ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 暗闇の向こうは恐怖の屋敷
- 日時: 2010/07/14 21:33
- 名前: 月夜の救世主 (ID: Aw5kQYTw)
どうもこんにちはw
久しぶりに小説書くな〜・・・
ヘタクソかもしれませんがどうぞごゆっくり^^
登場人物
名前 漣 暁(さざなみ あかつき)
性別 ♂
主人公。結構クールな性格である
だが、ちょっと天然。
名前 佐々木 綾乃(ささき あやの)
性別 ♀
暁の友達。明るい女子でKY。
名前 斉藤 和真(さいとう かずま)
性別 ♂
暁の友達。空手黒帯の腕前。
霊感がある。
名前 水野 宗一郎(みずの そういちろう)
性別 ♂
暁の友達。関西弁。
霊感が少しある。
名前 漣 零(さざなみ れい)
性別 ♂
暁の兄。友達と遊び半分で屋敷に心霊写真を
撮りに行ったところ行方不明になった。
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- Re: 暗闇の向こうは恐怖の屋敷 ( No.4 )
- 日時: 2010/07/18 20:52
- 名前: 月夜の救世主 (ID: Aw5kQYTw)
第4話「俺の友達」
ふすまが勝手に開いた。俺はふすまをジッと見る。
すると、人間の声がする。ちゃんと人間の声だ。
「ちょ、怖い。ホンッと怖いって!」
「だーいじょうぶ!ホラ!前行って!」
「肝試しにはハードやね。」
聞いたことのある声。この怖いムードをぶち壊すこの声の主・・・。ハッキリ言ってもう知っている。
友達である・・・
出来れば俺だけのほうがよかった。
五月蝿いし、ムカツクし。
すると、友達の1人、佐々木が話しかけてきた。
「貴方・・・誰?」
すると横から、斉藤が声を震わせて言った。
「まさか、幽霊じゃない・・・?」
そして、水野が斉藤の肩を叩きながら・・・
「和真、アンタは霊感あるんとちゃいますか?」
なんてことを俺に向かって、話している。
いい加減にしてくれよ・・・と思っていると・・・
「この人・・・人間ですね。」
斉藤が安心したように言った。
そして、佐々木が俺の前へやってきた。
「ハイ、こんちは〜・・・・あ!」
気づかれた・・・
「な、なんや!アンタ、暁とちゃうか?」
「別人だよ・・・」
「違うよ!ぜーったい、暁だね!」
俺は降参し、俺がするべきことを言った。
佐々木たちもこのときはちゃんと静かに聞いてくれた
「大変やな・・・暁。」
「ってことは・・・今までずっと1人だったのか?」
「あぁ・・・」
「アタシたちは肝試し!暑いからね!」
「でも・・・ある問題が・・・」
斉藤が下を向いて喋りだす。
「実は、俺が怖いから脱出しようと思ったら・・・入り口が無くなってて。」
「どういうことだ・・・」
「簡単に言うと、俺たちはここから出れないんだよ」
俺は頭が真っ白になった。
まさか、出れない・・・そんなはずは・・・
いや、出れる方法はあるはずだ。
「なら、ここを脱出しよう。」
「おぉ、ええなぁ。おもしろそうやね」
「遊びではないぞ。これは命に関わるんだ。」
そして、俺は友達達に言う・・・
「兄貴もお持ち帰りしてもらうぜ。」
つづく
- Re: 暗闇の向こうは恐怖の屋敷 ( No.5 )
- 日時: 2010/10/24 08:57
- 名前: ソフィア (ID: pVoFPF2t)
こんにちは^^
ノストラダムスを書いてるソフィアです。
面白いですね、また見にきます♪
- Re: 暗闇の向こうは恐怖の屋敷 ( No.6 )
- 日時: 2010/10/24 20:04
- 名前: 月夜の救世主 (ID: 07JeHVNw)
どもー!おひさです!
しばらくの間顔出さなくてすいません。
ちょっと、いろんな小説みておべんきょーしてましたw
ソフィアs>ありがとうございます!
頑張りますね^皿^v
- Re: 暗闇の向こうは恐怖の屋敷 ( No.7 )
- 日時: 2010/10/24 20:44
- 名前: 月夜の救世主 (ID: 07JeHVNw)
第5話「開かずの扉」
俺と五月蝿い友達3人引き連れて兄貴探し。
俺だって最初はタダのボロ屋敷と思っていた。
だが、訳のわからんモンは出てくるし滅茶苦茶である。
しかも、友達がKYなのでさらに滅茶苦茶。
「どうや?おるか?幽霊!」
と、水野はハイテンションである。
「オイ!遊びじゃねえって!」
「大丈夫やって。斉藤がおるんやし。」
「だ、だからといって・・・。」
「あーーーーっ!」
すると佐々木が叫びだす。
「ねぇ、この扉・・・なんか変じゃない?」
その扉は、木でできてあり取っ手がなかった。
だが、なんとなく扉である。
「もしかするとー・・・出口!?」
斉藤が期待をのせて扉に手をかける。
水野も佐々木も俺も手にかけてみる。
そして、引っ張ってみてもあかない。
「はあ、やっぱしダメだぜ。」
と、俺が上を見てみると・・・
その扉の上部に大量のお札が張ってあった。
「うわわわ!!なんだこれぇ!!」
斉藤は腰をぬかした。
「なんやろか〜・・・。」
水野はお札をはがしたのだ。
「な、なにやってんのよっ!!ヤバくない?」
「大丈夫やってー。」
水野はお札を読んだ。すると、
「あぁ、これは悪霊の力を抑えるお札やね。」
「悪霊?悪霊にこんなお札はるかな・・・普通。」
俺は、身の危険を感じた。
何重にもはると言う事は、それだけ強力なのだ。
それに、お札は何枚か剥がれていた。
悪霊が、はがしたと予想される。
と、いうことは出てくるに違いない。
「やべぇぞ、ここはヤバイ!!」
俺は水野たちを押す。
扉から音がしはじめた。やばいぞ。
「さあ、走れ!逃げるぞ!!」
友達は事態の対応ができなくなっているようだ。
「ま、待ってよ。どうなってんのよ!」
「と、とにかく逃げよう!」
俺たちは逃げた。
「わあああっ!!」
すると斉藤は声をあげた。
「どうしたっ!!!」
「ひ、引っ張られるんだよっ!!」
「な・・・ふ、ふんばれ!今助けるから!」
俺は斉藤の腕を引っ張った。だが、あっちの力が凄まじい。引っ張っても逆に向こうに引っ張られる。
「く、くそ・・・ッ!」
すると、あの歌が聞こえてきた。
人埋めて、魂抜けたら生き返る
人埋めて、魂抜けたら生き返る
このままでは斉藤まで連れ去られる。
よくみると開かずの扉があいている。
そして、大量の手が出ていた。
「だからか・・・。」
「おわわ・・・暁!俺らも手伝うわ!」
「あたしも!」
2人は手伝ってくれた。でも状況はまるで変わらない
「くううっ!!なんて力なのよっ!」
「あかんわ!もう、もたへんわっ!!」
俺はある賭けをすることにした。
兄貴たちがあいつらにさらわれたとしたら、
俺たちもあそこに行けば、兄貴と・・・。
「おい、お前ら!あの扉んなか入るぞ!」
もちろんのこと友達は反論した。
「なに言ってんのよ!あんなとこ行ったら・・・。」
「せや!お前頭うったんか!?」
「うってねぇ!兄貴もあいつらにさらわれた!じゃあ俺たちだって行って見れば兄貴に!」
「・・・行こう。」
斉藤は苦しそうに口を開く。
「このままこの状況でいても何にも変わりはない。暁の方が正しいと思う。僕たちだって、ここの遭難者みたいなものじゃないか。暁について行けば、きっと出られる・・・そう思うんだ。」
斉藤はすこし笑って見せた。
「そうね。じゃあ、行って見よう!」
「佐々木!・・・わーったわ、いこか・・・。」
「皆、準備はいいか?」
「うん!!」
俺たちは開かずの扉に入っていった。
- Re: 暗闇の向こうは恐怖の屋敷 ( No.8 )
- 日時: 2010/10/25 16:20
- 名前: 月夜の救世主 (ID: 07JeHVNw)
第5話「魂が彷徨う場所 前編」
あれから何時間経っただろう・・・。
俺たちは、開かずの扉に入った。
だが、そこは地下なのか?
岩でできた空間だった。しかし何故だろうか。
どうしてこんなボロ屋敷に地下があるんだろうか。
「そうだ!皆は!?」
俺は、辺りを見回す。
だが人の気配なんて何一つしない。
「クソッ!!俺のせいで・・・。」
俺は重い責任感を感じた。こんなのは初めてである。
すると向こうに何か見えた。
人か?着物を着た若い女のようだ。
「おい!お前っ・・・」
と、声をかけた。するとスッと消えていったのだ。
人間じゃない。霊のようだ。
「オイオイ・・・なんちゅうとこに来ちまったんだ。最悪最低な状況だな・・・。」
だが、あとから気になってきた。
あの女は一体何処へ行くのだろうか。
俺はなぜかすごく気になってきたのだ。
俺はその女がいった方へ行った。
地下水がポツポツと落ちる音以外何の音も聞こえない
気持ち悪いぐらいの静けさが恐怖に変わる。
気づけば、牢獄らしきところへ辿り着いた。
ただの幻聴だろうか、子供が泣き叫ぶ声や断末魔がこだまする。この牢獄は一体・・・。
すると牢獄の中に女が1人入っていた。
「なんでこんな物騒なところに・・・。」
俺はその女の所へ行った。
その女はその着物を着たあの女だった。
俺の顔をじっと見つめる。その目は悲しい目をしていた。俺はずっとその女の目を見ていた。
すると肩がもの凄い力で引っ張られる。
「うわっ!!なんだよっ!!!」
後を向くと、大人や子供いろんな霊が俺の肩を引っ張っている。皆、笑っている。
その笑いはもの凄い極悪感で満ちていた。
「放せよ!!」
俺は叫ぶ。だが放さない。
俺はとっさに女を見た。
その女は牢獄の中にはいなかった。
俺の横にじっと立っていた。
笑っている。こいつも笑っている。
何がしたいのかわからない。
するとあの歌が頭によぎる・・・。
人埋めて、魂抜けたら生き返る
人埋めて、魂抜けたら生き返る
そうか。こいつらは生贄にされた霊か。
そしてその恨みで悪霊と化し、この屋敷に入った人間を生贄にし、無差別に殺していったのか。
こう見ると、この女が親玉か?
俺はまんまとコイツの誘惑に負けたみたいだ。
だが、ここで死んでたまるか。
兄貴取りかえして家に帰るんだ!!
俺は牢獄の木を掴んで一生懸命耐えた。
すると木を掴んでいる手に青白い手が触る。
その女が俺の手を引っ張る。
「どうやら、どうしてでも俺をあの世に送りたいみたいだな。だが、そうはいかねぇ!お前らの仲間になるんなら、死んだほうがましだ!!」
俺はお札を悪霊たちに投げつけた。
悪霊たちは苦しみながら消えていった。
だが成仏はしなかったようだ。
なかなか憎しみの強い悪霊のようだ。
気づけば、女も消えていた。
「ふう!あぶねぇ、あぶねぇ。」
そう、俺はあの開かずの扉に貼られていたお札をもしも用に取っておいたのだ。
俺は女の入っていた牢獄に入ってみた。
そこにはある半分の巻物が置いてあった。
後編に続く
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