ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 絶対少女!! ─巡る季節─
- 日時: 2010/10/15 21:41
- 名前: ユエ (ID: hj1.aJrP)
こんにちは!! 久し振りに来ました、ユエです。
前に書いていた、「絶対少女!!」を再び書こうと思います。
前回とは少し内容が違います。 ……たぶん。←
テストがあるので、更新速度は亀です!!!!
●主な登場人物
藤堂 奏 /Toudou kanade 16歳、絶対少女
藤堂 空 /Toudou Sora 14歳、飛翔少年
一ノ瀬 ふたば/Ichinose Futaba 16歳、時空少女
蓮見 疾風/Hasumi Hayate 17歳、歪曲少年
雨宮 マリア/Amamiya Maria 14歳、紅炎少女
朝倉 桔梗/Asakura Kikyou 自称23歳、能力研究家・医者
■ 壱 ■
>>3 >>8 >>12 >>15 >>16 >>17 >>18 >>24 >>25
- Re: 絶対少女!! ─巡る季節─ ( No.8 )
- 日時: 2010/09/25 17:35
- 名前: ユエ (ID: sH2xenM.)
■ 壱 ■
むかし、むかし。
あたしの家は巫女さんの家系だったんだ。
……なんて、そんなことはどうでもいい。
それより今は、“自分が存在できる時間”を確保しなくてはならないのだ。
「………、げほっ……!」
あたしの手のひらが少し、ほんの少しだけ紅く染まった。
20XX年 9月19日 雨宮家所有、蛍島 快晴
地図で見たら、本当に小さい島である。
でも、本当はけっこう大きな島。 名前は蛍島。
夏の夜になると、たくさんの蛍が出るから、蛍島というらしい。
「───あははは! 逃げても無駄ぁ!」
砂浜で、鬼ごっこをしている少年少女たちがいた。
見た目、高校生や中学生である。
「“浮遊”!」
中学生くらいの少年が、両手を前に出して叫んだ。
細い腕や脚をしているから、女の子に見えないことも無い。
だが、彼は中学二年生の男子だ。
「ッあぁ! この、能力使いやがってぇ!」
少年の前にいた少女が、突然浮いた。
ふわり、と。 それから空中で暴れるが、浮いたままだ。
「お前のこと、燃やしてやるッ! 藤堂、空ぁ!」
藤堂空、と呼ばれた先ほどの少年はニヤ、と笑った。
この浮いて、空のことを睨みつけるのは雨宮マリア。
空と同じく中学二年生で、蛍島の住人。 名家である雨宮家の令嬢である。
「燃やしてみやがれ!」
空がマリアにタッチしようとした瞬間。
「───駄目ですよ、空くん?」
空の背後に、高校一年生の一ノ瀬ふたばが現れた。
突然、音もなく、空の背後に。
「いッ?! 一ノ瀬、せんぱ……っ?!」
「一ノ瀬先輩! 空をボコボコにして下さい!」
ふたばの、肩までの黒い髪が風になびく。
それからふたばは、マリアに向かって微笑んだ。
「大丈夫ですよ、マリアちゃん。
───お姉ちゃんがいますからね」
「ふん、ザマーミロ空! 奏先輩にやられちゃえ!」
奏先輩、というのは空の姉のことである。
高校一年生で、鬼ごっこ参加中。
- Re: 絶対少女!! ─巡る季節─ ( No.9 )
- 日時: 2010/09/25 18:28
- 名前: 月華 (ID: SOGiHJ/a)
鬼ごっこ!
なんか能力とか使っちゃえば怪我が心配な……((殴
(後気になったのが、「雨宮家所有、蛍島」の元ネタは雨宮蛍ちゃん?)←文学少女読み終わったあとだったんで
違ったらすんませんね
- Re: 絶対少女!! ─巡る季節─ ( No.10 )
- 日時: 2010/09/25 19:01
- 名前: こたつとみかん ◆KgP8oz7Dk2 (ID: L11BZFL.)
- 参照: テスト? なにそれおいしいの?
やほー^^
お久しぶりですね。再び会うことが出来て嬉しいです!
絶対少女の改変版(?)ですね。今回は何か神話的な雰囲気を感じます。巫女ってとこでw
さて、無論お気に入りしましたので、更新がんばってください!
こたみかでしたっ!
- Re: 絶対少女!! ─巡る季節─ ( No.11 )
- 日時: 2010/09/29 20:42
- 名前: ユエ (ID: raanz7.S)
月華さん
怪我しない程度に頑張ってるんです!←
……あぁ! 文学少女! 忘れてたッ(‾□||||!!
たしかに、そんな子が出ていましたn(殴
こたつとみかんさん
お久し振りですー( *・ω・)ノ
わたしも会うことが出来て嬉しいです^^
今回は巫女を出したくて(笑)
頑張りますっ。
- Re: 絶対少女!! ─巡る季節─ ( No.12 )
- 日時: 2010/09/29 20:48
- 名前: ユエ (ID: raanz7.S)
「ていうかっ、あたしを地面に戻しなさいよ!」
空中でジタバタ暴れるマリア。
長い亜麻色の髪が、乱れているが本人は気にしていないようだ。
指先に、小さな炎が灯った。
「はやく戻さないと、本当に燃やすわよ?!」
「もも、ももも戻しますから! 姉貴が来る前に!」
ふわり、とマリアの体が静かに着地した。
「───ところで一ノ瀬先輩?
どうやって、おれの背後に静かに来れたんですか?」
ニヤ、とふたばが笑った。
「気になりますか?」
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