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過去に逃避する少女と過去から逃亡する少年
日時: 2010/09/13 00:20
名前: 阿嘉狐 (ID: 16/cv9YI)

前作 終了しましたので、また書こうと思います!!

応援してくれたら嬉しいなぁ…と思ったり。

今回の話は、過去に依存する少女と過去を消したい少年ですっ

駄作になりますが宜しければ応援お願いします。

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Re: 過去に逃避する少女と過去から逃亡する少年 ( No.6 )
日時: 2010/09/13 20:41
名前: 阿嘉狐 (ID: TPtU8hBo)

ひゅーって下に墜ちて行く。

…このまま死ねたら良いのになぁ。

「うおいっ!!何やってんだよ!!恋!」
「いや、若干やばめの少女に目、付けられちゃった。」

「はぁ?!」

うーむ、うるさいぞ。
何で全部ビックリマーク着くの?馬鹿なのかな?

この少年は、朝凪陸奥 あさなぎむつ

「というか、朝凪。」
「ん!なんだ?!」

「僕、屋上から墜ちたのに何でキャッチ出来たんだ?」

「…さぁな!。」

だからビックリマークウザいったら。

————

あの後色々、嘘着いて、家に帰った。家と言っても共同住宅だけど。

…帰り中?

うーむ…りっくんねぇ…

僕は、不肖恋だし、り何て1文字も無いんだけど…

…家の前に着いたんだけど…

可愛い麦藁帽子を被り、白いワンピースを来た、少女がしゃがんで何かを見ている。



「やぁ、鈴ちゃん」

鈴ちゃんがゆっくり上を向く。

「…こんにちは、恋兄様。」

「何やってるの?」
「アリの巣に水を入れてアリを殺してるんです。」
「…楽しい?」

「小さな動物の命は、踏みつぶすためにあるんですよ。」

「そうなんだ…程々にね」
ぽんぽんと頭を帽子の上から撫でる

「はい。」

「じゃあね。」

くるりと振り向き、階段をあがる。

「やぁ、恋」
「あっ、こんにちは、椎名さん」

椎名柳花さん。いつも甚平をきている。

「これからバイトですか?」
「うん、なぁ恋」
「なんですか?」

「これあげる。」

そういって、懐から…わらび餅?

わらび餅を渡される。

「…ありがとうございます」

「気にしないで、じゃあね。」
「あっはい、いってらっしゃい。」

ペコリと一礼する。
柳花さんは、こちらを振り向かずひらひらと手を振った。

…家に戻ろう。

Re: 過去に逃避する少女と過去から逃亡する少年 ( No.7 )
日時: 2010/09/15 20:40
名前: 阿嘉狐 (ID: MTFzUrNw)

ガチャッとドアを開ける。
…布団に丸まった、弟がいた。

確か、朝学校に行く時に足蹴にしたから、その時からずっと寝てるのか。

気楽な事だ。

「おーい、蛍琉、起きろ」
ぺちぺち、頬を叩く。

カッ!!と目が開かれた。
特に驚かず。

「ただいま、蛍琉」
「……誰?」

あっ、そっか、もう一週間たっちゃったんだっけ?

「君のお兄さんだよ。」
「??、お母さんは??」
「今は、病院にいる。」
「……、貴方の名前は?」
「恋」
「恋兄?」

「そう、恋兄でーーすっ」
わざとらしい、仕草や口調をしつつ、冷静に状況を把握する。

一週間。蛍琉が僕を覚えてられる期間は、それだけだ。

何故かは、知らないし、どうしては、興味が無いのでほおっている。

「恋兄」
「何?」
「お腹空いた」

「ご飯にしようか。」

そういって、蛍琉の足を持ってリビングへ向かう。

何故か豪華な部屋。
伯父さんが用意してくれた。僕らの安息の地。

「ちょいと待っててねー」
「はーい?」

語尾を上げて返信をされた。

ビビビッとそれを自身のアンテナで受け取り受信完了。

「何食べたい?」
「オムライス」
「カレーライスね」

オムライスも作れるけど、もうカレーライス作っちゃってたし、まあ仕方ないよね。
「ん。」



「はい。」

机には、おかず、そのまま手渡し。

「いただきます。」

手は、合わせず口だけで述べる。

うーむ、バクバクって言うよりは、ハムハムだけど…まあ大丈夫かな?

「少し出かけて来るね。」
「…いってらっしゃい。」

————

外に出たけど…どうしようかな?

家の中は、心地悪い
学校は、何も感じない。
病院は、緊張する。

僕は、何処にいれば良いのだろう?

Re: 過去に逃避する少女と過去から逃亡する少年 ( No.8 )
日時: 2010/09/15 22:02
名前: 阿嘉狐 (ID: MTFzUrNw)

小さい頃、紅色が嫌いだった。

お父さんが毎日、違う子を赤く染めていたから。

やめてくださいと母親が言った。
うるさいぞ!!と父親は、母親を殴った。
弟は、止めてよ!!と泣いていた。

僕は、僕は?
僕は、子供を殴る父親を見て、やめてくださいと懇願する母親を見下ろして、止めてよ!!と叫ぶ弟を見下していた。

嫌いだった。
紅色は、家に不幸を持って来たから。

不幸は、不吉を呼び、そして不公平を引き起こす。

「本当に世迷言だ」

———

「ヤッホー。ー、」
「あっ、こんにちは。如月さん。」

黒の髪に、白いメッシュが一つだけ入っている、服は何か…キリン柄の服。

如月 危輪さん。

「ナニヤッテンノ?。ー、」

「居心地が悪くなったので逃げて来たんです。」

「トウボウネェ、イッチョマエニ。ー、」

「危輪さんは何してたんですか?」

「キリンガラノイイモノハイッタッテキイタカラカイニキタノ。ー、」

「危輪さん。キリン柄空きなんですね。」

「ナマエテキにワカルダロ?。ー、」

「危輪ですもんね。」

アハハハハー。ー、と笑う危輪さん。

相変わらず変なしゃべり方なこった。

「今から買いに行くんですか?」
「ウン。ー、」

「なら僕は、このへんで失礼します。」
「バイバーイ。ー、」

…少しあそこに逃げよう。 あの人なら何だって知ってるだろうし。

Re: 過去に逃避する少女と過去から逃亡する少年 ( No.9 )
日時: 2010/09/16 06:38
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)

アリが可哀想です……。
わらびもち食べたいです。
蛍琉、一週間ですか。
なんか、個性的キャラが多いぞっ(>_<)楽しみです。

Re: 過去に逃避する少女と過去から逃亡する少年 ( No.10 )
日時: 2010/09/17 18:40
名前: 阿嘉狐 (ID: fZ73J0jw)

アキラさん

危輪さんがお気に入りですwww
キャラソンもやりたいなーと思ってたり?
頑張りますwww


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