ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- オンリーワンスピリット(第一章完結)
- 日時: 2010/05/23 17:20
- 名前: 扇子乃和登 ◆D2y6C8Qlfc (ID: 2nMcmtOU)
どうも、サイト内新人作家でありながら辛口意見を振りまいている馬鹿者です。
正直この作品を『コメディ・ライト小説』に入れるべきか『シリアス・ダーク小説』に入れるべきか迷いました。
更新頻度は一週間に一章……が無理そうなので二週間に一章です。
……目標があると気合が入るからな。
他の人は登場人物紹介等をしていらっしゃるようですが、私は基本的に小説内で一部を公開、残りは読者の脳内再構成に任せます。
拙い文章ですが、今後とも宜しく御願いします。
登場人物関係図
>>24
プロローグ
>>1
第一章
>>10>>17>>28
第二章
>>31
- Re: オンリーワンスピリット(仮題) ( No.1 )
- 日時: 2010/05/23 22:14
- 名前: 扇子乃和登 ◆D2y6C8Qlfc (ID: 2nMcmtOU)
プロローグ
山奥の林の中で、私たちは誰にも聞かれてはならない話をしていた。
「……なぜ助けた」
「そこに傷ついた子供が居たからだ」
「僕は人間の子供ではない」
人間の軍隊に親を殺され、人間の奴隷として捕らえられようとしていたこの少年を、私は助けた。理由はそこに子供がいたから。
それ以上でもそれ以下でもない。
「わかっている。だが、子供には変わりない」
「僕は人間の敵、魑魅魍魎の類だぞ」
「そんなことはどうでもいい。もし、チミモウリョウというものが敵であるとしても、子供なら助けて当然だ。それが、本来の人間の心だ。それに」
「将来的に役に立つ。そう言うつもりか」
「違うな。将来的ではなく、今現在、役に立つ……っと、このまま強引に連れ帰っては強制連行だな。どうする、俺についてくる気はあるか?」
「ああ。僕の命はあんたの物だ」
「おいおい、例え助けられた命でも、そんなに簡単に相手のものにしてはだめだ。人は、助け合って生きてゆく生き物だ」
「ではなんと言えばいい?」
「そうだな、『僕はマシューの息子です』で、いいんじゃないか」
お前に人間としての生き方を教えてやる。
これからは、戦いに巻き込まれる必要は無いんだ。
人間として、誰かを信じ、誰かに信じられ、誰かを助け、誰かに助けられ、誰かを愛し、誰かに愛され、そして潤った心を冥界まで持っていくんだ。大丈夫、お前なら出来る。
私は、その少年を東にある自分の家まで連れて行った。今頃、私の帰りを待っているだろう、妻が残した、私の宝物が。待っていろ、もうすぐ帰る。お前の新しい弟を連れて……。
- Re: オンリーワンスピリット(仮題) ( No.2 )
- 日時: 2010/05/05 20:22
- 名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2 (ID: Lx/gxvCx)
どうも! 来ちゃいました……。
傷ついた子供がいると助けるって、とても優しい人ですね。
戦いとかの時代に、そんな人がいるなんて、驚きですね。
更新、頑張ってください! 応援しています。
- Re: オンリーワンスピリット(仮題) ( No.3 )
- 日時: 2010/05/05 20:42
- 名前: 扇子乃和登 ◆D2y6C8Qlfc (ID: 2nMcmtOU)
>>2
有難う御座います。
更新頻度を設けると何故か人間、守れてしまうものなのです。
という訳で、次は一二日までに更新します。
ああ、辛口意見ばっかりで結構です。むしろその方が良い。
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