:17
名前: カスタードクリーム (ID: JgiXnGnD)

本当に、此処から出られるのか?
少しずつ俺達は、諦め始めていた。
さっき聞こえた声は、いつの間にか消えた。
一体、どうやって移動しているんだ……。
「先輩、その傷大丈夫ですか?」
明良が、俺の手を見て言った。
さっきまで、混乱状態だったのにな……。
追いかけられた時は、明良が居なかったら、殺されてた。
麗子も、ハンカチで俺の手を、縛って止血しようと頑張っている。
俺は、言っていなかったが、逃げている途中に足を負傷して、今ではただの足手まといだ。
此処に来て、目の前で人が殺され……俺達自体、いつ殺されるのか分からない状態だ。
「よしっ……」
俺は、ある決断をした。
「麗子」
「何?」
「お前、成績どのくらい?」
「急に何よ?……自慢じゃないけど、一位よ。」
「そっか……頭、良いんだな。」
麗子は、訳が分からないと言う風に、首を傾げた。
「明良」
「何?」
「お前、まだ元気か?」
「うん……先輩、如何した?」
二人とも、俺を見る。
俺は、薄く笑った。










「俺を、殺してくれ。」


二人は、信じられないと言う風に、俺を見た。
俺は、もぅ走れない。
走れても、アイツの様な敵にからは、逃げ切れないだろう。
だったら、明良が……麗子が……俺を助け様と思っているなら、今此処で殺されたい。
頭のいい麗子なら、一つのヒントで、鍵の所まで行けるだろう。
明良も、元気だし……敵が来たら、逃げ切って鍵まで行けばいい。
「そんなの……嫌よ。」
「何で!?先輩、そんな事言わないで下さいよ!!」
二人は、拒んだ。
「良いんだ。もぅ、俺……無理だから。」
確かに、体自体は元気だ。
だけどもぅいい。
鍵まで行くには、ヒントが必要だ。
敵に殺されるよりは、仲間に殺されるほうが良い。
その方が、楽だ。








残り時間___21時間___

Re: デスタイム 〜二十四時間以内〜 ( No.11 )
日時: 2010/05/01 09:54
名前: りん (ID: IPYwA4yT)

超面白い!!!!

更新頑張ってください★

デスタイム 〜二十四時間以内〜 ( No.12 )
日時: 2010/05/04 13:35
名前: カスタードクリーム (ID: JgiXnGnD)

わぁ!!(驚
初めて書き込みしていただきました(泣
有難うございますっ!!

デスタイム 〜二十四時間以内〜 ( No.13 )
日時: 2010/05/04 18:53
名前: カスタードクリーム (ID: JgiXnGnD)

青白い光に包まれる部屋。
仮面を付け、銀色の髪を弄りながらパソコンの画面を眺める男が居た。
不思議な声音で、独り言を言う。

『やっと一人、犠牲者が出そうだ……ね。』

パソコンには、一つ一つの部屋の様子が写っている。
男は、残念そうに言った。

『新君みたいな、無駄な正義感持った偽善者は、これから先の展開を、面白くしてくれたのにな……』

新達の居る部屋の画面を、眺めているとパソコンから音声が流れた。
その情報を聞いた男は、ニヤリと笑った。









『一人目の、犠牲者がでた……』


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