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≪ODD‘オッド’≫5話UP
日時: 2010/09/15 18:10
名前: 伝史 (ID: U3CBWc3a)

◆作者から◆
小説初投稿の伝史(でんし)という駄目男です。
恐らく、駄作になると思いますが最後まで見て下さい!!
まあ、最後まで書けるかどうか・・・・
とにかく、よろしくお願いします!!!!


━━━

俺は、人と違うのだろうか?


でも人と違うのは、別に嫌いじゃない。


むしろ、それがいい。


そう思う人は、多いだろう。

────掲示板─────
オリキャラ募集用紙>>3



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キャスト>>8

【自身の人生は、誰が左右させるのか?】>>1

【少女】>>2

【知ってはいけない現実もある】>>6

【光を追う光】>>9

【逃亡生活】>>10

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Re: ≪ODD‘オッド’≫ ( No.1 )
日時: 2010/09/11 20:45
名前: 伝史 (ID: U3CBWc3a)

【自身の人生は、誰が左右させるのか?】

俺の名前は灰堂瑞樹。女みたいな名前だが、男だ。

家族は両親と兄。ペットは飼っていない。だがらといって、動物が嫌いなわけではない。

そう、俺は普通だ。

普通だった。

だが、

俺の体はおかしくなった。

俺の、奇怪で奇妙な話を始めるが・・・これは長い。


長すぎる。そして、出会いと別れが多い。


俺は、時折思うことがある。


━人生は一体、誰が動かしているのだろう━と。

自身の人生は、自分が動かしてる?

それは違う。

俺は、違うと思う。人生は、度々変化するおかしな‘物’なのだ。

と、まぁ・・無駄話はこれぐらいにして・・・。


本題へ入ろうか_______




────────



2008年 4月14日



この日の東京は、続いていた雨の日がようやく過ぎ、久々の快晴となっていた。
灰堂瑞樹は、今年で16歳となる。つまり、高校2年生だ。

「平和だな・・・・」

1人でいることが好きな瑞樹は、近所の近くの公園に散歩に来ていた。
ベンチに座り上を見上げると、綺麗なピンク色で染まった桜が空を舞っている。
正面では、様々な遊具で遊ぶ子供たち。はしゃぎ声が、平和な日本を象徴していた。
「平和・・・・。そういえば、春休みの宿題やば・・・・」
春休みも残り2日になっていた瑞樹は、ふと宿題を思い出す。
7教科分の宿題は、学生にとっては最悪最低。
春休みの邪魔者となる存在だが、そんな物、瑞樹にとってはどうでもいいことだ。



「モウメント アンサー」



瑞樹には、特別な力がある。
そう。問題を見ただけで、その答えが全て分かるという超能力だ。
それだけではない。瑞樹の聴力は人一倍良い。
例えば、人ごみの中で飛び交う雑談。
普通なら、隣にいる人物が何をしゃべっているかも分からないのに。瑞樹にはそれが分かる。
誰が何を喋り、更にはどんな感情なのかも分かるのだ。

瑞樹はこれを、「モウメント アンサー」、「スーパーイアーズ」と呼ぶ。

意味は「瞬間の答え」、「超聴力」。


全てをひっくるめて言えば、瑞樹は人類を通り越した人類。
これを、漫画や映画、神話では‘神’と呼んでいる。
が、瑞樹は別にそんなことを思っていない。


「俺は、普通だ。」


そう信じ続けて、すでに4年が経つ。
未だに家族や親友にも知られていないこの能力。
瑞樹は、心のどこかで平和のままと思っていた。


しかし、それは安易な考えだった。



瑞樹の人生は、最悪な方向へ進むのであった。


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