ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 逃亡中事件簿《スレ立て直しました》
- 日時: 2010/06/11 17:54
- 名前: nanasi (ID: udZFMs3r)
おひさしぶりです
前回のはちょっとロックさせていただきました
話がこんがらかってきたからです
なので、こちらで最初から書き直します
大筋はほとんど変わらないと思いますので、まあよろしくお願いします。
と、思っていたんですがなんか話がすごく変わりそうな予感です。
あと、前回募集したキャラは少しづつ使わせていただきます。
◆お客様(コメントをしてくださった優しいお方たち)◆
ユエさん 禰音 鏡幻 さん
◇更新記録(最新情報のみ)◇
2010 05 22 弐章 その捌 「」
◆イベント(オリキャラ募集など)のお知らせ◆
今はまだありません
◇登場人物(基本)◇
八月(はづき)
主人公
私
如月 五月(さつき)
仲間
弥生(やよい)
仲間
同居人
- Re: 逃亡中事件簿《スレ立て直しました》 ( No.6 )
- 日時: 2010/05/09 19:59
- 名前: 涼香 (ID: udZFMs3r)
弐章 その弐
「フファアァッァ〜」
私は一つ大きなあくびをしてみた。けど、最近はしっかり寝ている私にはもちろん眠気なんかさしてこない。じゃあ、何故あくびなんかしてるんだって言ったら、雰囲気だしに他ならない。
だってさ、こういう面倒くさそうな書類を物語の中で読むときはド●エモンのの◆たくんが、太い本を見ると眠くなるのと同じように、みんな眠くなってしまって適当にしか読めなかったて云うのがお約束だよ?
そこは律義に守らないと!!
「といってもねぇ」
この薄さだったら寝てしまってもちゃんと読みこなす事が出来るしさ。この薄さはやはりも……
もしかして!
「五月! いる?」
今いる部屋、つまり私がいつも寝泊まりしている弥生さんの部屋から叫ぶ。五月の部屋との仕切りになっている壁はものすごく薄く、こっちで話している事が丸ひこえである。
だから、こう叫べば絶対に五月はこっちの部屋に来てくれるはずなのだ。——もっとも、五月は家にいない事の方が多いいのだけれどね。
「五月は、今留守だぞ。なんだ? 今日のおやつの話か? お前もまだ子供だなぁ。なんならわ……」
「結構です! っていうか、今日のおやつの話なんてしないから!! 私子供だけどさ、おやつはポテチかポッキーか食べないかって決めてるんだから!! 」
っていうか、弥生さんいたんだ……。またアルバイトだと思ってた。
弥生さん、私の同居人。なんか知らないけど、メイドさんのフィギアオタク。ただしメイドさんは嫌い。さから、自分は武士の格好をしている。めっちゃ暑いときも寒い時も。そんな人(全部いちよう事実だけど)。
ついでに、料理については多分世界で一番下手だと思われる。
「そうか、なら私がジャガイモをつぶしてポテチを……」
「結構です。っていうか、しつこい!」
あなたがジャガイモをつぶしたら、ジャガイモはほこり同様のサイズになっちゃいますとは、さすがに言う事は出来なかった。私もまだ優しいな。
「で、五月に何の用だ?」
「否、いないならいいから」
「ふーん、いいないいな。青春は」
「……恋愛関係の事、絶対に弥生さんには相談しないから」
- Re: 逃亡中事件簿《スレ立て直しました》 ( No.7 )
- 日時: 2010/05/08 10:58
- 名前: 涼香 (ID: udZFMs3r)
↑ 名前変えました
- Re: 逃亡中事件簿《スレ立て直しました》 ( No.8 )
- 日時: 2010/05/10 18:10
- 名前: nanasi (ID: udZFMs3r)
弐章 その参
結局仕方ないから、資料をまじめに読んでみることにしよっかな〜。対処法、これ以外見つからないし。だけど、資料詰まんないしなぁ〜。弥生さんの漫画勝手に……
「あっそうだ、私の漫画棚には絶対に触らないでね!触ったら……、どうしよっかな? 切ろうかな? 焼こうかな? にようかなぁ〜」
「結構です」
弥生さん、私の考えていること分かっちゃう!? もしかして、否、そりゃありえない。
この人の勘は十中八九はずれるし。
この外れる率の高さはやはり異常。おかしい。野生の勘とかすごそうなのに。……武士だし。フィギアオタクだけど。料理下手だけど。
「なぁ、八月〜。私さ、またアルバイト首になったんだけどどうしてだと思う〜?」
「話かけるのいつも突然だね」
「うん。思い出したときに聞かないと忘れちゃうからってこれ、答えになってない!」
「あ、ごめん。何の話だっけ〜」
「おい!!」
コントかよって言うようなゆるい会話だなぁ〜。相手が弥生さんだから仕様がないけど。文脈めちゃくちゃだし、それにこの人なんと小学校中退だし。なんか知らないけど。
「まぁいい、って何の話だっけ? 八月、覚えてる?」
「話し始めたの弥生さんだよね!?」
「ん? 八月、お前じゃなかったっけ?」
「それぐらい覚えてろよ!」
やばい、こんなゆるい会話してたら時間なんてあっという間に過ぎちゃうよ。っていうか、ここまでゆるいと(楽しいと)会話の終わり時が分からない! っていうか、資料一ページも読めないじゃん。この調子だと。
「ああ、そうだったような気もするな。それでさ、なんで私、弥生様が今回のバイト首になったと思う?」
「覚えてんじゃん!!」
そして、なぜ自分に様付け? って、会話この調子だと終んないじゃん! 高等巡りかよ。
「そうだっけな。とにかく、ティッシュ配りの仕事なんだよ。なんか、首になっちゃってさ」
「——ごめん、資料読まなきゃいけないんだけど、話し終わらせていい?」
「ああ、そうか。なら仕様がない。この話をできるだけ早く終らせてやろう」
否、それ仕様がないって一時ながら全然折れてないよ!! っていっても無駄か。相手弥生さんだし。ん? この三人の関係の中でもしかして私が一番弱者?
「私が、指定のミニスカの服を着れないって言い張ったら首にされたんだよ。どうしてだと思うか?」
「理由分かってんじゃん!」
おいおい、私の時間が……。
「あ、そうか。ありがとな」
弥生さんはそう言ってニカって笑って自分の部屋の方に行ってしまった。ということで私はリビングにひとり残され、資料の一ページ目を見てみる。
「猫を飼う時の心得?」
一ページ目の表題にはそう書かれていた。もしかして……。表紙には案の定『猫に優しい飼い方』と、書かれていた。
- Re: 逃亡中事件簿《スレ立て直しました》 ( No.9 )
- 日時: 2010/05/13 18:25
- 名前: 涼香 (ID: udZFMs3r)
弐章 その肆
「五月……」
私は何故か定番の黒じゃけをボロボロにして帰ってきた五月を玄関で見つけ、一言つぶやいてみた。ぼやいてみたっていう感じだけど。
「おまえに……わ……」
言い終わらないうちに、五月はばたんと倒れてしまった。五月の定番のズボンは、少し破けていた。何か動物の毛が舞う。
私には、五月を責められるだけの強さも元々なかったし、それに私は資料を読む気なんてなかったし。別に五月を資料を間違えたからって責める気なんてない……もん。別に、ボロボロになってさらに責めるのが可哀そうなんて思って無い……もん。
「弥生さん!! これ運びこも」
私は部屋に向かって弥生さんを呼ぶために叫ぶ。私というか弱い少女に、自分より年上だと思われる少年を一人で運べというのはあまりにも酷であるって思わない?
「ちょっとまって。いまインスタントコーヒー作ってて手を離せないからぁ」
「弥生さん!! お願いだからインスタントコーヒーなんて作んないで。五月が食中毒で死んじゃうから!」
「それより……俺の事…を…これ——呼ばわ…りと…はなん——だ——よ」
意識あったんかい! っていうか、それならそんなに無理して突っ込み入れるな! 全身から冷汗ふきだしてる中! 傷が体全身についてる中!
「仕様がないなぁ、後三分してカップラーメンできてた……」
「だから、カップラーメンなんてこの家にないから! 早く来て!」
「猫の……呪い——」
「五月何言ってんのよ! 猫の呪いっていったい何あったの!」
あーもう。ごちゃごちゃ。っていうか、五月なんでこんなにボロボロになってるのよ。弥生さん何でインスタント系ばっか……。っていうか、もしかして自分が本当に料理できない事気づいてる?
「わかった。すぐ行くから!」
「後三分なんて言わないでよ!」
「カップラーメン食べたい……」
「何言ってんの!? 何でそれ言う時だけ元気!?」
さすがにやっと弥生さんはこっちにやってきてくれた。しかもちゃっかりタンカまで用意しちゃってる。今までのやり取りは実はただの時間稼ぎだったり?
まぁそんなこと関係ないし、どうでもいいんだけどね。結果として五月を運び込めればもうそれでOKだし。タンカがあった方が便利ってだけ。でも、この家のどこにタンカなんてあったんだろう?
「さっさと運び込むよ〜」
「あっうん」
- Re: 逃亡中事件簿《スレ立て直しました》 ( No.10 )
- 日時: 2010/05/13 18:38
- 名前: ユエ (ID: FzVK5xRK)
こんにちは〜☆
名前変えたんですね^^
立て直したんですね^^
これからも頑張ってください!
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