ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- −Alive− #07up オリキャラ募集
- 日時: 2010/07/30 09:07
- 名前: 獏 ◆jOx0pAVPUA (ID: mXej9PvR)
ども、獏です。
知っている方も知っていない方も
どうぞよろしくです。
えーと、
本作品は現在更新中の 黒兎 と同時に進めていく
予定なので!!
……亀更新が予想されやす(汗
㊦獏とお客様の三つの約束㊦
◆荒らしなどの妨害活動は止めて下さいな。
◆基本文句などは受け入れられません(アドバイスなどは大歓迎!!
◆喧嘩、しないでくださいね。
以上を守れる方は、
どうぞいらっしゃいませ。
守れない方は、
Uターンをお勧めいたします。
んではでは、
−Alive−
お楽しみくださいな。
オリキャラ用紙 >>05
◆−Alive− contents◆
プ ロ ロ - グ >>01
#01 >>03 日常
#02 >>04 夜の学校①
#03 >>07 夜の学校②
#04 >>09 怪我
#05 >>11 眠る先輩
#06 >>14 誘拐とハッカー
#07 >>15 赤い夢と不死の神
◆お客様 caller◆
遊太様・ヴィオラ様・狩人様・パーセンター様
むーみん谷様・六様
◆お知らせ News◆
ご訪問、ありがとでした。
また、
貴方と逢えるのを
楽しみにしています——
- Re: −Alive− ( No.1 )
- 日時: 2010/07/19 19:32
- 名前: 獏 ◆jOx0pAVPUA (ID: og6.uvq4)
プ ロ ロ - グ
死にながらに生きている
生きながらに死んでいる
貴方はどちらを“生きている”と考えますか。
生きたい、死にたくない
そう願い死んだ体で今も生き続ける人間と
死にたい、もう疲れた
そう絶望しながらただ生き続ける人間
貴方はどちらが“人間”だと考えますか。
どちらも生きていて
どちらも人間。
だけど、
この二つの大きな違いは
心が死んでいるか生きているか。
人の心はそう長くは保たれない。
何時かは朽ち、
体の死亡と共に魂となり上へと昇る。
それを覆す、
強い思いを持った者が
死んでしまった体を再び蘇らせる。
我々はその人間のことを
Living Corpse
と、そう呼ぶ——
- Re: −Alive− ( No.2 )
- 日時: 2010/07/19 19:34
- 名前: 遊太 (ID: KF4wky37)
コメントありがとうございますm(__)m
現在39話を執筆中のため気付きませんでした(T_T)
新作楽しみに待ってます♪
プロローグから好奇心を揺さぶられますね・・・
- Re: −Alive− ( No.3 )
- 日時: 2010/07/20 16:10
- 名前: 獏 ◆jOx0pAVPUA (ID: og6.uvq4)
#01 日常
暑い。
かなり暑い。
夏休みまでの残りの登校日数、今日を含めて後十日。
俺は十日間もこの暑さの中、登校しなきゃいけないのか。
そう考えるだけで嫌気がさした。
「家でアイス食ってゴロゴロしていたい」
そう呟く声も蝉の鳴き声に掻き消された。
色素の抜けた薄い金色の髪が汗で顔に張り付く。
それがさらにうざくて、俺の苛立ちを増させる。
制服のネクタイを弛め、手で仰ぐがそれも無意味に思えてくる。
そんな中耳に入るチャイムの音。
そして鈍い門の閉まる音。
「ヤベェ!! 閉まる!!」
俺は暑さなんか気にせずに目の前の門に向かって走った。
既に人気のなくなった廊下。
あぁ、完璧に遅刻だ。
これなら急がなくて結果は一緒だった。
溜息を落として人気のない廊下をトボトボと進む。
どの教室を覗いても既にホームルームが始まっている。
それは俺の教室である一年D組も同じだった。
「……すげー入りたくない雰囲気」
覗き窓から少し見てみるが、どうも入りにくい雰囲気だ。
俺の存在に気付いた友人が指差してニヤニヤ笑っている。
しかしこのまま廊下で過ごすわけにもいかない。
……いっそのこと帰ってしまおうか。
そんなことを考え出した時だった。
「君、何してんの? 登校時間はとっくに過ぎているはずだけど?」
背後からの突然の声に俺は肩をビクつかせゆっくりと振り向いた。
出来れば顔を見たくない。
現実から逃げたかった。
だって、俺の今後ろにいる人物は、
あの“生徒会長”だから。
「えーっと、あのー……。これはですね」
恐怖から言い訳すら出てこない。
何故こんなに俺がこの生徒会長を恐れるか。
その理由は三つ程あった。
一つ、入学初日、髪の色で呼び出され、あの某漫画の風紀委員長なみに殺されかけたから。
二つ、俺の赤と灰色のオッドアイ(生まれつき)をカラコンかと疑い、目潰し攻撃を仕掛けてきたから。
三つ、実はというと、この遅刻は五回目で前回「次遅刻したら潰す」と言われているから。
いや、ホント怖い。
「ねぇ、聞いてるわけ?」
ほら、声が怒ってる。
「君、前も遅刻してたよね? 音無 紅逆(オトナシ クサカ)君?」
名前を呼ばれたことによって恐怖は最高潮まで達していた。
そして耳に届いたチャイムの音。
それはホームルームの終了と一時限目の始まりを示していた。
俺はこの機会を見逃さない。
「会長、授業始まるんで俺、行きますね!! さよなら!!」
そのまま静止も聞かずに走り教室へ入る。
どうやら追ってこない様子だ。
諦めてくれたのだろうか。そうだと嬉しい。
教室へ入った俺のもとに友人たちが駆け寄ってくる。
「どんまい、音無。お前、完璧に生徒会長に目ぇ付けられたろ?」
「まぁ、頑張れや」
人事かのように笑う友人に軽い殺意が沸いた。
……まぁ、確かに人事なのだが。
いろいろあっても俺は普通の高校生で、
友達もいて、
それなりに充実した毎日を過ごしていた。
そんな俺の普通で大切な毎日が、
こんなに簡単に変わってしまうなんて
その時の俺は
考えもしていなかった。
- Re: −Alive− #01up ( No.4 )
- 日時: 2010/07/22 15:36
- 名前: 獏 ◆jOx0pAVPUA (ID: og6.uvq4)
#02 夜の学校
一日が過ぎるのは早い。
そう言ったら友人に「お前じいさんかよ」と笑われてしまった。
でも時が過ぎるのを早く感じたのは確かで、現にさっきまで朝かと思えば今は既に放課後。
「俺も歳かなぁ」
なんてことを呟きながら一人家路を歩く。
自分の足音だけが大きく響き、あまりの人気のなさに少しだけ怖くなる。
「なんか、人少なくね? 地味に怖ぇ」
口の中の飴玉はどんどん小さくなっていく。
急な突風。
思わず目を瞑るほどの風だった。
「すげー風……」
次に目を開けた時、俺は目を見開いた。
木の葉の散った道に立つ、人物に目を奪われた。
そこには大きな男を抱える
綺麗な薄紫の髪の女子高生がいた。
しかも同じ高校の制服を着ている。
「……嘘だろ。夢だ夢だ。俺はきっと疲れているんだ」
そう頭を振ってさっき見た光景を掻き消す。
そしてまた同じ場所に目を向けた。
そこには何もいない。
散った木の葉すら既に飛んでいってしまっていた。
「家帰って寝よう。ヤバイな、俺の脳内」
そう呟いて俺は家路を急いだ。
*
「ごっめーん!! 会長、見られちゃったかも」
薄紫の長い髪が揺れ動く。
「……仕事中の様子をか? 相手は誰だ」
カリカリとペンを動かす音は止まらない。
溜息混じりのその問いに少女は答える。
「多分、会長が最近気にしてた“音無 紅逆”って子かな。金髪のオッドアイだったし」
その言葉でペンの動きが止まり、書類に向いていた目が少女に向けられる。
「アイツか……。仕方ない。今日にでも“処分”してしまうか」
顎に指をあて、少し考えるような素振りを見せた。
「音無 紅逆……か」
*
「あ゛ーっ!! 最悪!!」
俺が何故こんなに取り乱して走っているか。
しかも夜道を学校に向かって。
理由は一つ。
今日返却日のCDを自分の机の中に忘れたから。
「何今日、俺厄日!? 生徒会長に出会うし、CD忘れるし」
時刻は午後九時。
不気味に光る電灯、誰もいない道。
俺の恐怖心を煽ぐには十分だった。
「怖ぇ……。夜の学校とかありえねぇよ」
学校に辿り着いた俺は、既に閉まっている門を上り、校内へ侵入する。
そして見つけたのが一つの光。
西校舎の三階に灯るそれに俺は安堵の息を漏らした。
「ラッキー。まだ警備員さんいるじゃん」
その光はちょうど俺のクラスに近く。
早く取りに行って家へ帰ろう、そう意気込んで俺は階段を上りだした。
すぐ三階に着いた俺は教室に入り、自分の机を漁る。
「お、あったあった」
手にCDを持ち、教室を出ようとした。
その時だった。
ガシャン、と窓の割れるような大きな音が耳に入る。
しかもそれなりに近い場所だ。
「……泥棒さんと遭遇なんて体験はしたくねぇから」
冷や汗を流しつつも、俺は思い切ってドアを開けた。
そこにいたのは
泥棒さんでも
幽霊でも
野良犬でもない
銃を手に持った我が高校の生徒会長様と
あの時見かけた薄紫の髪の少女でした。
「……会長、さん?」
俺の戸惑った声が静かに廊下に響いた。
- Re: −Alive− #02up ( No.5 )
- 日時: 2010/07/22 18:08
- 名前: 獏 ◆jOx0pAVPUA (ID: og6.uvq4)
◆オリキャラ用紙◆
名前: 読み方:
性別: (年齢は漠が決めさせていただきます)
性格:
容姿:
武器:(あったら)
立場【味方or敵】
一人称:
その他:
作者に一言:
◆協力、どもでした◆
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