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奇跡の人形
日時: 2010/09/25 20:45
名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2 (ID: E8lgSYnB)

どうも、クロウです。
今回は、僕の書いたものでは今までにはない、人形が主人公です。
恋愛系、ですが……一応、シリアスと言えばシリアスでヤンデレ要素含んでるんで、ここで書きます。

ここでは注意です。
荒らし・チェーンメールは歓迎しません。禁止です。
あと、僕が嫌いな人、恋愛要素NGの人は見ない方がいいです。
最後に……。僕に文才という言葉の文さえあるかどうかはわかりません。自己判断でお願いします。

……残ってくれるんですか?
できれば、本文も読んで言ってくださると嬉しいです。

目次
登場人物>>5
プロローグ>>6

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Re: 奇跡の人形 ( No.10 )
日時: 2010/09/11 19:11
名前: クレア (ID: .3Z5.adl)

クロウさん、覚えていますか?
以前コメントいただいた、クレアです。

続き楽しみです!
同時進行での更新頑張ってください。
応援してますッ!

Re: 奇跡の人形 ( No.11 )
日時: 2010/09/13 19:17
名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2 (ID: lUcqHz23)

羽百合 蕾様へ

ハハハ、なにも驚くことはないですよ……。
あのお方とは同姓同名って設定なんで、別人ですので〜。

★ユマ★様へ

ようこそおいでくださいました〜(微笑)
人形がテーマってか、人形の心境と人形の主人の物語、ですね!
人形はフランス系の純粋な子で、主人の尚さんは独占欲が強い暴君です。
……なんか、結構奇妙な組み合わせですねェ。
応援ありがとうございます。頑張ります。

六様へ

お久しぶりです。
僕は恋愛とかは苦手です。書くのとかめっちゃ苦手です。
でも、とりあえず主人が主人ですし、大丈夫でしょうね〜。

まぁ、欝にもなりかねないですよねぇ。
人形が僕の書いてるのは元気な子って感じだからまだいいですが……ね。
では、また今度。

クレア様へ

貴方のことは忘れないと思いますよ(返事になっていない返事)

同時進行、頑張ります。
応援ありがとうございます。

Re: 奇跡の人形 ( No.12 )
日時: 2010/09/13 19:30
名前: エミリーア (ID: 7GPkHSud)


読ませていただきました。
尚は謎がありすぎますね〜!(まだ最初だから当たり前なんですけど・・・・)

いきなり声出したらフランス語!?
まぁフランス人形だから・・・か・・・・。

続きがすごく楽しみです!
また見に来ます!

Re: 奇跡の人形 ( No.13 )
日時: 2010/09/13 19:50
名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2 (ID: lUcqHz23)

エミリーア様へ

どうも〜。
まぁ、尚君はまだ出てもいませんしねぇ(笑)

日本語なんて、教えなきゃほとんど喋れません。片言の日本語とフレンチの混ざりです。
フランス人形ですから……ねェ。

またおこしくださいませ〜(微笑)

Re: 奇跡の人形 ( No.14 )
日時: 2010/09/16 21:48
名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2 (ID: S05OFeOF)

第1話


さて、動けるようになったものの、私を動けるようにしてくれた人は何処に行ったのだろう。
名前も名乗らず、屋根を上ってここまで来て、なせ誰にも気づかれなかったんだろう。
気づかれていたら、とっくに警察に行っているはずだ。
……名前だけでもわかったら、お礼ができたのかもしれないのに。

まぁ、行ってしまったものはしょうがないか。
そう思い、感謝を伝えることは諦める。
それより今は、今の状況を楽しもう!
そう思い、壁に掛けてある薄いピンク色の丸い時計を見る。
今は3時。あの人……御主人が会いに来てくれる時間だ。
どうせ動けるようになったんだから、笑顔で迎えてあげよう。
そんなことを考えながら、人形は白いドアの前に立つ。

ドアに耳をあてると廊下から足音が聞こえてくる。
足音はどんどん近くなっている。
足音が聞こえなくなった。きっと、ドアの前で止まったのだろう。
ドアノブが半回転する。

ドアが開くと、そこには白い漢字Tシャツを着た少年。
……私にはまだ漢字は読めないが、その文字はなんだか不吉を意味しているような文字だった。
えーと、ど……毒? 独裁者?
御主人、今日も変な服を着てるなぁ。
人形はそう思いながらも、ニコッと鮮やかな笑みを作り、少女らしい高く美しい声で話す。

「ボンジュール。ムシュー、尚!」

人形の笑顔と声を聞き、人形の主人、神崎 尚が動きを止めた。
まるで電池の切れたロボットの様で、ピクリとも動かない尚を見て、人形は首をかしげた。
人形には、尚がどうしてこのようになっているかが解らないからだ。

「シェリー……」尚が人形の肩をつかみ、そう言う。
シェリー。それは、自分の名前なのだろうか?
人形の頭にはもう1つ別の考えがあったが、その考えはありえないだろうと、頭を左右に振ってその考えを打ち消した。
「ウィー?」人形は尚の行動に驚きながらも、返事をした。

「……俺がいない間、一体何があったんだ。お前は、いつから話せるようになった!?」

尚が人形の肩をゆすり、そう聞く。
人形は肩をゆすられて意識が飛びそうになっている。

「シェ、シェリー、ワカラナイ!」
「解らない? ……お前は、シェリーは自分がどうして動けるようになったのか、解らないのか?」

尚がシェリーにそう聞く。
シェリーはコクコクと頷いた。
尚は「ふむ……」と顎に手をあて、しばらく考える。
シェリーはその姿を黙ってみている。

御主人、なんだか難しい顔してるな。
私が動けるようになったの、そんなに驚いたのかな。
……御主人は、動かない人形の私が好きなのかな。

そんな考えが浮かんだが、シェリーは慌ててその考えを振り払う。
私のことをあんなに可愛がってくれた御主人が、そんなことを考えるはずがない。
むしろ、そのような考えは御主人への侮辱だ。
シェリーは心の中で「ごめんなさい」と謝りながら、頭を抱えて悩んでいる主人を見ながら、白いベッドに座り、足を振っていた。

私、動けるようになった。御主人、貴方の役に立てるかもしれない。
貴方に、恩返しができるかもしれない。
改めて、これからもよろしくね。御主人!


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