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彼女は殺人鬼
日時: 2010/05/19 18:23
名前: 咲 (ID: fMPELWLk)

彼女は殺人鬼〈プロローグ〉


貴方は私達、僕達を助けてくれました。

でも貴方は

今世間を騒がせている

『殺人鬼』でした。

でも思ったより貴方は

優しい。

殺人鬼、

ありがとう。

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彼女は殺人鬼 一話:生と死 ( No.1 )
日時: 2010/05/19 17:25
名前: 咲 (ID: fMPELWLk)

一話:生と死

「またこの記事か・・・。」
今もっとも世間を騒がせているのは
『連続殺人事件』だ。
未だに何の証拠も見つかっていないらしい。
この事件で殺された人は
・・・25人だ。
自分達が次の番かもしれない。
そんな恐怖感を抱きながら生活している。
この25人の中には赤ん坊なども入っている。
なんと残酷な事件だろうか・・・。
「行ってきます。」
今日もいつもと変わらない道を歩いて
登校した。
「はぁ・・・。。」
俺はいつも門の前でため息をつく。
こんな気持ちで学校に行くなら死んでしまった
方が楽じゃないか?
前までは希望に満ちていた学校生活も
あの事件が起こってからやる気を失っていた。
・・・そういえば殺されたと言われている25人の
遺体はまだ1人たりとも見つかっていないらしい。
犯人は一体何が目的なのだろうか?
俺はそれが気になってしょうがなかった。
もしかしたら殺されず監禁されているだけかも
しれない・・・。
殺されている確率が100%とは言えない。
大事な人をなくした人達は『無事でいてくれ。』
そう願うしかないだろう。
俺の母さんも未だに見つかっていない。
それも5年も・・・。
「生きていてくれ・・・。」
そう言うと俺は校舎へ入った。




にっこり ( No.2 )
日時: 2010/05/19 17:37
名前: アップル&パッフル (ID: fMPELWLk)

見に来ましたー。いや〜、面白そうですねー。で、1つ忠告しとく。乗り込んでくんな!!(怒

彼女は殺人鬼 二話:嘘と真 ( No.3 )
日時: 2010/05/19 20:44
名前: 咲 (ID: fMPELWLk)

二話:嘘と真

♪〜♪〜♪〜♪〜
(あ、この曲・・・。
確か母さんが好きだった曲だったけ?)
「懐かしいな・・・。」
母さん生きてるかな・・・?
急に母さんのことを思い出してしまって
ちょっと泣きそうになった。
「早く帰んなきゃ。」
家では父さんにご飯作んないといけないし・・・。
俺は小さい頃から父さんから暴力を受けている。
昔は母さんが助けてくれたけど
今は誰一人助けてくれない。
こんな生活をするくらいなら死にたい・・・。
「ただいま。」
「早く飯作れ!!!」
「わーったよ。。」
小さい声でそう呟いた。
〈次の日〉
「・・・・。」
俺は屋上で立っていた。
死ぬことを覚悟していた。
地面に遺書を置いて目をつぶった。
「コラ!!」
「・・・!!誰?」
「誰って美優ですけど?何か問題でも?」
俺は再び目をつぶった。
「アンタ死ぬの?
死ぬんだったら最後に話さない?」
「いいけど?」
俺は全てを話した。
暴力を受けていることも。
母が5年前にいなくなったことも・・・。
「・・・ゴメン。」
「何で謝んだよ。」
「だって・・・したの私だから・・・。」
「ど・・・どういうことだよ!!!!!」
「・・・・・。生きてるから。
アンタの母さん・・・。」
「それ・・・マジか??」
美優は頷いた。
「生きてたんだ・・・。よかった・・・。」
俺は泣いた。
喉が嗄れるまで泣いた。
「・・・本当にゴメンね。
あのね皆生きてるんだよ・・・。」
「じゃあ何が目的なんだ?」
「・・・それは・・・。」

フハハ!! ( No.4 )
日時: 2010/05/19 18:24
名前: 咲 (ID: fMPELWLk)

馬鹿が!!
乗り込むからな!!
覚悟しとけ!!!!!!


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