ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 自殺P貯めませんか?〜犠牲者は再び現れる〜
- 日時: 2010/06/08 14:37
- 名前: Glitter ◆D7eyn7/Cvc (ID: TI5XYu0n)
やっぱり最後まで書きます。
めんどくさくなったら超展開で終わらせる可能性大です。
台詞が重要な小説なのでやたら台詞が多いですが気にしないでくださいw
12話辺りから一気に糞展開になったのでここから先は見る事をオススメしません。
副題「〜犠牲者は再び現れる〜」について。
実はここで1年くらい前に同名タイトルの小説を書いていたのですが過去ログにも現行ログにも無かったので登場人物、設定などを大幅に変えてリメイク(?)したのがこの作品です。前に書いた作品とは繋がりはありませんw登場人物さえ覚えてませんからねぇ;
【もくじ】
〜1章〜
>>1 登場人物
>>2 第1話「悲劇の始まりへ」(前編)
>>3 第1話「悲劇の始まりへ」(後編)
>>4 第2話「悪魔の誘惑」
>>5 第3話「自殺・疑問」
>>6 第4話「手招き」(前編)
>>7 第4話「手招き」(後編)
>>8 第5話「回避・立ち聞き」
>>9 第6話「復讐〜憎悪」
>>10 第7話「死」
>>13 第8話「次の標的(ターゲット)」
>>16 第9話「恋」
>>19 第10話「衝撃の死」
>>20 第11話「殺したのは?」(前編)
>>21 第11話「殺したのは?」(後編)
>>24 第12話「殺したのは俺」
>>27 第13話「バイバイ」
〜2章〜
>> 第14話「」
【登場人物の元ネタ】
相田十馬・・・生田斗真
吉高由梨香・・・吉高由里子
鈴木昌平・・・鈴木亮平
井森泉・・・稲森いずみ
中瑠衣沙・・・仲里依紗
沢松ノリカ・・・沢尻エリカ
高木剛・・・高城剛(ハイパーメディアクリry)
羽田祥子・・・はいだしょうこ
陣内智之・・・陣内智則
相田愛菜・・・芦田愛菜
大沢たかや・・・大沢たかお
浅利浩介・・・浅利陽介
上野柚里・・・上野樹里
水沢あさみ・・・水川あさみ
- Re: 自殺P貯めませんか?〜犠牲者は再び現れる〜 ( No.12 )
- 日時: 2010/06/05 16:45
- 名前: Glitter ◆D7eyn7/Cvc (ID: TI5XYu0n)
>>11
king、さん
コメ&読んでいただけて嬉しいです^^ありがとうございます。
同姓同名二人!?凄い偶然ですねw
- Re: 自殺P貯めませんか?〜犠牲者は再び現れる〜 ( No.13 )
- 日時: 2010/06/05 17:28
- 名前: Glitter ◆D7eyn7/Cvc (ID: TI5XYu0n)
第8話「次の標的(ターゲット)」
十馬は陣内を追いかけた。
十馬「・・・おいっ!」
陣内「・・・何?」
十馬「どういう事だよ・・・今の。」
陣内「聞いちゃったんだ♪お前と井森の屋上での会話。自殺Pカードと薬の事」
十馬「・・・!いや、でも自殺Pカードと薬の事は言っていないはず・・・!5P入ったとしか・・・。」
陣内「ああ、だって元々知ってたからね。」
十馬「え・・・」
陣内はポケットからカードのような物を取り出す。
十馬「これって・・・」
陣内「そう。俺も持ってんだよ。自殺Pカード!」
十馬「!!!!!」
まさか・・・陣内がこれを持っていたなんて・・・。
十馬「じゃあお前もリラから・・・?」
陣内「リラ・・・?誰それ。俺はジンダイって奴から勧誘されたぜ。」
十馬「ジンダイ・・・?で、Pはどれくらい・・・?」
陣内「ざっと49ってところかな。」
十馬「49!?お前いつから・・・」
陣内「もう半年くらいだな。厨房だった頃塾の帰りにジンダイに会ったんだよ。当時は受験生だったから毎日のように勉強漬けだったよ。もう耐え切れなくなって自殺しようと思ったときにジンダイと出会った。自殺して甦ってP貯めて願いが叶う・・・そんなのマトモな俺だったら信じなかっただろうが死のうと思ってた俺には何の疑い、抵抗も無かったかな。」
十馬「・・・!Pカード見せてくれよ。」
陣内「いいぜ。ほらよ。」
【ジンナイ トモユキ 様】
北城山高校受験合格・・・5P
中沢裕一死亡・・・10P
佐藤啓死亡・・・15P
檜山聡美死亡・・・20P
飯塚尚輝死亡・・・25P
??????????・・・50P
??????????・・・100P
十馬「やっぱり・・・P使って受験合格したのか・・・。」
陣内「ああ。おかげで景品交換してからは全く勉強せずに済んだよ。勉強した内容が全て頭の中にインプットされていたからな。」
十馬「・・・この3人・・・。」
陣内「ああ、そいつらは俺の成績の事で散々馬鹿にして来たからな。合格した後に殺したんだよ。」
十馬「・・・へぇ。」
陣内「お前のPは?」
十馬は陣内にPカードを渡す。
陣内「うわっ、何だこりゃ。5Pの景品すら手に入れてねぇのかよ。」
十馬「だってこれ貰ったの一昨日だし・・・井森の事でいろいろあったからつい自殺しそびれちゃって。」
陣内「他人の事気にする前にまず妹を治してやったらどうなんだ?」
十馬「ああ・・・。ところで・・・お前沢松の事好きだったんじゃ・・・?」
陣内「だから?」
十馬「いや・・・行ってやらなくてもいいのか?」
陣内「別に。俺はアイツの事なんてどうでもいいんだよ。家が貧乏だから目ぇつけられないように手下の振りしてただけだからな。」
十馬「そうなんだ・・・。」
陣内「でも行ってやらねぇと高木に怪しまれちまうかな。」
陣内は校庭へ降りて行った。
十馬「・・・!そういえば井森は・・・。」
十馬は屋上へ引き返した。
十馬「井森っ!」
井森はフェンスの向こう側に座っていた。
十馬「おいっ!!危ねぇぞ!」
井森「・・・ねぇ十馬くん。これから・・・私はこの学校で幸せに学校生活を送る事・・・できるかな?」
十馬「・・・出来るんじゃないか?」
井森「・・・本当に?」
十馬「お前を苛めてた主犯格の沢村が死んだんだし・・・わからないけど。」
井森「私、友達いっぱい作りたかった・・・。だけど沢村のせいでそれは無理なんだと諦めてたの。でも、相田くんが自殺Pカードを勧めてくれて・・・本当に良かった。ありがとう・・・」
井森の頬を涙が伝う。
十馬「いや、俺はカードを勧めただけだから。」
井森「・・・でもね。この学校で幸せに過ごすには・・・もう1人邪魔な人がいるの。」
十馬「高木か?それとも陣内・・・」
井森「ううん、その2人はどうでもいいの。私が消したいのはね。」
井森のカードが発光した。
十馬「15Pの景品・・・!」
井森「吉高由梨香。」
十馬「・・・え?」
井森「私が消したいのは吉高。アイツさえ消えれば・・・フフフ・・・。」
井森が新たに消したい人物・・・それは
由梨香だった・・・・・・。
第8話-終-
- Re: 自殺P貯めませんか?〜犠牲者は再び現れる〜 ( No.14 )
- 日時: 2010/06/05 18:54
- 名前: 真菜 ◆A4jsQTgi.Q (ID: 1wSGUlCd)
とても面白いです。
これからも更新頑張ってください♪
- Re: 自殺P貯めませんか?〜犠牲者は再び現れる〜 ( No.15 )
- 日時: 2010/06/05 20:40
- 名前: Glitter ◆D7eyn7/Cvc (ID: TI5XYu0n)
>>14
真菜さん
ありがとうございます♪
- Re: 自殺P貯めませんか?〜犠牲者は再び現れる〜 ( No.16 )
- 日時: 2010/06/05 21:59
- 名前: Glitter ◆D7eyn7/Cvc (ID: TI5XYu0n)
第9話「恋」
十馬たちが校庭に降りると登校した生徒や教師で溢れていた。
羽田「さ、沢松さん・・・!?どうして自殺なんて・・・。」
高木「・・・自殺なんかじゃない。」
校長「どういう事だね?」
高木「ノリカは・・・沢松は井森泉に殺されたんです!!!」
羽田「何ですって!?」
高木「屋上でノリカと井森がもみ合いになって・・・それで井森がわざと老朽化しているフェンスに向かって・・・ノリカを・・・。」
羽田「本当なの!?井森さん!」
皆が井森の方を見つめる。
井森「・・・違います。」
高木「とぼけんじゃねぇよ!俺はちゃんと見てたんだぞ!あ、おい!新人!お前も見てたよな?」
陣内「・・・見てた。」
高木「ほら見ろ!こいつも見たってよ!」
陣内「井森に蹴りを食らわそうとして井森が避けたらフェンスにぶつかってそのまま下に落ちたところをハッキリと。」
高木「お前っ・・・!?」
羽田「それは本当?」
陣内「はい、これが証拠です。」
陣内はポケットからカメラを取り出した。
羽田「カメラ・・・?」
陣内「これに証拠が映っています。」
陣内はムービーを再生させた。
ムービーには屋上で起きた一部始終がバッチリ収録されていた。
羽田「井森さんは悪くないわね・・・」
高木「・・・ふざっ・・・けんな・・・。」
高木はポケットからナイフを取り出すと陣内の腿にナイフを突き刺した。
陣内「・・・っ」
羽田「高木君っ!!!止めなさい!!!」
高木「おいてめぇ!ふざけんじゃねぇぞ!!!!!裏切りやがって!!!!おい!!!!!!!」
教師らが高木を取り押さえる。
陣内は周りの生徒たちに脇を抱えられて保健室へ。
高木「ふざけんなあああああああああああああああ!!!!」
朝の校庭に怒号が響き渡る・・・。
有名進学校で起きてはならぬ事故・・・いや、事件であった・・・。
数十分後、学校に警察が来て高木は連行されて行った。
井森「あ・・・あの。陣内くん!」
陣内「・・・。」
井森「ありがとうございましたっ・・・!」
陣内「勘違いするな。」
井森「本当にありがとう・・・」
陣内は校庭を後にした。
十馬「陣内・・・まさか隠し撮りとはねぇ・・・。」
井森「・・・そうですね。」
十馬「さて、教室に戻るか・・・。」
井森「私今日は早退します。」
十馬「えっ、早退?」
井森「はい・・・。ちょっと気分が悪くなって。」
十馬は悟った。
家に帰り自殺Pを貯めるつもりだと・・・。
井森「早退するって伝えておいてくれる?相田クン・・・。」
十馬「あっ、おい!」
井森は早退した。
聡「あっ、十馬!!」
由梨香「何だか大変な事になっちゃたね・・・。」
鈴木「高木・・・連れてかれたな・・・。」
十馬「・・・お前ら校庭にいたんだ。」
由梨香「当たり前じゃん!こんな騒ぎになってるんだから。皆気になって出て来るよ・・・C組以外は。」
十馬「C組?」
聡「C組の生徒は7時までには全員学校に来て授業を開始するんだって。担任の板谷先生が休み時間以外は教室に鍵をかけるんだって。つまり授業中にトイレが行けないって事。もし授業中教室から出たらその日はもう教室に入れてもらえず帰るしかないんだって。」
由梨香「板谷先生はかなり信頼されているらしいから・・・板谷先生のクラスで授業を受けると必ず有名大学に合格するらしいから入学前から抽選で30名のみC組の生徒に入れるようにしているとか。」
十馬「へぇ・・・。生徒を抽選で決めるとはねぇ。」
聡「あ、今はそんな事関係無かったね。・・・そういえば井森さんは?」
十馬「あぁ、何か気分悪いって帰った。」
由梨香「そうなんだ・・・後でお見舞いに行こうかな?」
十馬「えっ・・・それは止めておいたほうが・・・。」
由梨香「何で?心配じゃん。クラスメイトなんだしっ。」
十馬「だってお前相当嫌われてるだろ井森に。」
由梨香「そうだけどさぁ・・・」
十馬「とにかく絶対行くなよ!」
十馬は心配だった。
Pを使う前に由梨香を殺してしまうんじゃないかと。
由梨香の事は好きでも嫌いでもなかったのだが
何としても止めたかった。何故なら・・・
十馬は井森に好意を抱き始めていたからだ・・・。
好きな人に犯罪を犯させたくはない・・・。
第9話-終-
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