ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 貴方と君と傍観者
- 日時: 2010/09/08 17:39
- 名前: 月花 (ID: 8hgpVngW)
※ご挨拶m(−−)m※
初めまして^^
月花と申します。
小説は初めてなモノで・・・
至らぬ所もございますが、暖かい目で見て下さい。
※注意※
*文章が初心者〜って感じです・・・。許して・・・。
*荒らしはご遠慮下さい。
*心の広い方のみ閲覧下さい。
*更新は遅くなる場合がございます・・・。
*中傷もご遠慮下さい。
応援コメント欲しいです。
やる気が出ます^^
※ページ※
Ⅰ:>>1、>>2、>>3、>>4
Ⅱ:>>6、>>7、>>8、>>14
Ⅲ:>>23、>>24、>>25、>>26
Ⅳ:>>29、>>30、>>31、>>32
それでは、どうぞ。
- Re: 貴方と君と傍観者 ( No.1 )
- 日時: 2010/09/01 17:45
- 名前: 月花 (ID: 8hgpVngW)
Ⅰ
独りぼっちの君と貴方
人間は誰しもが独りで
泣きながら太陽の下を生きる。
君もずっと独りで居て
何時も泣いてばかり居た。
貴方もずっと独りで居て
何時も微笑ってばかり居た。
傍観者は遠くを見る様な瞳で
嘗ての自分を重ねて泣いていた。
- Re: 貴方と君と傍観者 ( No.2 )
- 日時: 2010/09/01 17:56
- 名前: 月花 (ID: 8hgpVngW)
君は暗い森の中。
蹲って泣いていた。
寂しそうに笑う君は、
本当の心からの笑顔なんて、
もうとっくに忘れたのかもしれない。
君は綺麗な姿をしていたね。
緑色の髪に、紫の瞳。
森の皆から好かれてた。
君の声は透き通って綺麗。
君は生き物と喋れている。
君の会話が楽しくて、
君の会話が切なくて、
僕も一緒に笑っていた、泣いていた。
——貴方は、何処?
——悲しみを押し殺して泣いていたのに
——その涙は、枯れてしまった?
君は、無意識に“貴方”の存在を、
知っていたんだ。
自分と同じ、正反対の“貴方”を。
君は歌っていたね。
何時も森の奥で、誰にも気付かれない様に。
何時までも枯れない涙を、
悔やみながら、今日も泣く。
- Re: 貴方と君と傍観者 ( No.3 )
- 日時: 2010/09/01 19:42
- 名前: 月花 (ID: 8hgpVngW)
貴方は綺麗な海の底。
魚と一緒に踊ってた。
その瞳に悲しみなんて視えないけれど、
心の何処かで泣いてるんでしょう・・・?
微笑っている貴方の顔は、
曇一つ無い青空の様だけど、
雲一つ無い空を、見た事が無いんだ。
貴方も綺麗な姿をしていたね。
青色の髪に、空色の瞳。
海の皆の宝物。
貴方の声は濁りの無い澄んだ声。
貴方も生き物と喋れている。
貴方の声に魅了されて、
貴方の声は微笑ってて、
貴方の顔は泣いている。
——君は今、何処に居る。
——君と居れば心が休まる。
——君は今も微笑ってる。
貴方も“君”を知っていた。
二人は運命に引き裂かれ、
運命通りに朽ちていった。
正反対で、双子の様。
自分の片割れを想いながら、
見えない所で泣いて、
皆の前だけ、
今日も貴方は微笑うんだ。
- Re: 貴方と君と傍観者 ( No.4 )
- 日時: 2010/09/01 20:00
- 名前: 水妖 (ID: 8hgpVngW)
此処は何も無い世界。
人なんか居ない。
アリ一匹居ない。
僕は、人じゃないから。
僕は傍観者。
全ての人の運命を知っている。
僕が知ったのはある子供。
子供は何時しか傍に居た。
僕が視えるはずなど無いのに。
——独りは寂しい
——友達が欲しい
——家族が、欲しい
歌っていた。
何も無い世界で。
でも、あの子供は居たんだ。
——家族に、なろう?
——・・・駄目、だよ。
——どうして?
——この世の、理が崩れてしまうからね。
——そんなものの為に、自分を犠牲にするの?
そんなもの?
僕は自分の耳を疑った。
確かに、そうだ。
僕は何の為に生まれ、
何の為に生き、
何の為に此処に居る?
そうだ、自由になろう。
元々崩れかけていた世界を、
僕がもっと壊してしまった。
僕は、禁忌を犯したんだ。
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