ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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パンドラの箱
日時: 2010/07/27 14:14
名前: 透架 (ID: apTS.Dj.)


俺は誰も信じない




いつも人との関わりを避けていた俺




いつも「俺には関係ない」の一言で終わらせていた




なのになんでお前は俺のことを




なんでそこまで信じようとすんだよ・・・?




お前はお前、俺は俺。

あかの他人なのによ・・・・・・・———

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Re: パンドラの箱 ( No.1 )
日時: 2010/07/27 14:24
名前: 透架 (ID: apTS.Dj.)

人物紹介




吾妻 隆平 高校2

親は何者かに殺され、今は祖父の家(神社)で暮らしている。
吾妻家にはある秘密があり、隆平には不思議な力が宿っている。


赤神 透 高校2

魔法が使える不思議な少女。
小さい頃隆平に助けられて、その恩を返すため隆平に会いに来た。

Re: パンドラの箱 ( No.2 )
日時: 2010/07/28 12:11
名前: 透架 (ID: apTS.Dj.)



—————・・・・


暗闇の中、かすかに見える光。


俺はその光に手を伸ばす・・・


その瞬間・・・————


「隆平・・・——!!!!!」


誰かが俺を後ろから抱きしめてきた。


・・・ピチャッ



水滴の音がする。



下を見ると赤い水溜りのようなものがある。



抱きしめられていた腕が解かれる。



「・・・———」




なんで、なんで・・・・




倒れ付したのは少女。腹部には槍のような



この世には見たこともないようなものが刺さっていた。




赤い雫は彼女のものだった。



なんで・・・———


そんな言葉を俺に言うんだよ・・・・


そんな・・・



【無事でよかった・・・・】




「——うあぁああ!!!」

俺はガバッと飛び起きる。

「ハァ、ハァ・・・」

胸倉を掴み荒い呼吸を落ち着かせる。

またあの夢か・・・

最近毎日見る同じ夢・・・

なんなんだ・・あの夢は・・—————

Re: パンドラの箱 ( No.3 )
日時: 2010/07/31 20:44
名前: 透架 (ID: Ql6I3uXy)

水谷 空灯(ミズタニ アキヒト)

聖杖高校せいじょうこうこうの先生。隆平と透の担任。
不思議な力を持っていて、二人を手助けする。


岸枝 栄介 高校3

銃を得意とする魔法使い。
透の婚約者。隆平をライバルだと思い嫌う。

Re: パンドラの箱 ( No.4 )
日時: 2010/08/01 00:25
名前: 透架 (ID: Ql6I3uXy)


朝、いつものように登校していた。

「隆平っ!!」

誰かに呼ばれて静かに振り返る。

そこには見知らぬ少女が立っていた。

長い透き通るような赤い髪を高い位置に二つに結い上げて

身長はざっと165ぐらいだろう。

顔は中の上ぐらいだろうか。

そんな少女が

「俺に何の用?」

冷たく突き放すように俺は言い放った。

その言葉にムッとしたのか少し眉を上げて

「パートナーにむかってその言い方ひどくない?」

…パートナー?なんだよそれ。

「悪いけど、俺、人と関わる気…ないから」

それだけいって俺は前を向いてまた歩き出だした。





俺は誰とも関わりたくない…———絶対に。


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