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La cattiva fine
日時: 2010/05/23 21:37
名前: アルト (ID: B5unmsnG)

初めての小説です。
コメント下さいね〜!

登場人物

伊藤 愛里沙(いとう ありさ)

説明:主人公。

愛川 瞳(あいかわ ひとみ)

説明:主人公の友達?麗と対立している。

愛沢 麗(あいざわ れい)

説明:主人公の友達?瞳と対立している。

一応こんな感じです。

どうしようもないほど、ヘタだとは想いますが、宜しくお願いします!

お客様

ロン様 ネイトC

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Re: La cattiva fine ( No.1 )
日時: 2010/05/19 20:55
名前: アルト (ID: B5unmsnG)

〜第一話〜

「…ハァ」

愛里沙は、ため息をついた。もうこれは、日常と言っていい。

「オイコルァ!瞳ィィィ!てんめぇ、今なんつったァ!?あ゛ぁ゛!?」

「カスにカスって言って何が悪いんだよ!おーコルァ!なぶり殺すぞ」

—いつもの事。

「愛里沙!どっちが悪いと思う!?」

—これも、いつもの事。

「…ゴメン、聞いてなかったよ。最近、寝不足だったから、寝てたの」

「ふぅーん」

この2人だけではない。周りの奴ら、全員、同じような喧嘩ばかりしているのだ。殴って、蹴って・・・。物を投げたりして。

先生も、もう諦めている。担任は、もう何回も喧嘩に巻きこまれて、ボロボロになってしまっているらしい。

まぁ、塾も通っているし、家庭勉強してるから良いのだが・・・。

「!? 痛ッ」

「わりぃーわりぃ!ぶつかっちまった!」

「…いいよ、別に」

いつもの事。

クラス皆が騒がしく、瞳と麗はどっちが悪いかを、判断してくれと頼み込んでくる。誰がが投げた物が、愛里沙に当たる。

—毎日の事。もう飽きた。もう、懲り懲り。

「・・・おはようございます」

—!?先生!?嘘だ・・・、もう来ないと思ってたのに。

やはりボロボロだった。

「あ゛あ゛!?てめー戻ってきたのかよ!」

先生を標的にし、クラスメイトは色んなものをなげてくる。

「痛い・・・痛い・・・」

先生は逃げて行った。まだ、心の治療が必要らしい。

時間が来て、真っ先に家に帰る。

「今日・・・は、数学の・・・あ、英語もやんなきゃ」

家庭勉強をやらないと、ついていけない。

親は、何処かに消えたまま。

もちろん、慣れてしまったのだけど。

また、明日。同じ事が、起こる。

クラス皆が騒がしく、瞳と麗はどっちが悪いかを、判断してくれと頼み込んでくる。誰がが投げた物が、愛里沙に当たる。

そして、また次の日に、同じことが。

「もう、ヤダな・・・。」

それでも、愛里沙のこの予想は、見事に裏切られたのだ。

でも、それは決してプラスになることではなかった。

これなら、まだ、『繰り返し』していたほうが良かったのかもしれない。

Re: La cattiva fine ( No.2 )
日時: 2010/05/21 20:31
名前: ネイト (ID: Um9v9XPS)

見ました〜 面白いです☆
あたしのコト分かりますか?
たぶんリア友です〜
あの、タメぉkですか?
でゎでゎまた

Re: La cattiva fine ( No.3 )
日時: 2010/05/21 22:43
名前: アルト (ID: B5unmsnG)

ネイト様へ

あー、はい、分かりますwリア友ですよねw

タメおkですw

〜第二話〜

「おはよー」

今日も、また・・・あれ?

愛里沙は、どちらかって言うと、学校へ向かうのが遅い方だ。

「誰も・・・いない?」

きっと、遅刻だろう。今までにも、何処かでサボりに行ったりなどがあった。

「やっと、集中して勉強できるよ」

今まで出来なかった。いつもうるさくて、集中できなくて、家や、塾でしか勉強が出来なかった。

「よっし、今日は一気に進めちゃおう!」

「…おはようございます」

先生も、愛里沙以外に誰もいないことに気がついたらしい。

「先生、今日は怯えなくてもいいんですよ。」

先生はにっこりとほほ笑み、授業を進めた。

このクラスは、先生たちが近づかないので、中学校のくせに、担任が全ての教科を受け持っている。

「・・・伊藤さん」

「はい?」

「皆が、何処へ行ったか・・・とかは、心当たりは?」

「ないです」

急に、声音を変えて喋りかけてきたので、心当たりがあるはずなのに、ないと答えてしまった。

「そうですか。では、授業に戻りましょう」

先生と自分を合わせて2人の。全く五月蠅くない、集中できる授業は何年振りだろうか・・・。

そんな時間はとっくに過ぎてしまった。

でも、愛里沙の達成感や満足感はあった。

家に帰り、テレビを付ける。丁度、ニュースの時間だった。

『次のニュースです。昨日、午後9時頃、○○県○○市の來或中の生徒34人が行方不明になりました』

・・・え?來或中。自分の・・・

「嘘・・・しかも・・・34人って・・・。」

愛里沙のクラスは自分合わせて35人。

他のクラスは30人。

自分を合わせないと34人。

皆が消えたとすれば、行方不明者は・・・34人。

愛里沙は即座にテレビの音量を上げる。

『しかし、一夜にして34人も居なくなるなんて、まともじゃないですよね』

『このクラスは、35人クラスと聞きましたよ?一人、残っているのではないですか?』

間違いない—・・・

「…私のクラスだ」

そっと、手に付けているビーズのブレスレットを握る

その日はあまり眠れなかった。

愛里沙がそっと家から出ると、色んなフラッシュが飛び込んできた。

『クラスの皆が消えてからの心境はどうですか!』

『何か心当たりは!』

「なに・・・これ」

記者たちが大量に来ていて、話を聞こうとする。

「どいてッ!どいて下さい!学校に行くので」

『学校でのクラスの人たちのご様子はどうでしたか!』

「だから・・・どいてください!」

『何かトラブルとかは!」

「知らない」

もう、知らない、や、分からない。と答えるしかない。分からないのは本当なのだから。

カメラや色んな物に追いかけられながら、学校の門をくぐる。

教室に逃げ込むように入り、そのまま地べたに座り込む。

「瞳・・・、麗・・・!」

そうして、チャイムが鳴り、先生がやって来る。

「…カメラや記者の人たちが来て大変ですね」

学校の門の前にも居たのだから、さぞやニュースを見て居たなかった人は驚いただろう

授業が終わった、でも、余り集中が出来なかった。

集中できなかったし、ちょっと、ココ分からないな・・・、聞いてみよ」

廊下に出た先生を追いかけ、話しかけようとする。

「先生・・・」

先生は聞こえていないようだ。代わりに、他の言葉が聞こえてきた。

「“消えてくれてよかった”・・・」

言葉だけ聞くと、いつも苦しまされていた事がなくなる。そんな言葉に聞こえる。

でも、そんなほっとしたような言葉ではなかった。

声音が、違うのだ。いつもの声とも違い、安心した声でもない。

そう、それは、まさに狂気に満ちた声。

かすかに笑い声が聞こえ、その時に落としたノート。

先生は、背後の愛里沙の存在には気が付いていないのだろうか。

そっと、ノートをめくる。赤い字で書かれた、狂気のノート。

『消消消消消消消消消死死邪魔じゃま死ね消えて消え消えててててててててててててててててててててて制裁制裁制裁制裁制裁制制裁制裁制裁制裁制裁制裁制裁制裁制裁制裁制裁呪呪いのろろろろろろろろろろろい
皆皆皆皆しんで殺されろ殺されろ殺殺殺殺呪い呪い皆死の制裁を邪魔な奴消死苦苦苦』



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