ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 僕 の 部 屋
- 日時: 2010/06/12 19:42
- 名前: ブラックサンダー ◆RBQXbpQZfY (ID: MgUgGnIS)
はじめましてがおおいですね、多分♪
ブラックサンダーといいます^^
適当にブラックとかとでも呼んで下さい♪
適当に書き進めるんで・・・・・
スルーしちゃっていいですよ♪
プロローグ
遊ぼう! 僕の部屋で!
でもね・・・・・
この部屋に入った人は・・・・・
死 ぬ ん だ よ ?
でも、助かる方法はあるよ?
それはね・・・・・・
- Re: 僕 の 部 屋 ( No.12 )
- 日時: 2010/06/13 21:53
- 名前: ブラックサンダー ◆RBQXbpQZfY (ID: MgUgGnIS)
第四話
「死にたくない・・・・・・」
さっきから私はこの言葉しか言っていない。
気づけばもう朝だった。
AM5時・・・・・・このまま時がとまればいいのに。
「準備おっけ。あとは・・・・・・大貴」
「ん。わかってる。行くか」
いつもならワイワイはしゃいでるのに今日はとてもそんな気分ではない。
死ぬかもしれないのにはしゃげる訳がない。
「あ、新井と大貴」
陣野だ。いつもより低い声だった。
「栞・・・・・・頑張ろうね」
「うん・・・・・・」
やっぱり、栞は怖いんだ。
・・・・・・栞のためにも頑張らないと。
「よし、いこっか」
——絶対に生き抜いてやる。
心に決めた。
数分歩いたところで家が見えてきた。
「あれ・・・・・・かな」
「多分」
やばい。差出人、金持ち?
「でかいな」
「「確かに」」
大きな門をくぐった先に、お城のような家があった。
あれが「文菜」の家なんだろう。
「いらっしゃい♪ 僕の家に」
家から男の子が一人出てきた。
小学生・・・・・・?
「こっちへきなよ。お部屋へ案内してあげる」
「文菜」がいった。
「殺さないでよ」
私は警戒しながら言った。
「殺さないよ。・・・・・・今はね」
- Re: 僕 の 部 屋 ( No.13 )
- 日時: 2010/06/14 22:06
- 名前: ブラックサンダー ◆RBQXbpQZfY (ID: MgUgGnIS)
第五話
今は・・・・・・ってことはやっぱ殺される。
注意しないと。
「大丈夫。そんなに警戒しないで。ここが僕のお部屋だよ」
「・・・・・・カワイイ」
ぬいぐるみがいっぱいだ。
「文菜」は男の子なのに・・・・・・女の子みたいだな。
「今、僕のこと女の子みたいって思ったでしょ」
「・・・・・・」
はい、思いましたとも。
すいません。
「今日は泊まっていっていいよ。明日、遊ぼう?」
「着替え、持って来てないんだけど」
「大丈夫。君たちの着替えはあるから・・・・・・」
!? 何であるんだよ。
家にある部屋着とまったく一緒。
「な・・・・・・んで私の服が?」
栞は恐怖で声が震えていた。
「とってきてあげたんだよ? 君たちのために」
文菜はニヤリと笑って答えた。
家に・・・・・・入ってきた?
「何で勝手に?」
「明日一緒に遊びたいから。逃げたらどうなるかわかってるよね」
明日、何をされるか・・・・・・。
もしかしたら、寝ている間に殺されるかも・・・・・・。
「雪。寝ている間に殺したりしないから大丈夫だよ」
何で私の名前を?
「お前、一体何者なんだよ」
「僕? 僕は・・・・・・僕だよ。覚えてないの? 雪」
誰だ・・・・・・? 思い出せない。誰なんだ。
頭が痛い。思い出そうとすると頭が痛い。
「思い出せないの? 雪。僕だよ? 「元」谷口文菜」
谷口・・・・・・?
「お前・・・・・・!」
「フフフ。思い出してくれた? あの時はよくも僕を裏切ってくれたね」
栞、陣野、大貴は状況が飲み込めないらしく、口をポカンと開け私たち二人の会話を聞いていた。
それよりも、ふざけるな。何で文菜がここにいるんだ。
なぜ私の命を狙う? 幼馴染の命まで狙うんだ。
「何で私の親友の命まで奪おうとするんだ?」
「許せないからだよ。君だけ幸せになることが」
- Re: 僕 の 部 屋 ( No.14 )
- 日時: 2010/10/06 20:34
- 名前: ブラックサンダー ◆LAr2dQXkfk (ID: LIyXzI4u)
- 参照: 酉変更♪
第六話
「幸せ?」
「そうだよ。君が僕を裏切りさえしなければ、僕は幸せだった。君や君の幼馴染に手を出さなかった」
文菜は悲しそうな表情をして、うつむいた。
「私はあの時謝ったじゃない。それでも許せないの?」
「チガウ。雪、君は謝った後なんていったと思う?『どうせまた同じことを繰り返すんだから、謝っても意味はない』って。僕には聞こえてたんだから」
悲しそうな表情をした後、すぐに怒りに満ちた表情に変わっていた。
大貴は驚いて雪に聞いた。
「まさか、会ったときからずっと言ってた『もう同じことは繰り返さない』って・・・・・・このことだったのか?」
「・・・・・・そうだよ。もう私の言葉で誰も傷ついてほしくない。私の行動で傷ついてほしくない。だから・・・・・・」
「今更そんなこといっても僕は許さない。君をいつか殺してやる。友達も、家族も。君と知り合った人全員殺してやる。僕にはその力があるんだ。君を殺しさえすれば・・・・・・」
文菜、君はどうしたらあの時許してくれた?
それに・・・・・・私は悪くない。文菜が悪いんだ。
文菜が・・・・・・あんなこというから、私は裏切ったんだ。
——信じる? どうしてあんな奴信じてあげないといけないの? 僕は自分が友達って思ってる人しか信じない。だからあいつを信じたことなんて一度もないよ。
私だって聞こえてたんだからね。
『信じてたのに・・・・・・』って言って、私がいなくなった後すぐそうやっていったんでしょ? あなたの大切な友達に。
「大切な友達を守りたい? 助けたい? それなら僕と遊んでよ。そこの三人は何して遊びたいのかな?」
「俺は・・・・・・死なないために来たんだ。遊びに来たんじゃない。それと・・・・・・」
「それと?」
文菜は大貴に問いかける。
「それと・・・・・・雪を守るためだ」
え・・・・・・そのためにきてくれたの?
何で・・・・・・
「何でいつも雪ばっかりなの? 僕も・・・・・・誰かに守られたり、誰かを守ったりしたいよ! でも・・・・・・何で雪なんだよ! ・・・・・・皆僕が嫌いなの?」
- Re: 僕 の 部 屋 ( No.15 )
- 日時: 2010/11/27 20:50
- 名前: ブラックサンダー ◆LAr2dQXkfk (ID: kaY8Y1HD)
第七話
「嫌いなんかじゃないよ。私たちは今日、初めてあなたを見たの。あなたのことがわかれば、私達皆あなたを守るよ」
少し震えた声で栞は言った。
文菜は小さな声で
「嘘つくのはやめて」
といった。
「とりあえず、今日は僕の家に泊まってね♪」
さっきとはまるで違う明るい声で言った。
「・・・・・・わかった」
「・・・・・・僕はご飯の準備してくるね! ゆっくりしていってね♪」
文菜はいってしまった。
「・・・・・・なぁ、あいつなんなの?」
「ごめん、聞かないで」
私は即答した。
あんな過去もう思い出したくない。
文菜には申し訳ないと思っている。確かに私は裏切った。でも悪いのは文菜だ。私は悪くない。
「ごめん・・・・・・」
また、大貴を謝らせてしまった。
いつもそうだ。大貴は悪くないのに、私のかわりにいつも謝っている。
「大貴・・・・・・ごめんね・・・・・・」
小さな声で謝った。
「拓海、あっちにいこう」
栞は気を使ってくれたのか、陣野とどこかへ行ってしまった。
「大貴・・・・・・」
「ん? どうかした?」
私は大貴の服の袖を掴み、
「ごめん・・・・・・」
と言った。
「気にしてないよ。雪が言えないんなら、言わなくていいよ。俺は何も聞かないから」
と言って、頭を撫でた。
- Re: 僕 の 部 屋 ( No.16 )
- 日時: 2010/10/09 14:43
- 名前: ブラックサンダー ◆LAr2dQXkfk (ID: LIyXzI4u)
第八話
「絶対、生きて帰ろうね」
「あたりまえ。約束な」
私達は約束をした。
『必ず生きて帰ること・・・・・・』
本当に守れるかな。私は死んでしまうのではないか。
不安でいっぱいだった。
「ねぇ、雪達大丈夫かなぁ・・・・・・」
「あの二人なら大丈夫だよ。それより俺らもなにか考えないと。あの二人ばかりに抱え込ませたらいけない」
陣野、栞にまで心配かけてる。
私は本当に三人を守れるのかな・・・・・・
もし、文菜が三人を解放してくれるなら・・・・・・死んでもいいと思った。だけど、それはできない。
さっき必ず生きるって、約束したんだ。
私は絶対に生きる。
いったん切ります。
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