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絶対少女!! ─巡る季節─
日時: 2010/10/15 21:41
名前: ユエ (ID: hj1.aJrP)

こんにちは!! 久し振りに来ました、ユエです。
前に書いていた、「絶対少女!!」を再び書こうと思います。
前回とは少し内容が違います。 ……たぶん。←



テストがあるので、更新速度は亀です!!!!



●主な登場人物

藤堂  奏 /Toudou kanade     16歳、絶対少女

藤堂  空 /Toudou Sora      14歳、飛翔少年

一ノ瀬 ふたば/Ichinose Futaba  16歳、時空少女

蓮見 疾風/Hasumi Hayate     17歳、歪曲少年

雨宮 マリア/Amamiya Maria    14歳、紅炎少女

朝倉 桔梗/Asakura Kikyou     自称23歳、能力研究家・医者





■ 壱 ■
>>3 >>8 >>12 >>15 >>16 >>17 >>18 >>24 >>25

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Re: 絶対少女!! ─巡る季節─ ( No.13 )
日時: 2010/10/04 16:48
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)

ムチャクチャ気になります!!!
というか、鬼ごっこで能力使っちゃダメでしょっ

Re: 絶対少女!! ─巡る季節─ ( No.14 )
日時: 2010/10/06 20:10
名前: ユエ (ID: 9mWysg1X)

アキラさん

鬼ごっこで使っちゃ危険なんですけどねぇ(遠い目

Re: 絶対少女!! ─巡る季節─ ( No.15 )
日時: 2010/10/06 20:23
名前: ユエ (ID: 9mWysg1X)



「では問題です、空くん。
 これは一般常識の問題ですからね?」

クス、と笑うふたば。
空がクソ真面目な顔をしたから、マリアは少し笑ってしまった。


「私の能力は何でしょうか? 内容まで答えなさい」


「【時空少女】!
 能力は、能力は……、えっと………?」


「はーい、時間切れです空くん。
 正解は【時を自在に操る】、でしたー☆」


「だっさーい、空!
 一ノ瀬先輩の能力を言えないなんて!」

マリアが大笑いしながら、空のまわりを走り回る。
空は一瞬だけムッとしたが、ふたばの前で開き直った。


「それで、瞬間移動と能力がどう関係するんですか?」


「まだ分からないですか?
 私の走るスピードに、能力を使うんですよ」


つまり、ふたばが走る速度に【時間】の能力を使う。
今回ふたばは、速度に【早送り】の能力を使い、瞬間移動したように見せたのだ。



「あ゛〜、そういうことだったのか!」


頭をかかえる空。

「空の脳みそ、どこかに飛んでいったんじゃないの!」

まだ空のことを馬鹿にするマリア。



「お前はどれだけ人のことを侮辱したいんだよっ」

「ん? 空の頭がイカれるまで」

「ふざけるなぁ〜!」 「きゃー! あははは!」



近くにあった、小さな石をマリアにぶっ飛ばした。
マリアはそれを上手くかわし、逃げる。



Re: 絶対少女!! ─巡る季節─ ( No.16 )
日時: 2010/10/06 20:32
名前: ユエ (ID: 9mWysg1X)

「───逃げすぎちゃったかなぁ?」


蛍島の自然豊かな森の中、一人の女子高校生が歩き回っていた。
その後ろには、男子高校生がいた。



ちなみに、マリア・ふたば・空は砂浜にいる。
この二人は島の中心部である森の中。


一応、この二人も鬼ごっこ参加中らしい。
どうやら逃げすぎちゃった様子だ。




「何となくさぁ、俺たち、はぐれたと思うんだよね」

「そうかな?」


「だって全然、鬼来ないし。 俺的には、砂浜にいると思う!」


そう叫んだのは、17歳の男子高校生。
名前は蓮見疾風。 黒髪に黒縁眼鏡。 ちなみに理系。


「いきなりターザンみたく追いかけてきたらどうするの!」

次に叫んだのは、16歳の女子高校生。
名前は藤堂奏。 藤堂空の姉である。



Re: 絶対少女!! ─巡る季節─ ( No.17 )
日時: 2010/10/07 16:45
名前: ユエ (ID: ZdfJmAM/)

「ははは! 馬鹿か、馬鹿かお前はっ。
 雨宮のお嬢さんがターザンするか?!
 大人しい一ノ瀬がターザンするか?!」


「わたしの馬鹿弟ならありえるでしょ。 飛ぶし」


疾風の黒髪と、奏の明るい茶髪がなびいた。
しばらくの間、沈黙が続く。



「……まだ逃げ続けるのかよ?」

沈黙を破ったのは疾風。



「仕方ないなぁ、居場所を捜してあげるよ」


わざとらしく、奏は大きなため息をつく。


「“絶対検索”」
奏が仕方なさそうに呟くと、足元から青白い光が出て、広がっていく。



「───三人とも、疾風の言った通り砂浜にいる!」


奏の足元の光が、消えた。
それから疾風は嬉しそうな顔で、

「な? やっぱり砂浜にいたんだ」


「じゃあ砂浜まで行く?」


「うん。 あ、奏。 砂浜まで競争しよう!」

小さな子供みたいな笑顔で疾風が誘った。
奏はその誘いを拒否せず、

「いいよ、負けないからね。 START!」


二人は一気に走り出した。


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