ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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— 私、狂ってしまったのでしょうか?
日時: 2010/12/24 13:15
名前: 樹 (ID: mUcdxMp7)

こんにちわ!
何か新しいことを書きたくなってしまったので、久しぶりに魔法離れしようかと思いました。

これはあまり深く考えないで書いていこうかなと思います。

でもコメは泣くほど喜びます!
と言うかリアルに泣きます!

 そしてイヤでもコメ返しに行くのでご了承を;

この物語はリアル(現実的)なことを中心に書いていきたいと思います。

 しょっぱなからリアルじゃないことを書いてしまうかも知れませんが、やっと魔法離れしたので多めに見てやってください!

 参照100突破! イエーイヽ(^∀^ )ノ

 ホントに皆さんありがとうございます!


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・

 注意! 頻発にグロ表現を使っています。
     シリアス重視や、グロイのが苦手な人はお控えください。
     一応12禁ぐらいです。

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 【0】序章 >>1-5
  
   —— 死にたいの? 死にたくないの? じゃぁ殺してあげるよ。 言葉なんてそんなものでしょう ——



 
 
 

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Re: — 私、狂ってしまったのでしょうか? ( No.4 )
日時: 2011/03/09 17:39
名前: 樹 (ID: LUfIn2Ky)

どこへ行こうとしているわではない。だから、別にそこに行く、と言うことではなかったし、とどまっている必要は無い。

 自然に動き出す足に違和感は無く、いつ歩き出したかかもあいまいで、移りゆく景色の情報も、網膜から脳に運ばれていないようなふわふわした感じで————私は無意識に歩き出していた。

 闇が夜を包み、家では人々が活気付づいて寝る前の体力消費にいそしみ始める。

 無表情に歩き続ける女子高校生を、信号機もまた無感情に光を青から赤に変え、通り過ぎるいくつもの家々は彼女から背を向け暗闇に個々の形を隠し、木々も風も全くうごこうとしない。車はたまに通り過ぎるが、分かるものはエンジンの音と地面とゴムとがこすれる音。暗闇が色を黒にそめ、形は想像上にしか見ることができなかった。 

 それから、私が自然に動き出す足を止め、網膜の情報が脳に運ばれるようになったときには、周りは街灯のともる長い商店街だった。

 どれだけ暗闇が夜を包もうとも、そのなかに光を入れられてしまえば、闇は簡単に死滅してしまう。光を生みだす太陽とは真逆。

 いさぎ良い。存在しているのか分からないほどに。

「どうしたんだ?急に止まって」

「……」

 横を向けば、長い前髪がチャームポイントの彼がそれに表情をかくしたまま電灯に無駄に厚いメガネを光らせた。なぜかいつも、この人は私の隣で歩いている。

「……ダーリン」

 それでも

 ダーリンと会うのはいつも偶然なんだ。今日のだって本当に偶然なんだ。会いたいとは思っていなかったし、会えるとも思っていなかった。ただ、必然的に偶然が重なっているだけで、どちらともそんなことを望んではいない。必然的……運命的とでも言うか。

 クス

 私は下を向いて静かに笑った。

「ダーリンはさ、この物語に何の意味があると思う?」

 長い商店街が続く。相手が直ぐ横にいるのにもかかわらず、お互い常に前を見続けながら歩き続ける。

「へぇ、君もそんなこと考えるんだね」

「フフッ……それって私のことバカにしてんの? ……私は昔から意味の無い無駄なことをすることが大嫌いなんだよ?」

「よくゆうよ」

「…………。……だからさぁ、今私がしていることってさぁ意味があるのか無いのかどうなのかなって……」

「意味は無いね。君のしていることはともかく、そのことについては意味が無い。人が死ぬのに意味なんか無いんだからね。今現在、もし自分が死んだってそれ以上に新しい生命が生まれてきているんだ死んでも死ななくても同じだろ? それに、人がどう死のうが知ったこっちゃないさ、他人にとってかんけーないんだから人が死ぬのには意味は無いよ」

 

 

Re: — 私、狂ってしまったのでしょうか? ( No.5 )
日時: 2011/03/09 18:01
名前: 樹 (ID: LUfIn2Ky)

 違う。その答えは違う。違うというよりも、視点がずらされている。

 浅く眉が潜む。焦れるぐらいに焦れったいその答えがどうしようもなく頭の中でさまよい、胸の中に何か引っかかるモノがあるように錯覚させてる。

 ダーリンと話すとき、10個の話題中7つはいつもコンナ気持ちにさせられてしまう。だからか、私はダーリンと会うことはいいけど、話すことが苦手だ。

 まぁ、別にこれでキライというわけではないのだけれど。

「……またお得意の視点ずらしかぁ。ずるいよ。……人が死ぬことなんて、私は聞いてないはずだよ?」

 フフッと前を向いて顔微笑ませるが、私の目にはダーリンは映っていない。もちろん、ダーリンも同様にだ。写るのは長い商店街の道とそれを映す電灯の光。今まで散歩で相手を見ながら話した時はあっただろうかいや、考えなくてもいいか。歩くときは常に、そうだ。

 あっでも、一回も無かったって事はそれこそ無かったな。

 それも最初で最後だったし……

 何かを言い出そうとしていたダーリンをさえぎるように私が口を開いた。

「……私が聞きたいのはね、このまま人を殺し続けてもいいのかってこと。……これで6人目なんだよ?……どうも警察もあせって無駄な動きをしだしてきているらしいし……テレビとかでも偽善ぶったオヤジと何も知らない一般人達がうるさく騒ぎ出しているし。ホント何も知らないくせに狂ってるみたいに話を進めてる。……“私達”はこんなにいい子なのに、ね? ダーリン」

 質問つもりだったのだけど、ダーリンからの返答が来ない。

 寂しいじゃん。でも顔は崩さないまま、愉快そうに笑う。

 私やっぱりぐれちゃいそう。

 やはり微笑みを崩さないまま……

「……死ぬことに意味が無いなら……殺すことにも意味が生まれてこないと思うんだけどなぁ、私は。それに……それじゃぁ生きることにも意味が生まれてこなくなる。 ダーリンは自分の存在まで否定するのかな?」

 最後の言葉を強調するように大きくして、私は愉快そうに質問するが、ダーリンははなからそんな質問が無かったように、無視するばかりだ。

 また、歯車のようによく回る口が開く。

「……まぁとにかく本題だよ本題。……もし、私が人を殺すのは楽しいから? と聞かれれば私はそうだと答えるだろうね。……実際に楽しんでるもん。でもそれだけの意味で人殺しをするほど私は堕ちてないよ。だって一番の目的は助けることなんだから。……ヘルプだよヘルプ。自殺のペルプ。……いいことでしょ? ちなみに、ダーリンの意見はココでは聞いてはいない。……生きたくなくても、強制的に延命させられてしまうこの糞みたいな世界に、終止符を打つ手助けをしているんだよ。……体が動かないで毎日が糞つまらないのに、周りに迷惑ばかりをかけているだけなのに、生き続け無ければならない人たち。……怖くて怖くてたまらなくて家の中にいるけどやはっぱり怖くて怖くてたまらないのに、その糞怖い恐怖から逃れられない人達。……生きてることがまるで死んでるのに、それを考える頭と意識と世界が存在するせいで、毎日が糞見たいににつらい。……そんな人たちをこの糞で糞で糞で糞な世界から開放しようとしているのが、私の目的。まぁ意味だったんだけど……なんかおかしかった。……みんながみんな糞な世界に漬かって染み付いている。……本当に死にたいと思っていない奴等ばかりだ。ほんと、本当に殺したいほど愉快だったから殺したけど、おかしいんだよ……っと、で? ……これについて、ダーリンはドウ思うの?」

 やはり、顔は元のまま微笑を崩さない。

 そして答えが出ないまま長い商店街がだんだんと短くなり終わるが、また、まだ続く道を歩き続けた。

 終わっても終わらない道。かわいそうだと思った。迷宮入りだとは思うけど、なぜそう思ったのかは未だ分からない。

 暗い道にでたらしく、後ろからの明かりが、だんだんと薄くなって足元が徐々に見えなくなってくる。

 直ぐ近く以外はよく見えなくなったころに、4つの音響き渡っていた道に、2つの足音が寂しそうに響き始めた。

 すぐに続けて何も聞こえなくなり、誰かがしゃべりだした。

「そうだなぁ……思ったことはさぁ君の言っていたことには、意味が無いってこと。確かに意味はあったけど、打ち消されている。今の状態では、リアの行為に意味が無い。っと僕は思っている。だが、その意味の無い行為に対して、民間や、警察が動き出しているってことは何かしらのいみを持っているからなんだよなぁ? でも僕にはそれがよく理解できないんだ。人が死ぬことに意味がもてない僕としては。もちろん、生きることの意味も分からない。なんで生きているのか全く分からない」

 どこか変な、何かためらうような間をおいて、ダーリンが続ける。

「リアが殺しているのは、僕みたいなやつらなんだね。生きることに意味がもてないけど、死ぬことにも意味がもてない。それを世間が強制的に卑屈にさせて本当は死のうとは思っていないのに、死にたいと錯覚させられ、君にペルプされることになったってことだろ? 僕は、悪いとは思っていないよ。自分の意味も分からないんだ、他人なんて論外の範囲外。似てるって事は確かだけど僕が殺されたわけじゃあるまいしね」

 スゥっと引きつっていた顔が崩れ、冷たくなった表情を動かさない。

 ダーリンを殺してるようなもの。

 そんなはずではない。

 ちがう、そんなはずではない。

 そんな意味が無いわけでもない。

 

Re: — 私、狂ってしまったのでしょうか? ( No.6 )
日時: 2010/12/22 19:12
名前: 神怪 ◆AJZQmLwwAQ (ID: h9rhVioE)

そうです、狂ってしまったのです

Re: — 私、狂ってしまったのでしょうか? ( No.7 )
日時: 2010/12/24 12:51
名前: 樹 (ID: mUcdxMp7)

ですよね;
なんだか書いていてどこに向かっているのか分からなくなって来ています。
主人公のはじめの出だしもカオスですし。
神怪さんコメありがとうございました(^ω^ )
やっぱりもっとちゃんと考えて書いてみよ;

Re: — 私、狂ってしまったのでしょうか? ( No.8 )
日時: 2010/12/24 11:45
名前: 神怪 ◆AJZQmLwwAQ (ID: h9rhVioE)

>>7

どういうこと?

俺適当にコメントしただけですが
まあいいや⊂ニニ二( ^ω^)ニニ⊃


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