ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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機械騎士 —knight—
日時: 2010/08/11 09:38
名前: right ◆TVSoYACRC2 (ID: zuIQnuvt)
参照: http://d.hatena.ne.jp/sgr5/

どうもーみるくちょこれーとことrightです^^
これでも高校1年生。

ツイッターとブログやってます。
ツイッター→twitter.com/right0301
ブログ→参照


機械モノですよハイw
再びこの小説を書こうかと思いまーす先生ー・∀・ノ
この作品は必ず完成させようかとの所存です。
これからも宜しくお願い致します。
  ___________
|アドバイス・感想大歓迎です| ⊂(=ω=*)
  ‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾
機械の戦闘描写書くのってテラ難しいww(;´∀`)ノシ

>>1プロローグ
>>4第一話[平和だった]前半
>>11第一話[平和だった]後半
>>16第二話[異変]前半

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Re: 機械騎士 —knight— ( No.8 )
日時: 2010/07/25 18:18
名前: ゆいこ ◆Fr8GHLYMSY (ID: zuIQnuvt)

はじめまして!ゆいこです♪
小説図書館ってところから読みに来ましたー^^
機械ですか…!素敵です!><b
それに上手いですねッ!
うちよりもすごいです>▽<

がんばってください!
応援してます!!

Re: 機械騎士 —knight— ( No.9 )
日時: 2010/07/25 19:02
名前: right ◆TVSoYACRC2 (ID: zuIQnuvt)

>>8
初めましてーrightです。
素敵とは…勿体無いお言葉です。
頑張りますんで、これからも宜しくお願いします^^

Re: 機械騎士 —knight— ( No.10 )
日時: 2010/07/25 21:41
名前: 空 ◆EcQhESR1RM (ID: 97g6Isa9)

鑑定、有難うございました。
的確にアドバイスして下さり、自分の欠点と直さなければいけない処、勉強し直さなければいけない処、それをしっかりと改善して行きたいと思います。
やはり、一人で間違いに気づくのは物凄く難しい、ということですね。
重ねてお礼申し上げます。有難うございました。

Re: 機械騎士 —knight— ( No.11 )
日時: 2010/07/28 12:08
名前: right ◆TVSoYACRC2 (ID: zuIQnuvt)

>>10
こちらこそ、勉強になりましたよ^^
本当に有難うございました<(_ _)>

Re: 機械騎士 —knight— ( No.12 )
日時: 2010/08/01 14:29
名前: right ◆TVSoYACRC2 (ID: zuIQnuvt)

第一話[平和だった]後半

—ヘブン軍支部横浜基地・ナイト格納庫—

 杉村中佐との模擬戦闘の後、彼は杉村中佐より一足先に格納庫に戻っていた。
 格納庫は、大量の量産型凡庸ナイトがずらりと友幸の左右にびっしりと並んでいる。黒に染まっているものや、整備途中なのか、まるでプラモデルの右腕がいとも簡単に外れてしまっているかのようになくなっているもの、ましてや首のみしかないものもいる。何ともおかしい光景だ。
 ——見下ろされているような感じで、あまり、良い気分じゃないな。
 彼ら、もといナイトたちは整備用の巨大な機具で固定され調整、整備されている。金属を削るような音、飛び交う整備士たちの暗号のような言葉と大きな声、天井にある通気孔から聞こえる風の音。ここは五月蝿くてあまり好きではないが、なぜか居心地が良い。慣れてしまった——いや違う、ナイトたちはここに彼がいても何も文句は言わないからだ。

 基地は先程の港から数十キロ離れた森に位置している。といってもそんな森の中で、でかでかと真ん中に目立つように設置されているわけでもない。上から見れば、ただの森にしか見えないように基地が上から木々によって隠されている。敵から見えないように。基地の武装は対ナイト用重戦車だ。敵のナイトが襲撃してきてもある程度耐えれるような装備を施されており、凡庸ナイトと比べ装甲が若干堅い。それが二十機近く森のあちこち、または基地内にて待機している。
 ヘブン軍の基地は全て地下制で、二階三階などはない。ここ横浜基地は地上一階から地下十二階まである。ヘブン軍専用基地にしては大きいほどだが、東京の本部ほどではない。あそこは地上四階から地下二十八階まであるらしい。
 ——どんだけ広いんだって話だ。
 東京本部に行ってみてえなあ、と友幸は疲れたような掠れた声で呟いた。
 東京本部は、ヘブン軍に所属する人間たちの夢のような場所。特殊な設備が施されている訳でもなく、隊員にサービスが付いてくる訳でもなく、そこは階級がどれだけ低くても支部の人間より偉くなることができるのだ。そこにいるだけで大佐と同じ程度の特権を持つことが出来る。詳細は不明だが、何か特殊な能力があれば何もしなくても東京本部に入れることが可能だそうだ。
 ——ぶっちゃけ、俺じゃ無理だよな。特殊能力とか漫画じゃあるまいし。
 「よっ! レッドドラゴン」
 突然の大声に肩をびくつかさせる。何だと振り向くと後ろからまだ若い、油や泥に汚れたまるで苔のような深緑色の作業つなぎを着た、黒色の短髪の男が急ぐ足音と共に近づいてくる。
 ——次は、背中を思いっ切り叩かれるな。
 ちなみにレッドドラゴンというのは、友幸の別称だ。これは、杉村中佐が面白半分で考えたそうだ。理由は簡単。彼が『赤い』髪色で『ドラゴンに乗っている』だからだそうだ。そこから赤の『レッド』、龍を意味する『ドラゴン』を取って付けられたコードネームのようなもの。いつの間にかそれが、この基地の皆に知られていて、そう呼ばれるようになってしまった——と考えているうちに、背中に予想通りの衝撃と音と痛みが走る。まるで、地面に思い切り背中を叩きつけられたかのようで、風船が割れるような音が背中を叩かれたときに格納庫に響く。他者からすればかなり痛そうな音だ。それにこの薄いパイロットスーツだと尚更痛い。
 「……うおっ!?」
 足に力を入れていたはずなのに、前につんのめっていしまい転びそうになるが、なんとかバランスを取り戻し、体勢を立て直した。
 「何、すんだよ」
 背中を思い切り叩いてきた彼の方を向き、睨みつける。背が叩かれたせいでか、熱を持ちひりひりする。彼は、自分の目を見てか「ゴメン、ゴメン」と笑いながら謝ってくる。右手に握っているこのヘルメットで殴ってやろうか、と思いつつ口を開く。
「で、何の用だよ。何か、あったのかよ」
 そう尋ねると、「その言葉を待ってました」と言わんばかりに彼の目が輝く。ちなみに彼はナイト整備士の青井颯太アオイソウタ、彼の二つ歳上の友人と呼べる人間の一人だ。
 「来るらしいんだよ」
 「何が」
 ——お前には具体的な説明をするという知識がないのか。そう思いながらも口に出さないという優しさぐらい、俺にはある。俺はそんなにひどい野郎でもない、と思いたい。
 「他のところは少ないけどいるだろ? 女パイロット」
 確かに、女性のパイロットは少ない。男との技量、体力の差だろう。男に勝る力を持つ女は早々いない。
 だからそれが何だというのか。
 「それが来るらしいぜ。横浜基地初めての女パイロット! しかも子供ときた!」
 ——このはしゃぎ様は餓鬼かお前は。五歳児か。ここは適当にあしらっておこう。この疲れた体で、颯太の長話に付き合ってられるほど、体力が残ってないんだよ。さっき、杉村中佐と模擬戦闘をやった後だしな。
 「……あっそ」
 あきれたように言い放つと、彼は足早に格納庫の出口に向かう。それを止めようと、後ろから颯太の声。さらにその後ろからの整備長の低く、大きな声が颯太を叱る。

 しかし、何かが引っ掛る。

 颯太は言った。
 『それが来るらしいぜ。横浜基地初めての女パイロット! しかも子供ときた!』
 つまりは女の子。
 ——子供……?
 いや、調子が悪いんだろう、自分は。だから些細なことに疑問を持つ。子供は、極稀にいる。変なことじゃない。さっさと部屋に戻って休もう。彼は格納庫の出て、目の前に現れた、パイロットたちの部屋に繋がっている通路を気だるそうに歩いていった。

 後ろからの怒涛の声を聞きながら。

      続く



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