ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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輪廻少女と依存少年
日時: 2010/08/22 14:28
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=tRCG00soTCk

イメソン/リンネ


リンネに基づいてるので、ご了承ください。
勝手に創作してる原曲あり小説です。
登場人物なども公式ではないので。

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Re: 輪廻少女と依存少年 ( No.11 )
日時: 2010/08/22 23:34
名前: 阿嘉狐 (ID: DrxGkANi)

お久し振りです。阿嘉狐です。アキラさんには、大変ご迷惑をかけてしまってすいませんでしたm(_ _)m。心を改めましたので、また仲良くしてくださいませ!。題名から格好いいとか素晴らしすぎるっ

Re: 輪廻少女と依存少年 ( No.12 )
日時: 2010/08/23 07:11
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)

よかくないです!!汗
あわわわ、渡しませんよ!!笑
>水妖さん


初めまして(^.^) いや〜嬉しい限りです(^<^)
ありがとうございます。
>出雲さん


誰しもみんな未熟者、そしてそれは自分もです!!
またこちらに戻ってきて下さって嬉しいです(^<^)
>阿嘉狐さん

Re: 輪廻少女と依存少年 ( No.13 )
日時: 2010/08/23 12:44
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)

.




洋室系のリビングは、年頃の女の子とは思えないほど殺伐したものだった。
というか、その部屋にズカズカと男が入って行っていいのか。

「一人暮らしなんだ」
「1年前、死んだから。 16歳から一人暮らしデビューなんだよ」

一人暮らしねぇ。 実に羨ましい。 
僕はソファに腰掛けて、グルリと部屋を見渡した。
テレビとか、テーブルとか。 生活に必要なもの最低限しか揃ってない。

「ねえダーリン。 ダーリンは今誰と暮らしてるの?」
「普通に、両親とだよ。 つまらないけどね」

アヤメが笑って、僕の胸に顔を押し付けてくる。
くすぐったいなーと思って、長い黒髪を弄っていたらアヤメと目が合った。

「……ねえ、アヤメ」 「んー?」 「依存してもいい?」

今まで、人に依存しないと生きてこれなかった。
例えば、少しばかり親しい友人。 例えば、近所のお姉さん。 例えば、両親。

そしてある時には、存在しないものにまで依存していた。
想像とか、感情とか。 コントロールの難しいものばかり。
直感的に、穂波アヤメに依存したいと思ったのは、分からないけれど。

「いいよー。 頼って頼って依存しちゃいなよ」
「ありがとう」
「でね、アタシから一つ言いたい事があるんだけど」

顔を上げ、少し笑った表情でアヤメは僕に言った。

「もう浮気しちゃダメだよ」
「………」

………。 うええ?
浮気?

「浮気なんて、してないよ」
「うん。 ねーっ」

穂波アヤメが、笑う。
僕に抱きついて。
それはとても素敵な事なんだろうけど。

僕は知ってしまった。

穂波アヤメは、死ねないという事に。

Re: 輪廻少女と依存少年 ( No.14 )
日時: 2010/08/24 15:56
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)

.





          
デートをしよう、という事になった。
もちろんアヤメと。
学校は休みだったし、ちょうど僕も暇だったから洒落た喫茶店でいざ食事という事になった。

「ダーリンとこうしてご飯食べるの、久しぶり」
「そうだね」

時々思う。 
ダーリンって、誰なんだろうと。
僕じゃない事は確かだ。 こんなにも彼女から依存されている彼は、どんな奴なんだろう。

「コーヒー苦い。 ダーリン砂糖ちょうだい」
「はい、どうぞ」

先に出されたコーヒーに砂糖を5つ入れるアヤメ。
甘い物が好きなのか、糖尿になりそうなコーヒーをぎっと飲み干す。

「おいしいね、ダーリン」 「それは良かった」

ダーリン、ねぇ。
正直僕は依存はしたいけど、依存の対象になるのは絶対嫌だ。
面倒くさいし。

「アヤメ、ダーリンてどんな人」
「ん? ダーリンは……ダーリンだよ。 てゆか、ダーリンじゃんっ」

当然のように答えたけど、かなり間違えてる。
というか、なんで僕とダーリンを間違えてるんだろう。 顔が似てるとか?


「おまたせしました。 はい、いつもの」

僕とアヤメの前に注文した料理が出される。 
運んできた女の人の顔を見て、ああこの人、いつもこの喫茶店で働いてる人だと思い当たる。

「いつもの?」
「週に1回は来てくれるじゃないですか。 常連さんですよ」

人当たりのいい笑顔。 見ていて寒気がするのは何故だろう。
まあ、この喫茶店は人があまりいないから好きだけど。

「今日は彼女さんとですか? ごゆっくり」

女の人がカウンターに戻るか否や、アヤメが彼女をじとーっと睨む。

Re: 輪廻少女と依存少年 ( No.15 )
日時: 2010/08/25 16:03
名前: 風水 (ID: STEmBwbT)

アヤメ、可愛い!!

リンネ聞きました、怖いっす。

「教えてダァリン、ダァリン、ねえダァリン」

の所がすごくゾクッとしました(>_<)


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