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フルハンティング
日時: 2010/07/11 00:59
名前: うぃ (ID: dyesuMjg)

俺は路地裏に立っていた。
照りつける太陽が俺にだけ降り注いでいる。
そこには拳銃が落ちていた。
いや、俺が落としたんだ。
俺は何をした?右手が震えている。
生臭さ、血の匂い。
目の前には、血まみれの人だったモノがあった。

「うわぁぁぁあぁぁああぁぁぁ!!」

殺される!俺も殺される!!
逃げて逃げて、やっと人気のある場所に出れた。
だが、俺は取り囲まれていた。

・・・もういい。俺はよくやった。
照りつける日差しの中、銃声だけが響いた。

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Re: フルハンティング ( No.1 )
日時: 2010/07/11 01:40
名前: うぃ ◆047FkQvAf2 (ID: dyesuMjg)

俺は、親の都合からか転校を繰り返していた。
せっかく出来た友達ともすぐに離れ離れだ。
そして、今日が登校日。
またいつもと同じ、珍しいモノを見る目で見られる。
不愉快でたまらない目だ。

「こら!広大!」

母さんが俺を起こしに来たらしい。
出たくない。布団から一歩も・・・。
この至福の時間がずっと続くのを願うが、
母さんが俺の布団を一瞬で奪い取った。

「寒いぃぃいいい!!」

夏に相応しくない寒さが一気に襲いかかってきた。
さすが北陸・・・。

「早く起きなさいよ!朝ご飯も出来てるわよ!」

「ふあぁ〜い」

あくび混じりの俺の返事に、母さんは嘆息をつきながら部屋から出て行った。
パジャマからいつもの服に着替える。
俺には服のセンスが無いらしく、いつもダサいと言われるため
母さんが服を買ってきてくれる。
母さんのセンスもどうかと思うが、俺が買ってくるよりもはるかにかっこいいのは事実だった。

キッチンからは味噌汁の良い香りが溢れてきた。
たまらないこの香り!空腹が一気に湧いてきた!

「今日はね。お父さんがボーナス出たから腕を振るったのよ?」

さすがボーナス様さまだな。
ちょっと高級な料理が並べられていて
俺は大食いチャンピオンにでもなったかのように頬張った。
頬張った料理をお茶で流し飲み、キッチンを出る。
歯磨きをして、出発の準備完了だ。

「お友達、また出来るといいね」

母さんが笑顔で嫌なことを言ってきた。
友達?また転勤がどうとかで離れ離れになるんだろ!?
作るだけ無駄さ!

「うん、行ってきます」

そんな感情を押し殺して、母さんの気遣いに精一杯の笑顔で返した。

Re: フルハンティング ( No.2 )
日時: 2010/07/11 07:55
名前: 土方 椿 (ID: DQ6CtGsj)

うぃさん
この話すごくおもしろいです
更新、たのしみにしています

Re: フルハンティング ( No.3 )
日時: 2010/07/11 19:18
名前: うぃ ◆047FkQvAf2 (ID: dyesuMjg)

ありがとうございます
すごく下手ですが、見てくだされば嬉しいです。


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