ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- A KING GAME—王様ゲーム—
- 日時: 2010/07/09 22:22
- 名前: 玖宇 (ID: IWyQKWFG)
『私は3日後に蘇る』
『悲劇の王様ゲームは始まったばかりだ』
——とある集落に住む若者が自殺した——
——1つのとても不気味な遺書を遺して——
≪A King game≫
「ん〜、眠いー・・・」
「もー・・・何やってんの亜美!早くしないと遅れち
ゃうよ!」
「んー・・・もうちょっとぉ・・・」
「「今日は移動教室!!」」
「ぁあ———ッ!!!!忘れてたぁ!!!!!」
ばッ 勢い良く起き上がる。
「ちょっと待ってて、文ちゃん!」
「はいはい、さっきからずっと待ってるけど?」
「ごっ、ごめんなさぁいッ」
「ばっ・・・バス・・待ってぇ・・・」
「あら、遅かったわね、二人とも」
「先生・・・良かった・・間に合った・・」
「そろそろ出発よ。さッ、早く!」
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- Re: A KING GAME—王様ゲーム— ( No.3 )
- 日時: 2010/07/12 21:33
- 名前: 玖宇 (ID: IWyQKWFG)
真琴さん・・・そんな・・っ
ありがとうございますっ
ж 王様のオーダー § Ⅱ ж
「王様の・・・正体!?」
「誰なんだよ・・・っ!!!」
《ヒント:私はあなた方の傍にいます》
《そして、私はある方の身体を借りて蘇ったのです》
「蘇った・・・って、まさか・・!!!」
「若者集落王様殺人事件・・・っ」
「やだ・・・っ!不気味・・っ」
「誰なの!?」
一体・・・誰が・・っ
・・・・・?
「文ちゃん・・・・・・?」
「・・・・・。」
さっきから、文ちゃんの様子がおかしい。
苦しんでいるような、笑っているような・・・
禍々しい殺気と、憎悪を感じる・・・
「まさか・・・」
《そうです、齋田 亜美さん。正解》
ザワ...
《私の正体は・・・》
「私だよ、みんな」
みんなの視線が、一斉に中央の球体に移る。
「私が、王様で、みんなの命の管理者」
「文・・・ちゃん・・?」
そして、<王様>は恐ろしく不気味に笑った。
悲劇の始まり。
チェスゲームの始まり。
キングと、ルーク達の死闘。
- Re: A KING GAME—王様ゲーム— ( No.4 )
- 日時: 2010/07/19 10:15
- 名前: 玖宇 (ID: IWyQKWFG)
ж 王様のオーダー § Ⅲ ж
「みんなの命の綱は、私が握ってる———。」
ざわっ...
「あははははっ!!!何て滑稽なの?あんた達!」
「文ちゃ・・・」
「ハハッ・・・・馬鹿みたい・・」
フッ...
瞬間。文ちゃんの恐ろしく禍々しい表情は消え・・
《私はあなた方の見方、救済者》
《私に逆らうなんて、絶対にさせません》
《逆らった者は、死して頂くしかありませんから》
《私はあなた方の王様です。逆らった者は処罰》
《そう、死刑に値しますよ?》
「死・・刑・・・」
「どうやって殺すつもりだよ!」
《処刑の方法は、簡単です》
《《あなた方が処罰するのですよ》》
「文ちゃん・・・元に戻って・・・・」
《罪人が死ぬまでを見届け、書き記すクラブ》
《罪人を殺すスペード》
《この2つの役をそれぞれ1人ずつ皆さんの中から選
挙で選んでもらいます》
《もちろん、その2方に対する報酬はたっぷりと用意
させて頂きます》
《これは、ゲームです。ですから、勝手に誰かを殺し
たりした方は、それも死刑に値します》
《そして、勝手に人との間に見えぬ壁を作る事は禁じ
ます》
《皆さんで言う、いじめのことですよ》
《私は、この蕭 文那(よもぎふみな)を使って、あ
なた方をいつでも見ています》
《それでは、命令をこなされた皆さんにはカードを配
給します》
「はぁ・・・どうなってるのよ、一体」
そう言ったのは、クラス委員長の春海だった。
「これから、どう生活していけばいいの」
「ねぇ、春海」
「何?咲希音(さきね)」
「ひとまず、食堂、行こう?腹が減っては戦はできぬ
、だよ?」
「・・・そうね」
「みんなも、取り合えず夕食にしましょう?」
「賛成ー」
「俺も行く」
「私もー」
「ぁ、じゃあ私も・・・」
「それじゃ、みんなで食事してから、この船内?を
調べてみましょう」
『いらっしゃいませ。私はこの食堂のシステムアバタ
ー、コードネーム004です。ご注文は?』
「じゃあ、あまりお腹空いてないし、軽食のサンドイ
ッチと、紅茶をお願いします」
『畏まりました。合計=630kingsです』
「〔kings〕?ああ、お金の単位ね」
そう言って、春海は緑のカードを1枚と、黄色のカー
ドを1枚。そして白のカードを3枚出した。
「これで丁度よね」
『はい、丁度です。どうぞ、ご注文された物です』
『またのご来店、お待ちしております』
- Re: A KING GAME—王様ゲーム— ( No.5 )
- 日時: 2010/07/22 10:42
- 名前: 玖宇 (ID: IWyQKWFG)
ж 王様のオーダー § Ⅳ ж
「・・・さてと、それじゃ早速調べに行きましょ」
「ここは・・・ホテルね」
「REIVN REERS・・・特に意味はないようね」
「ってことは、まさかこの世界の言葉?」
「・・・かもね」
「でも、ホテル、3つあるよね」
「1つはこのREIVN REERS。一番安そうよね」
「次に、隣のARCH MOLK。中級ホテルみたいだよ」
「最後にTSGRY WING。一番高そう・・・・」
「ようは、その人のカードの財産によって金持ちとか
あって、それによってその日泊まれるホテルが決まる
、って訳ね」
「宿泊料は?」
「一番安そうなここは、1泊2日で1000kings
のようね」
「隣は1泊2日で100000kingsだよ」
「こっちは1泊2日で1000000kings」
「高いわね・・・今私達が泊まれるホテルは、この
REIVN REERSだけみたいよ」
「1つの命令で貰えるカードは3000kingsだもん
ね」
「他の所も見に行きましょ」
「ここは、生活品店のようね」
「食料が売ってるよー!」
「服も売ってる・・・」
「家具まで・・・ッ」
「ペットも・・」
「ってことは、私達は家を買う事ができる、という事
かしら」
「ホテルも、一応契約すれば住めるし、家具を置いた
り、キッチンもあるわよね」
「じゃあ、ホテルと契約して住めば、ペットも飼う
事ができるんだ」
「そういうことね」
「ここは銭湯ね」
「お風呂は、REIVN REERS以外付いてるって」
「じゃあ、そのホテルの人は銭湯なんだ」
「後で、どうせみんなまたここに来るのよ」
「何で?」
「だって、今日私達が泊まれるのはREIVN REERSだけ
でしょ?」
「あ、そっか」
「ねえ、他にもないのかな?建物」
「そうねえー・・・」
《ありますよ?他にも》
「・・王様!?」
《遊園地はもちろん、行きたい方は学校にも行けます
よ》
「学校・・って、ここまで来て行く奴いないでしょ」
《あと10年はかかりますが、そうしたらある惑星に
着陸します。皆さんが住む惑星です》
「え・・?」
《その時あなた方は、仕事をしなくてはいけません》
《知識のない方は、どの仕事も雇ってはくれません》
「だから、学校には行っておいた方がいいのね?」
《そうです》
《ですが、学校以外の遊園地や、まだ皆さんの知らな
い建物は、あと200の命令をクリアしなくてはそこ
まで開通しません》
「そんな・・・っ」
《ちなみに、お店のアバターの他に、それ以外のこの
船の住人アバターが存在しまして・・・》
《友達になることもできます》
《そのアバターがいるのは、学校と、開通先のブラン
ケ・タウンです》
「ブランケ・タウン?」
《この船・・いえ、世界には3つのタウンが存在する
のです》
《今皆さんがいるのはレイーク・タウンで、あと20
0の命令をクリアすれば、遊園地などがあるブランケ
・タウンも開通します》
《そして、残りのもう一つはテルジーニア・タウンで
す》
《このタウンは、あと500の命令をクリアすれば開
通し、そこには2次元の世界が広がっています》
「2次元?」
《そこでは、オリジナルのRPGゲーム、
リディアル・メモリーをプレイできます》
《そのゲーム内のクエストをクリアすると、500メ
モリーが貰えます》
「メモリー?」
《メモリーはゲーム内の金銭単位で、kingsと交換す
ることもできます》
《ちなみに、1000メモリーで100kingsです》
- Re: A KING GAME—王様ゲーム— ( No.6 )
- 日時: 2010/07/22 15:21
- 名前: 琥射 (ID: IWyQKWFG)
こんにちは^^
僕等の捻じ曲がった恋の話をやっている琥射と言いま
す。
なんだか凄くミステリアスな話だな、と思いながら見
てました
楽しみにしてます!
頑張って下さい!
- Re: A KING GAME—王様ゲーム— ( No.7 )
- 日時: 2011/02/23 16:02
- 名前: 赤毛 ◆flpHOZjzYs (ID: EdkNSjYc)
こんにちわ!!
がんばって下さい!!
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