ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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━Solitary killer━10話うp
日時: 2010/06/20 21:03
名前: 律零 (ID: EWcIN/Ij)

☆☆☆素敵なお客様方☆☆☆☆
禰音鏡幻様 白月様 金平糖様 りん様 黒翼様

☆☆☆☆☆☆☆☆☆


人間は常に______

復讐心に満ちている______


オリキャラ募集用紙>>3
用語集>>22
〜STORY〜
登場人物>>2 >>19
>>1   【プロローグ】
>>7   【殺人】
>>11  【出会い】
>>12  【初任務 前編】
>>16  【初任務 後編】
>>17  【失地悠】
>>18  【交渉】
>>20  【関西へ】
>>21  【裏切り者】
>>25  【八機将の力】

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Re: ━Solitary killer━オリキャラ募集 ( No.11 )
日時: 2010/06/17 18:32
名前: 律零 (ID: EWcIN/Ij)

【出会い】

時は戻り 2010年 夏

この日の東京の温度は、最高35度と今年初の高気温となった。
16歳になった灰些は、夏用学生服を着て登校中だった。
「灰些。今日めっちゃ暑くない?」
「そう?」
灰些の隣を並んで歩く水川玲奈は、短い髪を風靡かせミニスカートでパタパタと足を扇ぐ。
灰些は玲奈のその姿を見ると、ため息をついて表情を曇らせる。
「やめろよ。見っとも無い。」
「灰些どんな体温してんの?35度なんて熱寸前の温度だよ。」
灰些は玲奈の顔を見ると、再びため息をついた。


玲奈と会ったのは両親が殺害されて1週間後だった。
‘国立桃山孤児院’という施設に入れられ、その場で最初にできた友達は玲奈だった。
玲奈は施設の中でも人懐っこく、悲しい過去を背負った灰些を明るくさせた人物でもある。
灰些にとって、玲奈は大事な親友なのだ。
今は・・・あれだが・・・・


2人は高校1年生。施設の近くにある南学園という高校に通っている。
2人は門を抜け、ほかに登校している生徒の群衆の中に入り込んだ。
唯でさえ暑いのに、この人ごみは避けたいものだった。
「やばいわ・・・暑すぎる・・・・」
玲奈は灰些の顔を見ると、その場にバタリと倒れ込んだ。
灰些は驚き、周りにいた生徒も唖然とした表情で見ていた。
原因は熱中症だろう。
灰些は玲奈を抱っこすると、そのまま保健室へと向かった。

─────

桃山孤児院と隣接する建物 ネメシス・ティシフォネ

孤児院の隣に建つ9階建ての建物。
屋上には大きく
『あなたの命、保証します』
という看板が置かれていた。しかし、この会社はその反対だった。
世間ではただの保険会社。しかし、裏の世界では殺し屋が集う会社。
その名も、暗殺専門店‘ネメシス・ティシフォネ’。
名前の由来は復讐神という神の名前からとったもの。

会社の最上階9階では、社長である山中仙次郎が窓から南学園を見下ろしていた。
学園のグラウンドに、灰些が玲奈を抱えて保健室に向かっている様子が伺える。

「失礼します。」

社長室の扉が開き、金髪にピアス、首には骸骨のアクセサリーをつけた男性が入ってくる。
山中は振り向くと、男性の顔を見て作り笑いをする。
「やあ!!青葉君、仕事はどうだね?」
「今日は1人殺しました。ノルマは後3人です。」
青葉洋介の言葉に、山中は2階頷く。
「その調子で頼むよ。それで、君を呼んだのは・・」


「灰些君の殺し屋初任務の手助けだ。」


山中の言葉に、青葉は最初驚きを表情を見せる。
「手助けなんてできません!!殺し屋の法律を破ってしまう!!」
「今回は許す。彼はまだ若い。その若さ故に、殺し屋世界では有名になっているんだ。」
山中の言葉に、青葉は口を瞑らせ言葉を失う。
「頼むよ。君と彼は入社当時から仲が良いだろう?それも含めて頼んでいるのだ。」
「・・・・分かりました。」
青葉は一礼をすると、渋々了解をした。
山中は安堵の息を漏らすと、青葉に茶封筒を渡す。
「君と灰些君の任務資料だ。彼が高校から帰ってきた後、すぐに任務についてくれ。」
「分かりました。」
青葉はもう一度礼をすると、社長室を後にした。

Re: ━Solitary killer━オリキャラ募集 ( No.12 )
日時: 2010/06/17 21:36
名前: 律零 (ID: EWcIN/Ij)

【初任務 前編】

高校は終わり、一人で下校する灰些。
玲奈は結局先に施設に帰ったのだ。重度の熱中症らしい。
一人で施設に戻る灰些は、夕日で染まった空を見ながら足を進めた。

「ベンジャミン。」

灰些は突然の声に驚き足を止めた。
目の前には殺し屋の先輩である青葉洋介が立っていた。
ベンジャミンとは灰些のコードネームだ。任務時は常にコードネームで呼び合っている。
「青葉さん・・・あっ、ブラックさん。」
「任務だ。明日は土曜で学校もないだろ?この2日で任務を終わらせるぞ。」
灰些は‘任務’という言葉に顔を笑顔に変えた。
殺し屋になって初の任務だ。興奮と嬉しさが込み上げてくる。
「どんな任務ですか?」
「簡単な任務だ。ターゲットは2人。双子の詐欺師だ。」
「双子・・・ですか・・・」
青葉は歩き始め、灰些も隣に並んで歩きながら説明を聞く。
「あぁ。普通の詐欺師とは違い、刃物使いでもある。十分気をつけろ。それ以外は別にない。」
青葉は任務資料を灰些に渡す。
灰些は資料をある程度見ると、青葉の顔に目を移す。
「いつ出発ですか?」
「今日の夜12時。服装は整えろよ。後、誰にも気づかれないように会社前だ。」
「分かりました。」
灰些は一礼すると、施設へと戻って行った。

_________


時間が経つのはあっという間だ。時計の針は12時を指そうとしていた。
灰些は黒いロングコートに赤外線搭載で暗いところも見えるサングラスをかける。
殺し屋の仕事専用服だ。灰些は誰にも気づかれずに施設を抜け出すと、隣接する会社前に着いた。

「来たな。」

会社前には青葉と2歳年上の先輩である白銅流沙がいた。
流沙は灰些と同じでロングコートを着ていた。青葉は夕方出会ったときと同じ服装である。
「こんばんわ。今日は同行させてもらうわ。」
「っていうか・・・これ殺し屋の法律に反してませんか?」
灰些が2人に質問すると、青葉が首を横に振った。
「今回は社長に許可をもらって3人1組で行動することになっている。それじゃあ行くぞ。」
青葉は会社の前に止まってある黒いバンに乗り込む。
流沙と灰些も続けて乗り込む。
青葉は2人が乗り込んだことを確認すると、車を発進させた。


「相手はビルで金融関係の会社を経営している。ここから数キロ離れているが問題はない。」
青葉は淡々と説明をしながら運転をする。
「恐らく、相手はこちら側が来ること知らないだろうし、襲撃すれば簡単に終わる。」
「楽ですね。私も同行して良かったのですか?」
流沙は笑いながら青葉に言った。
「ストーム、お前は社長が保険をかけておけと言われて同行させたんだ。」
「保険?フフッ、保険会社らしい場面もあるんですね。」
流沙は不気味に笑い、一瞬灰些の方を向く。
灰些も大体は流沙の噂を聞いていた。

─多重人格者─

流沙の裏の人格は、今の穏やかな性格が正反対。
見たことはないが、噂では相当なものらしい。
灰些はそんな流沙を見ると鳥肌がたってしまう。
3人はその後も任務についての話をしながら、目的へと目指したのだった。

Re: ━Solitary killer━オリキャラ募集 ( No.13 )
日時: 2010/06/17 22:44
名前: りん ◆mTqouqsI7s (ID: 1EEKYNv1)

◇◆オリキャラ募集用紙◇◆
[名前 大沢 鈴愛 読み方 おおさわ れいあ]


[服装 普段はカジュアルや甘系で仕事の時は黒のワンピース
性格 普段は優しくてお人よしで素直だが仕事のときは180度変わって冷たくなる
口調 普段・・・フレンドリーでおっとりしている話し方。仕事・・・冷たく言い放つ]

[殺し屋]
※どちらかを選んでください


[勝手ですがこの小説へのコメント]
殺し屋系とかこういう小説大好きです^^
面白いので更新頑張ってください!
絶対またコメします☆

[あなたの小説紹介]
「バンパイア」というバンパイア系の小説です。

Re: ━Solitary killer━オリキャラ募集 ( No.14 )
日時: 2010/06/17 22:49
名前: 律零 (ID: EWcIN/Ij)

 りん様
初投稿ありがとうございますm(__)m
小説は読みましたよ♪
バンパイアのモデル・・・・

奇抜な発想がオモローです!!
更新頑張って下さい♪

Re: ━Solitary killer━オリキャラ募集 ( No.15 )
日時: 2010/06/17 22:57
名前: りん ◆mTqouqsI7s (ID: 1EEKYNv1)

小説読んでくれたんですか?
ありがとうございます(●^mn^)

オモローだなんてっ・・・(//▽//)←キモい
私も更新頑張るんで律零さんも頑張ってくださいp(^^)q


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