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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 機械の精霊
- 日時: 2010/05/16 13:07
- 名前: AQUA ◆ZdPdHqmtMA (ID: OS.29i1w)
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- Re: 機械の精霊 ( No.1 )
- 日時: 2010/05/16 09:30
- 名前: AQUA ◆ZdPdHqmtMA (ID: OS.29i1w)
プロローグ
東京の夏なんて暑いだけだ。
雨が降れば少しは涼しくなるけど、晴れればすぐに日差しがコンクリートを乾かし蒸し暑くなる。
クーラーは一度つければ止められなくなってしまう。
普通なら外から風が吹けば涼しいかもしれない、でも、東京は風が吹いても涼しいだなんて言えない。
今夜も“明日は何か起こらないかな?”、なんて考えながら眠りに着く。
- Re: 機械の精霊 ( No.2 )
- 日時: 2010/05/16 12:11
- 名前: AQUA ◆indIe8JtN6 (ID: OS.29i1w)
一話「ケータイの精霊」
目が覚めた、窓の外はまだ薄暗い。
高校2年の天野悠也は近頃夜中に目が覚める事がある。
「またかよ…」
何も考えず、また眠りに着こうとする。
携帯の着信音、枕元の携帯を開くと“新着メール1件”と表示されている。
「こんな時間に誰だよ…」
開くと、見覚えの無いメールアドレスから、訳のわからない無数の数字が並べられた、迷惑メールだった。
「こんな時間にご苦労な事だな」
携帯を閉じベットから床に落とした。
が、床に携帯が落ちた音がしなかった。
「あれ、下に何か置いといたかな?」
携帯を落とした場所を起き上がって見てみる。
すると、巫女の姿をした少女
がフローリングの冷たい床で寝ていた。
「ああ、夢か。」
目を擦る。
そしてまた床を見る。
「あれ」
床には巫女姿の少女が寝ている。
「死んでんのか?」
人差し指で少女の肩をつついてみる。
「んん…△○※#?」
少女は訳のわからない寝言を喋った後寝返りをうつ。
「不法進入ってやつかな…」
悠也は窓の外を見る、マンションの6階のこの部屋は明らかに窓からの進入は無理だった。
「つか、誰だよこいつ」
少女の寝ている居づらい部屋からリビングへ出て、
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