ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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エレジー
日時: 2010/09/07 19:31
名前: アルナージ ◆Vo.QlHHxFY (ID: 8hgpVngW)

アルナージです。

エレジーという小説を書かせて貰います。

頑張ります^^

応援してね〜((あえて期待

注意
* 荒らしさん>>来ないでね。
* チェンメ目的さん>>来ないでね。
* アルナージ嫌いさん>>来ないでね。
* 応援してくれる人さん>>来てね。

最後のは・・・えへっ★

では、始まります。

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Re: エレジー ( No.11 )
日時: 2010/09/10 17:22
名前: アルナージ ◆Vo.QlHHxFY (ID: 8hgpVngW)

わははは。
深めているのだよ、少女よ。
って私は誰やねん。
水月は・・・
何で死んだんでしょうねぇ・・・
何故今時の子は命を大切にしないんでしょうかねぇ。
・・・生んだ親が可哀想だ。

Re: エレジー ( No.12 )
日時: 2010/09/11 16:48
名前: アルナージ ◆Vo.QlHHxFY (ID: 8hgpVngW)

病院からの帰り道。
裕汰さんから電話が掛かってきた。

『もしもし。昴流?』
「はい。紛れも無く昴流です。」
『今何処にいる?』
「外です。」
『そうか。気ぃ付けて帰れよ。』
「子供じゃないんですから。」

裕汰さんは本当に心配性だなぁ。
ま、ほっとするし、いいんだけど。

「あ、昴流じゃん。こんばんわ。」

後ろを振り向くと炎馬が居た。

「・・・何。」
「何してんのー?」
「散歩。」
「俺と一緒の方が楽し「断る。」

見事に言葉を遮った。
コイツは本当に可笑しな奴なんだ。
行き成り散歩に誘ったり、
行き成り襲ってきたり、
男同士とか、無理。

「俺ね、まだアレ持ってんだよ。」
「気色わりぃ・・・」
「ちぇー。」

もう、捨てたと思ってたんだけど。
本当に、変態は無理。

「じゃ、俺は急ぐから。」
「うん。じゃねー・・・」
「いっ・・・」

指を噛まれた。
最低。
気分悪い。

「本当に、じゃねー。」
「永久にさよなら。」

本当に永久にさよなら出来たら良いのに。
その後、家に帰っていった。
今度は、襲われる事とか無く。
そしたら、玄関前に裕汰さんが立っていた。

「何してんですか。」
「遅せぇ。」
「絡まれてたんで。」
「はぁ?誰に。」
「知りません。」

裕汰さんはすごく心配そうな顔をしている。
・・・そこまで思うほどなのか?

「その前に、何で居るんですか。」
「工事の音が五月蝿過ぎて寝れんから。」

工事の音で寝れないって・・・
女子中生並にデリケート過ぎる。

「つー事で寝かせろ。」
「はいはい。」

・・・と言う事で。
工事の終わるまでの一週間だけ
俺の家へ泊まる事となった。

Re: エレジー ( No.13 )
日時: 2010/09/12 18:06
名前: アルナージ ◆Vo.QlHHxFY (ID: 8hgpVngW)


         第二章
       俺と彼女の失敗


今日もまた、病院へ向かう。
カンセリングじゃなくて、鏡花に会う為に。
何か、持って行ってやろうかな。
果物とか・・・、あ、財布置いて来た。

病院は、嫌いだ。
薬の匂いがするし、
子供の泣き声とか五月蝿いし。
それに———・・・。
なんだかんだ言っている内に鏡花の病室へ着いてしまった。

“あ、昴流だ。”
「おぅ。はよ。」

傍に、女の子が居た。
銀髪で、鏡花よりも小さい少女。
小柄で、華奢で、触れたら壊れてしまうくらいに。

「鏡花。僕は此処で失礼するよ。また、後で。」
“うん。また来てね、咲夜。”

咲夜と呼ばれる少女は廊下に逃げる様に去って行った。

「なぁ、あの子、誰?」
“友達だよ。”

口元が緩んでて。
まるで、割物を扱う様に。
友達という一言に、想いを詰め込んで。
その表情を例えるなら、天使の様。

「えらく嬉しそうだな。良い事でもあったのか。」
“うん。あったと言えばあった。”
「微妙な返事だな。」
“じゃあ、あった。”

じゃあって・・・。
適当だな。

「んで、今日は何の用。」
“え。”

今日の朝、メールがあった。
何でメアド知ってんだって思ったけど。
『To:昴流
 
 ちょっと用事あるから来て。
        ★鏡花★』
用事を言えよ。
と思ったけど、まぁ行けば分かるだろうと深追いをせず此処へ来たのだ。

“えーっと。私の代わりに墓参り行って欲しいなって。”
「墓参り?」
“うん、そう。墓参り。”

何で行き成り墓参り?
つか、誰の。

“訂正。一緒に行って欲しい。”
「・・・ま、いいけど。」
“有難う。咲夜待たせちゃ悪いから早く行こう。”
「はいはい。」

あの子も? と内心思ったのは内緒にしておいて。
俺と鏡花(+咲夜)は誰のか分からない墓参りに行く事になった。
もちろん病院の許可は取ったぞ。

Re: エレジー ( No.14 )
日時: 2010/09/12 16:30
名前: アルナージ ◆Vo.QlHHxFY (ID: 8hgpVngW)

墓に着いた。
・・・言葉としてどうかと思うけど。
不意に鏡花に肩を掴まれた。

“咲夜を呼んで。”
「は??何で俺が。」
“呼べないから。”

返す言葉が無い。
仕方が無いから呼びかけよう・・・。

「おーい!!」

咲夜がびくっと揺れるのが分かる。
そっとこっちを振り向いた。

「ほら、行くぞ。」
“うい。”

ういって・・・。
しゃくれてるみたいだぞ。

「大声で呼びかけないで。恥ずいっ。」
「俺じゃねぇ。鏡花が呼びかけろって言ったからだ。」
「ふーん。」

明らかに疑ってるだろ。
それも全て鏡花の所為だ。

「つーかさぁ、コレ、誰の墓?」
「鏡花の父親の墓。名は水橋陽介。」
「鏡花の父親・・・か。」
「何。何か怪しいか?」
「いや、何でも。ってか、お前は言葉を女らしくした方がいいぞ。」
「さりげに失礼だぞ。僕はこの喋り方が一番落ち着くんだ。」

陽介・・・?
陽介は、———いや、きっと人違いだ。
俺がそう思いたいだけかもしれないけれど。

「コイツは、何で死んだんだ?」
「・・・なんでだと思うか?」

自信満々に、不適に笑う。
でも、瞳は笑ってなくて。
瞳は俺を捕らえてるんだけど、
その奥の鏡花を捕らえてる様で。
不気味に思えた。

「そんな怖い顔をするんじゃない。大した事は無い。殺されただけだ。」

・・・だけ、では済まないと思うのだが。

「おい、鏡花。お前遊んでばかりじゃないか。何しに来たと思ってんだ。」
“ごめん、咲夜”
「早く済ませろ。」

咲夜が怒った口調で言う。
いや、実際怒ってるけど。

「よし。じゃあ、帰るぞ。僕は門限があるからな。」
「あ、そう。」
「鏡花を頼んだ。それじゃ。」

鏡花がてを振っている。
それを見て、咲夜も無言で振りかえした。
その瞳は、冗談でも笑っているとは言えなかった。

「帰るぞ。」
“はい”
「病院に行って、直ぐ検査だかんな。」
“検査、嫌い。自分の腕も、嫌い。こんな腕、いらない。”

鏡花の腕には何重にも包帯が巻かれてあって。
それを見る度に胸の奥が痛くなる。



———あのね、この腕、私のモノじゃないんだ。



不意に言葉が聞こえる。
私のモノじゃ、ない?
誰だ、この声は。
違う。この声は、鏡花じゃない。
もっと、懐かしい。



———これね、違う子の腕なの。




Re: エレジー ( No.15 )
日時: 2010/09/12 17:39
名前: アニオタ剣士 中1生 (ID: 8keOW9sU)

おお!?またまた凄い展開になってきますたなぁ〜
次が楽しみだぁぁぁぁーーー!!


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