ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 百物語図書館 〜 あなたのご所望は? 話のテーマ募集
- 日時: 2010/05/19 23:50
- 名前: バララ ◆1V5QpFfjiU (ID: 4icP.gIH)
どうも、こんにちは
私、ここの館長をしてますバララと言います。
今回は、我が百物語図書館にお越しくださいましてありがとうございます。
あなた様のご所望するお話があればよろしいのですが・・・
なくても、ごゆっくりして言ってくださいね。
それでは、失礼いたします。
第1話『無言の着信』
>>1 >>2 >>3(あとがき)
第2話『故障中』
>>4 >>5 >>6(あとがき)
第3話『トンネル』
>>7 >>8 >>9(あとがき)
第4話『書き込み』
>>10 >>11 >>12(あとがき)
第5話『贈り物』
>>13 >>14(あとがき)
=舞台裏(詳細説明?)=
ども、こんにちは〜
自分はバララと言います。
こちらへの書き込みは初めてなので、始めましての方が多いかもですね。
さて、この図書館での怖い話なのですが・・・・・・
全部この私の体験したことや、知人から聞いた話ではありません。
全部、自分の創造したもの、つまるところ自分の作ったフィクションです。(当たり前かw
ですので、怖くないかもしれません。(爆
感想なんかを聞かせてくださるとうれしいですね。
それでは皆様、よろしくです。
==募集事項==
まだ色々テーマはあるんですが、他の人からテーマをいただいて書いてみるのもいいかなと思い、今回募集します。
ついでに感想よろしくです。
- Re: 百物語図書館 〜 あなたのご所望は? ( No.5 )
- 日時: 2010/05/18 15:19
- 名前: バララ ◆1V5QpFfjiU (ID: xgraZn.Q)
その後、大体2時間ぐらいで、俺は残りの作業を終わらせた。
「ふぅ、やっと終わったか」
俺はさすがに疲れたので、帰ろうとも思った。
だが、この時間に終電は無いので、仕方なく仮眠室で寝ることにした。
「ふぁ〜〜、ねみぃなぁ。さっさと寝ちまうか」
松山の奴、絶対終電で帰りやがったな。
明日会社に来たら取っちめてやる!
そんなことを思いながら、寝ようと思った。
そんな時だった、隣の部屋からガタガタと音がした。
「ん、何だよ、まったく」
俺は眠い目を擦りながらも起き上がり、隣の部屋をドアを少し開けて覗いてみる。
すると、冷蔵庫のドアが少し開いているのか、中の光がうっすらと漏れていた。
めんどくさいと思いながらも、電気代がもったいない・・・と言うか、朝見つかったら何言われるかわかんねぇからなぁ。
仕方ないので、冷蔵庫を閉めようと思い、近付いていく。
だが、途中で俺は歩みを止める。
あることに気付いたからだ。
「(・・・おかしい)」
そのある事とは———
「お、俺、コンセント繋い——」
繋いでない、そう言おうとした時だった。
俺の足元が濡れているのに気付いた。
そっと、俺は下を見る。
「———っ!?」
そこには、真紅色の液体がぶちまけられていた。
俺は何かに恐れながらも、ゆっくりとその液体が流れ出している方に目をやろうとする。
そして気付いた、その液体は、冷蔵庫の上段k————
瞬間、ズブシャァッ!! と音がした。
・・・いや、正確には音がした『気がした』だ。
なぜなら・・・
・・・・・その時すでに、俺の意識は無かったのだから・・・・・・
=某大型電化製品店=
「あ、店長、また休んでましたけど、どうかしたんですか?」
「いや、最近また疲れがたまってきてたからね。ちょっとした休養に行ってただけだよ」
「いいですね〜、俺も行きたいっすよ。」
「そのうち行ってみたら、森林浴するだけでも気分変わるよ?」
「そうっすね。あ、あと、あの冷蔵庫なんすけど、また戻ってきましたよ」
「またか、前のは修理業者じゃなかったのか?」
「それが『同じ場所の回路が何度も切れてしまう』らしいですよ?」
「ん〜、なら仕方ない。処分するか」
店長たちが話をしていると、一人の男性客が近付いてくる。
「あの、その冷蔵庫、俺に買わせてくれ!」
「あ、すいませんお客様。その商品は故障しておりまして」
「大丈夫だって、俺機械の回路なんかは得意っすから!」
「ですが———」
店員はさすがにこれ以上、故障品を売るわけには行かないと思い、断ろうとするが、
「よろしいでしょう、ただいまお持ちいたします」
と、店長が了承してしまう。
「マジっすか!? いよっしゃあ!」
「ちょ、店長!?」
「いいから、持ってきてください」
「はぁ、わかりましたよ」
そういって、店員はとぼとぼと歩いていった。
「それで店長さん。故障品を買うわけだからさぁ、ちょっとは安く出来るんでしょ?」
「えぇもちろん。そちらの責任で買い取るわけですからね。ただ約束して欲しいことが2つほどあります」
「ん、なんすか?」
と、店長が男性客以外の客に聞こえないような声で言い始める。
「1つは、故障品と分かっていて買うのですから返品されても代金はお返しできません」
「あぁ、そんなことなら大丈夫っすよ。もう1つは?」
「もう1つは、もし商品を返品にくる時は、誰かに頼んでくださいね」
「ん、なんでかわかんねぇけど分かった」
「そうですか、それではお会計口でお待ちください」
すると店長は、用事があるといってその場を去っていく。
途中、店長は誰にも聞こえないような声でボソッと呟く。
「フフフ、次の人は・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・どんな味がするんでしょうかねぇ」
- Re: 百物語図書館 〜 あなたのご所望は? ( No.6 )
- 日時: 2010/05/18 09:41
- 名前: バララ ◆1V5QpFfjiU (ID: xgraZn.Q)
第2話、あとがき(言い訳場)
ふう、これって怖いの?(爆
ん〜、自分で書いてて分からなくなってきた。
自分の書いてるのが怖いのか怖くないのかが。
・・・・・・ま、自己満足で書いてるだけだからね。
正直怖くなくても書いていくがw
それでは、第3話『トンネル』をそれなりにお楽しみに!
- Re: 百物語図書館 〜 あなたのご所望は? ( No.7 )
- 日時: 2010/05/18 16:41
- 名前: バララ ◆1V5QpFfjiU (ID: xgraZn.Q)
第3話『トンネル』
「ちょ、先輩待ってください。まだ施工後の写真撮ってないっす!」
俺は柏木 修平太。
某有名鉄道会社の協力会社の社員として働いてる。
現場には出るけど作業員じゃないんだよな。
「まだって、照明片す前に撮っとけよ」
「んなこと言ったって、他の作業の施工中の写真撮ってたんだから仕方ないじゃないっすか!」
「言い争う前にさっさと写真撮れ!」
「はい!」
俺の会社の仕事としては、新人は作業員の手伝いなんかをしてるけど、大抵の人は作業員に指示を出す工事管理者や作業責任者として現場に行く。
ちなみに俺みたいなやつは、施工前・施工中・施工後の写真を撮って、保存しておく。
その写真がないと発注側から色々言われるから面倒なんだよな。(苦笑
「それじゃあ今日はお疲れ様でした! みんな解散!」
ちなみに、軌道工事って大抵一夜作業なんだよ。
たまに何日かに分けてやる工事もあるけど、ほとんどは一晩で終わる。
「よし、修。お前帰りの運転な」
「え、マジっすか」
「あぁ、マジマジ」
「・・・ど、努力します(汗」
俺が運転かよ・・・ちょっと眠いしw
事務所まで十数kmもあるんだよなぁ。
この事務所、範囲広すぎだって、絶対。
「チャッチャと運転しろ」
俺がめんどくさそうな顔をしていると、先輩が背中を叩いてくる。地味にいてぇ。
仕方なく、俺は運転席に乗って、自動車を発車させる。
俺が運転を始めてから数分経ってから、ある事を思い出す。
「そういえば先輩」
「なんだ?」
「この辺でしたっけ、例のトンネル?」
例のトンネル。
そこは俺の事務所で少し噂になってるトンネルだった。
うちの事務所の人間には何も無いが、よくそこで事故が起きるので気を付けろとは言われている場所だ。
「そうだな、あともうちょい走らせれば通るな」
「うへぇ、マジっすかぁ」
先輩の回答に、俺はあからさまにいやな顔をした。
俺は怖い話などが大の苦手だからだ。
そんな話をしていると、小さな交差点を通り過ぎた。
「今の交差点な」
と、何の前振りも無く先輩が話し始めた。
また怖い話でもするのか、と思ったが、
「左に行けばトンネル通らずに帰れたぞ」
俺はずっこけそうになった。
「ちょ、先言ってくださいよ!?」
「わりぃ、忘れてた」
そんな感じでくだらない話をしていると、例のトンネルの入口が見えてきた。
この辺のトンネルにしては他のものより薄暗く、やっと対向車が見えるくらいだった。
「覚悟決めろ、どうせ通るんだから」
「わ、分かってますよ!」
俺は強めに答えると、少しスピードを上げ、トンネル内部に突入する。
俺は前以外は見ないと決めていた。
もし、何かに驚いてハンドルを急にきったりすると危ないからだ。
それから2分もしないうちに、俺たちはトンネルを抜けた。
「ふぅ、何も無くてよかったっすね」
と、俺は先輩の方を向こうとした。
「待て! こっちを見るな!!」
が、何故か先輩がそれを阻止した。
「ぇ? なんでっすか?」
「どうしてもだ! いいな!!」
「は、はい・・・」
とりあえず、訳も分からず俺はそのまま車を走らせ続けた。
- Re: 百物語図書館 〜 あなたのご所望は? ( No.8 )
- 日時: 2010/05/18 16:42
- 名前: バララ ◆1V5QpFfjiU (ID: xgraZn.Q)
それからしばらくして、ようやく事務所に戻ってきた俺たち。
俺が車から降りようとすると、先輩が勢い良く助手席のドアを開け放ち、ダッシュでどこかへと向かっていく。
どうしたのかと思ったが、先輩はすぐに戻ってきた—————
———————大量の塩を持ってきて。
「ちょ、先輩どうしたんすか!?」
俺が先輩の異様な行動の意味が分からず尋ねるが、先輩はそれを無視して後部座席に持ってきた塩を勢い良く撒く。
「ちょ、やめてください!!」
俺は先輩を止めようとがっちりと捕まえる。
「離せ! もっと撒かないとやばいんだよ!!」
「何がやばいんですか! 先輩のほうが危ない人みたいっすよ!!」
「何言ってんだよ! もっとやばいのはあの後部座席だろ!!」
そう言って、先輩は俺に抑えられながらも後部座席を指差す。
「一体何があるって言うんですか」
すると、先輩が小刻みに震えはじめた。
よく見ると、顔もいつの間にか青褪めており、おかしなものでも見たような顔だった。
「・・・お、お前は俺が止めたから見てないだろうがな」
と、先輩がゆっくりとしゃべり始めた。
と同時に、俺は今の言葉で引っかかる言葉があった・
『俺が止めたから』
確かに俺は先輩に止められて、先輩の方を見るのをやめた。
だけどそれがどうしたのだ。特に何も無いではないか。
そう思った。しかし、実際はそうじゃなかった。
「あ、あの、トンネルを過ぎた辺りから、う、後ろに、いいいたんだよ」
俺はあんまり考えたくなかった。
だって、俺は怖いのが苦手だから。
「血だらけの女の人が!」
それを聞いた瞬間、俺は気を失った。
俺は過労ということでここ数日間、会社を休んでしまった。
まさか、怖い体験したから倒れたなんて言えないしな。
でも、もうどうでもいいか。
なんだか、あの日のことが夢のようだ。
・・・さて、明日から仕事だ。頑張っていくか!
あ、今の女子高生可愛いな。
「うっ!」
「どうしたの、可奈? 大丈夫?」
「う、うん。ちょっと気持ち悪いの見ちゃっただけ」
「あ、そういえば可奈、霊感あるんだっけ?」
「うん」
「で、何見たの?」
「今すれ違った男の人いるじゃん」
「あぁ、あの人? ちょっとイケメンっぽい?」
「そう、その人」
「その人がどうかした?」
「その人にね・・・・・
・・・・・・血だらけの女の人がおぶさってたの」
- Re: 百物語図書館 〜 あなたのご所望は? ( No.9 )
- 日時: 2010/05/18 16:54
- 名前: バララ ◆1V5QpFfjiU (ID: xgraZn.Q)
第3話、言い訳場
はい、とりあえず、第3話『トンネル』書きました。
ちなみに第3話で出て来た会社ってのは自分の知り合いが働いている会社です。(爆
そして、実際にその辺はトンネル関係で怖い話があるそうです。
他にもあるらしいですが・・・・・
それでは、次回、第4話『書き込み』をお楽しみにしてもしなくてもいいんだからね!(ツンデレ風味
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