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彼女の別名は「天使と悪魔」
日時: 2010/06/20 13:34
名前: あいひ  ◆864fRH2jyw (ID: n./2gobO)

彼女は、女神の笑顔だという。

彼女は、悪魔のように怖いという。

彼女は、自分を「過去の悪魔」という。


彼女は人を殺す。でも殺したくないそうだ。
彼女は人をどん底へ突き落とす。でも突き落としたくないそうだ。

彼女は言う。「僕は人を絶望に陥れたくない。でもねしょうがないの。これが僕の定めなの。」

彼女は言った。
「ご  め  ん  な  さ  い。」
と。



全然怖くないですよ。安心してください。
このへぼ作者のあいひですから。

>>01 ep01 デュース
>>02 ep02 ショウジョ
>>03 ep03 ジンセイヘンカ
>>04 ep04 カコ
>>05 ep05 ヒニク
>>06 ep06 ハツコイ

話のほうは順調でーす(´∀`===´∀`)

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Re: 彼女の別名は「天使と悪魔」 ( No.3 )
日時: 2010/06/20 10:25
名前: あいひ  ◆864fRH2jyw (ID: n./2gobO)

03 ジンセイヘンカ

遠い夢。俺は少女見た。

「ふあ。変な夢だな。」

憂鬱な今日が始まる。もう嫌だ。

重い体を起こす。昨日の事を思い出せない。

「・・・ふう。」

重い足取りで学校へ向かった。


靴に画鋲。机に落書き。俺は虐めをうけている。


だから、学校なんて・・・。

靴に画鋲がなかった。机に落書きもなかった。そして

「おはよっ。達也。」

「・・・健悟・・・?」

いつもと違う。健悟は・・健悟は・・・。

「昨日大丈夫だった?」

虐めのリーダーじゃないか。

「あっ達也。おはよう」

尾崎・・・?

「月河君、おはよう。」

白波さん・・。


「みんな・・・どうして?」

「達也?どうしたんだ。何で泣いてんだっ?」

「月河君?どうしたの?」

みんな・・・・・。




「達也、弁当食べようぜっ!」

「健悟・・・・。」




「なあ。なんか昨日と態度違うよな。みんな?」

「はあ?もしかして倒れて頭おかしくなったのか?」

「なっ・・・。」

「いつもと同じ。尾崎も白波も俺もみんな同じ」

「・・・・健悟。」

・・・温かい声。俺何言ってんだろ。そうだよな。俺、みんなから優しくしてもらってるよな・・はは。

あはははは。あははははははははは。

あははははははははははははははははははははは。

俺って世界一幸せ者。

03end

Re: 彼女の別名は「天使と悪魔」 ( No.4 )
日時: 2010/06/20 10:08
名前: あいひ  ◆864fRH2jyw (ID: n./2gobO)

04 カコ

「クロナ、クロナ。」

「お姉様?お姉様ですか?」

「ええ。よくお聞き。貴方はね“悪魔”として皮肉な人間を殺さなきゃならない。」

「お姉様?」

「命の重さを知らない人間共に神から与えられた自分の体、心、そして命の重さを知らしめるの。」

「はい。お姉様。」

「もうわたくしは長くない。だから、どうか。」

「お姉様っ!」

「生きたくても生きていけないものの気持ちを伝えなさい。そしたら・・・・・・」

「そしたら・・?」

「また・・・・・・わたくしと会えま・・・す・・わ・・・。」

ピーーーーー




「お姉様。今すぐ会いたい・・・・!だから、


         お姉様の夢叶えます。」

04end

Re: 彼女の別名は「天使と悪魔」 ( No.5 )
日時: 2010/06/20 10:24
名前: あいひ  ◆864fRH2jyw (ID: n./2gobO)

05 ヒニク

人を殺すのが怖い。怖い。

殺したくなんてない。


“人間って皮肉ね・・・”

「お姉様?」

「わたくしがこんなにも辛いのに・・・簡単に命を投げ捨てる。」

「そんな・・・。」

にこっ

「クロナはなあんにも心配しなくていいわ。でもね。」

「お姉様?」

「わたくしが死んだら、クロナにも動いてもらわないといけないの。」

「悲しい事いわないでっ!」

「しょうがない事なの。わたくしだって、たった1人の肉親を悲しませたくない。だからこそ。



ヒトヲコロセルカラダニナルノヨ」

ぞくっ・・・・


「お姉様・・・・。僕だって・・・人じゃないんでしょ?なら・・・悲しみも憎しみも恋心もないはずなんでしょ。








僕も、人間に生まれたかった。」



みんなの態度が変わり20日たつ。

いや態度は変わってない。俺がおかしかっただけ。

みんな、、、いい奴だ。うん・・・。

毎日同じだけど楽しい。それが一番いいよな。

05end

Re: 彼女の別名は「天使と悪魔」 ( No.6 )
日時: 2010/06/20 13:25
名前: あいひ  ◆864fRH2jyw (ID: n./2gobO)

06 ハツコイ

「クロナどうしたっ!?」

「エ・・ル・・?」

「泣きべそをかいて・・・何かあったのか!?」

「お姉様が、、お姉様があああぁぁぁ!!」

スッ・・・

「大丈夫だよ。クロナ。安心して、俺がいる。」

チュ・・・

「エル?」

「喜びだってさ、悲しみだってさ。」

「・・・・?」

「1人より2人のほうが心強いぜっ!」

「エル・・・・。」

「俺は・・・お前の事・・・





好きだ。」




「これは王様の命令です。死んでください。」

「は?」

グチャッ・・・



「クロナ様にお届け物です。」

「何?あけて頂戴。」

パカッ・・・・

「!!」

ぽたっ

「エルウウウウゥゥゥゥ・・・。」

黒い箱に入っていたものは、














エルの首だったんだ。

06end

Re: 彼女の別名は「天使と悪魔」 ( No.7 )
日時: 2010/06/20 13:47
名前: あいひ  ◆864fRH2jyw (ID: n./2gobO)

07 サイゴ

「ふう。今日も楽しかったなぁ。」

「そうですか?最後の一日楽しんでもらえ光栄です。」

「・・・!!君は・・・」

「忘れるの早いですね。デュースですよ。」

「え・・・あの夢の?」

「あれは、夢ではございませんよ?」

少女は白い薔薇を一瞬で赤く変えて、

「契約確認書です。」

そこには、しっかりと俺の指紋がついてた。


「カードを引いてください。」

赤色に染まっているカードを一枚みせ。

「1から1000000までの好きな数字をいってください。」

俺は動揺しつつ。

「20000・・・?」

嗚呼、答えないほうが良かったのか。

「20000のカードは・・・」


にっこり

「鉈で八つ裂き」

「は・・・・?」

「大丈夫です。一瞬だから痛くありませんよ。」

グシュ

黒い(ぐろい)音がしたとき、もう俺はこの世にいなかったんだ・・。

ポトン。

藍色のビー玉のようなものが落ちる。

すっ

「これは、いただいていきます。」







“ごめんなさい”

07end


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