ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 血塗られた顔は、月明かりの元に。
- 日時: 2010/07/10 13:09
- 名前: 紫音(ミサカ) (ID: VJEgN8CS)
◆ご挨拶◆
初めまして、紫音(ミサカ)です。
この作品は、他のサイト様で書かせていただいている作品の、改正版です。
決して盗作ではありませんので、そこら辺はご理解いただけると嬉しいです。
さて、私の作品は途轍もなく駄作で御座います。
それでも、読んで下される方が居られますなら、どうぞご覧くださいませ。
◇お客様◇
・りん様 ・遊太様 ・梓様
プロローグ
>>1-3
- Re: 血塗られた顔は、月明かりの元に。 ( No.2 )
- 日時: 2010/07/03 21:27
- 名前: 紫音(ミサカ) (ID: VJEgN8CS)
幾千もの星が散りばめられる闇夜には、今にも消えそうな月が浮かぶ。深夜の風が、私の頬を撫で悲しそうに去ってゆく。何故、こんなにも虚しくなるのだろう。今の私は、快感で満たされているというのに。
右手に握っているナイフは、そんな私を嘲るように、赤黒くなった表面で顔を映す。この、醜い顔を……。
ピエロの仮面の如く、ぱっくりと割れた笑みを浮かべていることに気づかされた。この仮面を剥ぎ取れば、本当の表情があるかどうかも分からない。
- Re: 血塗られた顔は、月明かりの元に。 ( No.3 )
- 日時: 2010/07/04 12:20
- 名前: 紫音(ミサカ) (ID: VJEgN8CS)
一章 漆黒の闇
1
燦燦と降り注ぐ、陽光が目に入って眩しい。久々に浴びる光は、気持ちが良いとは思えなかった。部屋のカーテンを閉め、暗がりの中に体を落ち着かせる。
「たまには、外に出たらぁ?」
私の行動を見ているはずか無いのに、見ているかのような発言がドア越しに女の声がした。まぁ、いつもこう言っているんだけど。
此処に来たということは、用事があるということなので、ドアへと歩み寄り少しだけ隙間を開けてやった。
「朝ごはん。食べなよン」
わずかな光と共に、差し出してきたのはジャムトーストと、ミルク。甘いジャムの香りが鼻孔を掠め、空いているお腹を擽る。
ぎこちなく受け取ると、女は微かに笑いドアをご丁寧に閉めた。ガション、と重たい音が響く。一番最初の言動と矛盾するが、鍵を閉めたのだろう。私が、逃げないように。
- Re: 血塗られた顔は、月明かりの元に。 ( No.4 )
- 日時: 2010/07/04 12:54
- 名前: 紫音(ミサカ) (ID: VJEgN8CS)
私は、人を殺すための道具。私が所属している組織の“ボス”の、命を受けて、あらゆる事をこなす。飼い殺しにされている、鳥のようなものなのだろうか? 私が外に出てすることといえば、“ボス”から与えられる任務。それ以外は、何も無い。それをしないと私は、組織の中で生き残れない。
ジャムトーストを音を立ててほおばっていると、ガサゴソと布の擦れる音がした。部屋の隅に目をやると、ベットの上に起き上がった人間の姿がある。
「今、何時?」
ぬぼーっとした、いかにも今起きたばかりです。と言っている男子の声が私に向けられた。あまり関わりたくないし、時計など持っていないが故時間が分からないので、あえて無視してやった。
- Re: 血塗られた顔は、月明かりの元に。 ( No.5 )
- 日時: 2010/07/05 14:28
- 名前: 紫音(ミサカ) (ID: VJEgN8CS)
「おい。今何時だ」
今度は、少し怒りが込められている。こいつが切れると、面倒くさいので持っていたパンを皿に戻しつつ、口を開く。
「あえて無視をしているんですけど。もう、朝だということは伝えておきましょう」
「あのなァ……。朝って事は、知ってんだ」
「私も、赤神が朝だと知っている事は分かっていますけど。ウザイので、もう関わらないようにしましょう……。ああ、そうそう。おきたのならベットからどいて下さい。私、寝ますから」
ため息を吐きつつ、もう一度ジャムトーストを口の中にほうりこむ。それにしても、とっとと出てよ。私、本当に眠たいんですけど。赤神は、そのことを見透かしているのか一向に出ない。こいつ……。
- Re: 血塗られた顔は、月明かりの元に。 ( No.6 )
- 日時: 2010/07/05 14:31
- 名前: りん ◆mTqouqsI7s (ID: 0lEaUB5k)
- 参照: 雑談掲示板では「みさき」です☆
はじめまして!!
小説読ませていただきましたww♪
面白いですね☆
こういう小説大好きです^^
更新頑張ってください(●^mn^)
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