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学校の開かず部屋 幽霊オリキャラ募集
日時: 2010/07/10 10:38
名前: 亜倉歌樹 (ID: EE/vzbC4)

どもどもっお初です。
亜倉歌樹でございます。
無駄におかしな表現を使ったり、文字間違いなど
多々ありますが、温い目で見てやってください

…あ、そうだ、最初はプロローグからやりますけども、そのあとに主な登場人物は次に出しまする。
では、宜しくお願いします。

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Re: 学校の開かず部屋 幽霊オリキャラ募集 ( No.4 )
日時: 2010/07/11 00:08
名前: 亜倉歌樹 (ID: EE/vzbC4)

  第1話  荒廃の学校と少年たち

 風が叫んでいる。
 叫んでいる、というよりは、唸り声を上げているの方がいいのだろうか。
 周りの景色は、あまりにもひどいものだ。
 草木は人手が加わらず乱雑に育ち、花は枯れたのと野生になったのとでバラバラだ。
 その庭らしきものが囲っているのは、学校。
 コンクリートがはがれ、苔やツタが絡み、窓ガラスが割れている。
 まさに、廃墟。
 そんな学校の狭い校庭に、5人の少年少女がやってきた。

「なあぁ…、もうやめとこうよぉ…」
「ここまで来て何言ってんだよ」
「ほんっと、肝なしなんだから」
「でも、私もちょっと怖いかもぉ…」
「はっはは、いざっつー時は俺が全員しょって逃げてやるから!」

 リーダーらしき少年、安西勝を中心に、少し怖気づいた少女を牧村詩穂、少し年上らしい少年斉藤海
莉、強気な年下らしい少女を吉田季伊、気の弱そうな少年を柊木高彦という。
 彼らは高校生と中学生だ。
 今回ここへ来たのは、単なる肝試しのつもりだった。
 それを見るまでは。

Re:学校の開かず部屋  幽霊オリキャラ募集 ( No.5 )
日時: 2010/07/11 00:42
名前: 亜倉歌樹 (ID: EE/vzbC4)

 第2話 廃校と思い出

 勝たちは歪んだ両開きの扉を開き、校舎に入った。
 その瞬間。

——ォォオオオオオオォォ…。

「っ!」

 勝たち全員、その狂気に身震いした。
 単なる、肝試し。

「やっぱやめとこうぜ!? 絶対出るよ!」
「うっせーよ! なんもねーって!」

 高彦の制止に、勝は耳を貸さなかった。

——怖さは多少あった方が面白いだろ…!

 勝は冷や汗が出たが、好奇心でゾクゾクした。
 タイルの剥がれた玄関には、もちろん木の下駄箱がたくさんあった。
 下駄箱の中に、何かがあるわけでもない。

「下駄箱さぁ、黒猫とかいたら面白いよねぇ」

 そう言ったのは季伊だ。その声にびびり、高彦が「ひぃ!」と声を上げた。
 季伊が下駄箱のなかをちらりと見て、硬直した。
 そして、床に尻もちをついた。

「どうした?」

 季伊に海莉が駆け寄る。

「下駄箱…中に…」

 暗い影が出来た下駄箱を指差した。
 そこを勝が覗いた。

「うっわ…きついな…」


 中には、腸のえぐりだされた黒猫が、押し込まれていた。


「う…」
「ひいぃっ!!!」

 詩穂と高彦が声をあげた。

「はじめっから、いい雰囲気じゃね…?」

 勝のその言葉を、詩穂は嘘だとわかっていた。
 彼の手が震えていた。

Re: 学校の開かず部屋 幽霊オリキャラ募集 ( No.6 )
日時: 2010/07/11 01:18
名前: 亜倉歌樹 (ID: EE/vzbC4)

 第3話 分裂

 5人は取りあえず、3組に分かれて行動することにした。
 勝、詩穂は三階の廊下の一番奥の理科室に拾った石を置き、海莉、季伊が二階の廊下の一番奥の音楽室、
そして一人、高彦は一階のコンピュータ室というようになった。

「ねぇ…安西君」
「どした?」

 勝と詩穂は階段を上っていた。

「柊木君、一人でよかったの?」

 困った顔をしている。心配なのだろう。

「ああいうやつって、さっさと面倒なこと終わらせて家に帰りたいっていう気があるからな」
「そっか…」

 詩穂は少し安心した。
 踊り場には大きな鏡があった。

「でかいな…」
「こういうのって、怪談で言うと幽霊写るって…」

 詩穂は見えてしまった。
 後ろが写る、後ろは折れまがって廊下だった。


 角に髪の長い小さな——。


「! …どうかしたか」

 詩穂は勢いよく後ろを振り返っていた。
 勝も後ろを見たが、何もいない。

「ん…気のせいだったみたい」

 二人はそのまま三階に上がっていった。

 角の横。



 なん いる ?  こ 私  所  だから いちゃ め よ ひど よ。

Re: 学校の開かず部屋 幽霊オリキャラ募集 ( No.7 )
日時: 2010/07/11 02:07
名前: 亜倉歌樹 (ID: EE/vzbC4)

 第4話 遠い絶叫

 三階に着いた。
 木製の床はところどころ穴があいている。今は夜なので、割れた窓ガラスの奥には何も見えない。
 不気味以外になにも言えることはなかった。
 口を開いたのは詩穂だった。
 しかし、あまりにも恐ろしい内容だ。

「今更だけど、ここ、私たち通ってたんだよね…」
「…」

 確かに、彼らはこの学校に通っていた。
 古い学校だったため、すぐに廃校になってしまった。
 そして、大量の生徒の変死。

「…核が、『愛ちゃん』って小学1年生だったよな」
「自殺でしょ? 電車で…」

 その時だった。

「わあああぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!!!!」

 その声は、一階から聞こえた。

「この声…高彦!?」
「行こうよ…何かあったんだよ!」

 二人は急ぎ足で一階へ戻った。

Re: 学校の開かず部屋 幽霊オリキャラ募集 ( No.8 )
日時: 2010/07/11 09:39
名前: 金平糖  ◆dv3C2P69LE (ID: TQ0p.V5X)

オリキャラ応募用紙

名前 生徒作品の絵『お兄ちゃん』
年齢 17
性別 男
特徴 授業課題、『家族の絵を描こう』で一人の生徒が描いた兄の絵。
   その子の絵が上手すぎて幽霊なっちゃった。
   因みに絵のモデルになった兄は生きている。
   黒髪、赤ぶち眼鏡、色白、低身長、少し童顔。
起こす奇怪 絵の中から出てきて、他の絵の作品の評価をしていくのみ。
      肝試しとかしてる子と偶然会った場合、「こんな事したらいけません!」とお説教が始まる。


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