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屋敷
日時: 2010/06/20 19:19
名前: 未来の佐藤商店の店長 ◆7v0z8WpSgo (ID: V12Zkaox)

書いていこうか。

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Re: 屋敷 ( No.7 )
日時: 2010/06/22 19:48
名前: 未来の佐藤商店の店長 ◆7v0z8WpSgo (ID: V12Zkaox)

涼「奈月?奈月か?どこにいるんだ!?」
「ここだよ・・・。涼・・・だよね?」

奈月の声はベッドの下から聞こえた。
涼「大丈夫だ!何もいないぞ!出てこいよ!」
そう言うと奈月はベッドの下から出てきた。
涼「どうしたんだ?奈月。」
俺は聞いてみた。
だけど奈月はとても震えていてまともに話せるような感じじゃなかった。

Re: 屋敷 ( No.8 )
日時: 2010/06/22 22:45
名前: 未来の佐藤商店の店長 ◆7v0z8WpSgo (ID: V12Zkaox)

涼「とりあえず、廊下に出ようか。」
俺は少しでも奈月を落ち着かせようと思い、廊下に出た。奈月は震えながら後をついてくる。

涼「條と和麻と合流しよう。」
俺達は歩きだした。

奈月「キャアァッ!!」
涼「うわっ!どうした!?」
奈月「い、今あの曲がり角のところを、な、何か人みたいなのが・・・」
奈月はさっき俺が人を見た気がした曲がり角を指差しながら言った。
俺は曲がり角の方を見ていなかったから今何かいたのかは分からない。
だけど嘘ではないだろう。

涼「じょ、條と和麻かもしれないから行ってみよう!」
俺は奈月を安心させるためにそう言って、曲がり角に向かって歩き出した。

Re: 屋敷 ( No.9 )
日時: 2010/06/23 19:45
名前: 未来の佐藤商店の店長 ◆7v0z8WpSgo (ID: V12Zkaox)

曲がり角に着いた。
怖くて曲がり角の壁を曲がることが出来ない。

コッ

涼「うっ!!」

今、小さな音がした。何の音か分からない。大きな声を出して驚くところだったが、そうすると奈月を不安にさせてしまうし、何よりその音の発信源のヤツに気付かれるかもしれないからだ。

奈月「どうしたの・・・?涼・・・。」

どうやら今の音は奈月には聞こえなかったようだ。

涼「いや、何でもな・・・」

俺は途中で喋るのをやめた。どこからかまた小さな音が聞こえてくる。

・・・ズルッ・・・ズルッ・・・

何かを引きずるような音だ。條や和麻がこんな音を出すはずはない。

Re: 屋敷 ( No.10 )
日時: 2010/06/23 19:52
名前: 未来の佐藤商店の店長 ◆7v0z8WpSgo (ID: V12Zkaox)

逃げなきゃ!早く!ここから!それも奈月を不安にさせないように!

奈月「さっきからどうしたの?」
涼「も、戻ろう!」
奈月「え?何で?」
涼「え、えーと・・・。」

理由が思いつかい!でも考えないと!何か自然な理由を・・・。

涼「あ!そうだ!さっきの部屋でまだ見たいところがあったんだ!あの部屋に戻ろう!」
奈月「え?ああ、うん、いいよ。」

俺は速足で歩いた。

奈月「ま、待ってよー!」

Re: 屋敷 ( No.11 )
日時: 2010/06/23 19:58
名前: 未来の佐藤商店の店長 ◆7v0z8WpSgo (ID: V12Zkaox)

第6話 逃走

バタン!
急いでさっきの部屋に入った。

涼「ハァ、ハァ・・・」

怖くて心臓が高鳴っている。

奈月「どうしたの?涼。さっきからそんなに急いで。」
涼「それよりも何でさっきお前ベッドの下にいたんだ?」


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