ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ——光と闇のAbility戦争—— オリキャラ募集中
- 日時: 2011/02/13 12:38
- 名前: yuki.・* ◆ZhstMH.9BI (ID: hQNiL0LO)
クリックありがとうございます!\(^v^)/
シリアス初心者です!
それでも大会に参加します!!Σb
(身の程知らずの馬鹿が・・・)Σ(゜Д゜;)ダレ!!?
どうか仲良くしてやってくださると嬉しいです♪^^
今現在の名前はAerithです!
ここで書いといてなんですが、ここにある他の方々の作品に比べるとちょっと明るめかもです。
え?プロローグからするとそうでもない?・・・嬉しいです!〟^ ^〟
でもライトにしては暗いので、ここで。
荒らし、暴言はだめです。
出会い等では入ってこないでください。
以上を守ってくださればどなたも大歓迎です!!
ではでは。(>v<)ノノノ
更新のろくてすいません;
急遽、オリキャラ募集!!
オリキャラ募集してます!!
投稿用紙↓↓(2回目のこの帯↓まで)
*・..・*・..・*・..・**・..・*・..・*・..・**・..・*・..・*・..・*
オリキャラ タイプ○
性別: 年齢: 歳 身長: cm
†抱えている過去†
†性格†
†外見†
†Ability&武器†
†サンボイ†
*・..・*・..・*・..・**・..・*・..・*・..・**・..・*・..・*・..・*
コピペして、あいている所にカキコしてください。
サンボイ(セリフ)は何個でもOKです!多いほうが助かったりするかもしれません!
「タイプ○」っていうところに記号を入れてください。参照は以下のとおり。↓↓
Ability保持者(光側)⇒A-1 Ability保持者(闇側)⇒A-2 人間(光側)⇒B-1 人間(闇側)⇒B-2
人獣・幻獣種(光側)⇒C-1 人獣・幻獣種⇒C-2
(人獣・幻獣種というのは、普通の人間じゃないけどAbility保持者でもないもののことです。)
タイプCの分類のもの
【妖怪、幽霊、妖精、神獣、等(魔法を使うのはタイプB)】
※Ability、武器のところは『保持者』タイプ以外のキャラを投稿してくださった方はAbilityを消してください。
※Ability能力者でも武器ありOKです
たくさんのご応募、お待ちしております!!
没ナシで使います!!採用は(多少or大幅)なり遅れますがおいでませ!!
○*・.。.・*○*・.。.・*○*・.お客様.・*○*・.。.・*○*・.。.・*○
nata様 氷兎様 花影様 yuri様 ユフィ様 Neon様
冥様 ヴィオラ様 菫様 とらばさみ様 浅葱様
*・.・*・.EPISODE.・*・.・* †登場人物紹介†
第 一 章
>>2 プロローグ >>12 レイシー・アンジール
>>8 Capter Ⅰ 聖石 —is Before— リベル
>>15 Capter Ⅰ —is After— >>18 夜月 彩香 -菫様ご提供-
>>35 Capter Ⅱ 彩香 >>32 ルースト・フィアネス -浅葱様ご提供-
>>37 Capter Ⅲ 悪友 >>25 罪木 獄 -ヴィオラ様ご提供-
>>38 Capter Ⅳ 能力 >>40 焔光夜 聖花
>>41 Capter Ⅴ 窃盗 >>33 リンネ・ルドレイル -奏様ご提供-
>>45 Capter Ⅶ 消火 >>19 エル・S・レードラン -Neon様ご提供-
>>46 Capter Ⅷ 追跡 >>102 王家王来 条 -Neon様ご提供-
>>47 Capter Ⅸ 再生 >>103 露羽 憐架&レイル -花影様ご提供-
>>51 Capter Ⅹ 恐怖 >>110 天声聲 零 -冥様ご提供-
>>54 Capter ⅩⅠ 実名 >>114 リドーア・ラーンティウス -とらばさみ様ご提供-
>>55 Capter ⅩⅡ 記憶 >>57 ブラン・クレアシオ
>>58 Capter ⅩⅢ 戦士 >>28 王城 幽鬼 -ZERO様 ご提供-
>>69 Capter ⅩⅣ 病室
>>70 Capter ⅩⅤ 告白
>>75 Capter ⅩⅥ 裏切り
>>85 Capter ⅩⅤ 余興
>>91 Capter ⅩⅥ 声
>>95 Capter ⅩⅦ 地震
>>96 Capter ⅩⅧ 犠牲
>>97 Capter ⅩⅨ 無力
○゜*・..・*゜○゜*・..・*゜○゜*・..・*゜○○゜*・..・*゜○゜*・..・*゜○゜*・..・*゜○
第一章 〜始動〜
>>108 プロローグ
>>113 Capter ⅡⅩ 小熊と少女
>>122 Capter 21 爆撃
>>125 Capter 22 静かな少女
>>128 Capter 23 バズーカ
>>130 Capter 24 兄の仇
>>133 Capter 25 弱者
>>137 Capter 26 〝捕獲成功〟
お時間ございましたら、こちらにもご来店くださいませ。
初心者様にもわかりやすいように書いております。
質問等もお聞きしますのでお気軽にどうぞ。
種類//二次小説(原作あり) 題名//FINAL FANTASYⅦ—序章— 製作者名//Aerith
種類//二次小説(原作あり) 題名//ONE PIECE—裏切りの白魔導士— 製作者//Aerith
最後に、わが敬愛の作品、尊敬する方々の名前を連ねましょう。
狂人の遊び 月夜の救世主様
Gray Wolf yuri様
ESP探偵事務所 nata様
彼女日記。 氷兎様
FINALFANTASY—オリジナル— 〜白黒の魔術師〜 MILKターボ様
白龍ー犬夜叉二次創作ー 星菜月夜様
犬夜叉-刹那主義- 葵様
翼があるならば かれーらいす様
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- Re: —— Ability —— コメください! ( No.54 )
- 日時: 2011/01/31 18:13
- 名前: Aerith ◆E6jWURZ/tw (ID: hQNiL0LO)
Capter ⅩⅠ 実名
恐ろしいリンネの悲鳴が、耳について離れない。
まだあの悲鳴は、尾を引いているようにレイシーの耳でこだましている感じだった。
後ろのリベルは毛を逆立て、明らかに警戒していた。
彼の表情は語っていた。
———こいつは、やばい。
「リベル。僕には逆らわないほうがいいよ。・・・と言っても逆らうこと自体、無駄だと思うけど。一応、君にも一時的に消えてもらう」
オッドアイの青年はリベルのほうに手を突き出し、パチンと指を鳴らす。
そるとリベルの立っていた地面に黒い穴が開き、彼は悲鳴をあげる間もなく消えた。
「はは、静かだね。ここには僕ら以外、誰もいない」
「・・・リベルをどこに消したの」
青年は楽しそうにさらさらの銀髪を揺らし、ふふっと笑った。
紫色のメッシュが月光を浴びて、きらめく。
まじめな顔よりもそのほうがレイシーにはさらに不気味に思えた。
メッシュのきらめき方も、自分のものと気味が悪いほど似ていたことに気づく。
「心配するのかい?やっぱり君は優しいね。・・・光の守護者ならあたりまえ、か。大丈夫、僕との短い話が終われば、自然に会えるよ」
「・・・光の守護者・・・?」
「そうだよ。僕は闇の守護者。僕のことどころか自分のことも覚えていないのかい?まぁそれもいつものことだよね。・・・ねぇ?リィフ」
最後の言葉を聞いて、レイシーは頭を抱える。
耐え難い頭痛がまるで波のように次々と襲ってくる。
思わずしゃがみこむ。
「苦しそうだね。楽にしてあげるよ。君の記憶全部、僕が引き出してあげよう」
青年はレイシーの前に来てしゃがみ、彼女の顔を覗き込んで不敵な笑みを浮かべると、そう言った。
レイシーは頭痛に何とか耐えようとしながら顔を上げる。
すると、青年はそのレイシーの額を左手で思い切り掴んだ。
「オラ タ シマミ ソウ シプニーシ」
その聞き慣れない言葉を発し、青年は手を離す。
するとレイシーの中で瞬間的に数多の記憶が鮮明によみがえり、押し寄せ、広がった。
数多の声と、顔と、風景と、生き物と・・・。
かつて義母だった女性の顔が頭の中にうかび、幸せそうな幼い自分の姿も寄り添っているのも浮かび上がってくる。
少し膨らんでいる義母の腹を二人でさすり、笑顔で歌を歌っている。
次の瞬間には深紅の血の色に染まった、変わり果てた義母のなきがらがさっきより少し成長した自分の前に横たわっている場面が浮かんだ。
横に、3歳くらいの少女のなきがらが無残に転がされている様子も伺えた。
レイシーは汗が頬を伝うのを感じた。
恐怖の象徴の汗だった。
Capter ⅩⅠ・・END・・
- Re: ——光と闇のAbility戦争—— ( No.55 )
- 日時: 2011/01/31 18:17
- 名前: Aerith ◆E6jWURZ/tw (ID: hQNiL0LO)
Capter ⅩⅡ 記憶
耳が痛くなる高音の後、誰かの声が頭の中で静かに響き渡る。
『リィフ。あなたは光の守護者。闇に世界が飲まれないようにする使命を背負うことになる。最も過酷なのは、あなた』
『はい。重々承知です』
自分のものと思われる声が、頭の中でこだまする。
暗い記憶。『視界』というもののない、『聴覚』だけの記憶だった。
『暴走を開始した“闇”を正せるのは、あなただけ。あの者に闇の力を授けた私は、なんとも愚かだった。頼んだわ、リィフ』
また耳の痛くなる音が響く。
場面が切り替わったようだった。
『どうして、その力を使うの!?とても残酷で、危険で、恐れるべき力を・・・!よりによって、その中の悪の力を引き出すなんて!』
自分の声が、誰かを問い詰めていた。
切羽詰ったように叫び、懇願し、嘆いているようだった。
とても今の自分とは思えないような、感情をむき出しにしたような口調だった。
『闇を恐れちゃいけない。悪も同じだよ。闇は真っ黒で、にごりがなくて、すばらしい。闇こそ全て。全ては闇なんだよ』
『そんな・・・。違う。誰にだって、光があるはずよ。あなた自身にだって・・・』
闇の中で、二つの声がぶつかりあう。
静かな空間に、ひと雫の音がした。
『ならそんなもの、いらないね。そうだ、交換しようよ。君の中に生まれる闇と、僕の中の光を』
『そんなことをしたら・・・!』
『僕ら以外のものは、消滅の危機に瀕するだろう。もちろん神や、水と炎の守護者も。すばらしいだろう?僕らで世界を破壊し、創造するんだ!』
暗がりは頭の中から消え、そこに場面がいくつも生まれては消え、生まれては消えた。
そこからレイシー ———リィフは、全てを理解する。
闇の守護者の力で世界は破滅しかけ(大昔に起きた氷河期と呼ばれるあのときだ)、自分はその手から逃れたくてこの世から何度も消えようとしたこと。
何度も消えかけられるのに、命ではなく精神が一時的に崩壊、そして記憶が飛んで発見されてまた逃げて・・・の繰り返しだったこと。
少しの間に掴んだ幸せも全て、毎度のように闇の守護者によって消されてきたこと。
「君の心は消えない。契約の代償にもならない。だから今の力は君の潜在的な能力で、心はそこにあるんだ。———君が知らず知らずのうちに自身で封じ込めようとしてたみたいだけどね」
「聖なる光の結晶・・・」
リィフは首から下げていたダイヤのネックレスを叩き割った。
その中で光は封じ込められていたのだ。
光は主の元へ返り、一体となった。
闇の守護者は、自分と対等に張り合える唯一の存在、光の守護者の復活に満足げに微笑んだ。
光が力を取り戻したことで闇の力と存在がより強く、濃くなって彼の髪にリィフのメッシュの色がうつり、全体的に銀の艶のある黒髪に変わる。
ずっと闇に閉ざされていた記憶は戻り、毒気が消えてゆく。
リィフの髪の毛色は、今や毒気が抜かれて金髪に近いハニーブロンドだった。
Capter ⅩⅡ・・END・・
- Re: —— Ability —— コメください! ( No.56 )
- 日時: 2011/01/03 02:51
- 名前: Aerith ◆E6jWURZ/tw (ID: hQNiL0LO)
お〜〜〜〜・・・眠い。めっさ眠い。(←さっさと寝ろよ
がんばって2話連続更新しました!!
やったよ〜!!
・・・バタン。
ぐー・・・・。
- Re: —— Ability —— コメください! ( No.57 )
- 日時: 2011/01/03 06:01
- 名前: Aerith ◆E6jWURZ/tw (ID: hQNiL0LO)
主人公の名前が変わる、という非常事態が起こりました!!
(何が非常?お前作者だろ)
まぁ、それはおいといて。
なぜかカキコ開いて過ごしていたら夜が明けたので(原因わかりやすすぎ)
ほとほどにがんばります。(1つだけ。)←ォィ
- Re: ——光と闇のAbility戦争—— ( No.58 )
- 日時: 2011/01/31 18:19
- 名前: Aerith ◆E6jWURZ/tw (ID: hQNiL0LO)
Capter ⅩⅢ 戦士
「闇を創造するもの、ブラン・クレアシオ。それが僕の名前。もう自分の名前だってどうでもいいけどね」
リィフの髪はストレートに変化していた。
その性でクセっ毛だったときよりも長く感じる髪を、不思議そうに手に取る。
まるで、生まれ変わったような感覚だった。
さっきまでは世界の何もかもどうでもよくて。
自覚はなかったのに、心のどこかでくすぶっていた光の守護者としての一部が自分を突き動かしていて。
「わたしの名前は・・・。光の使者、リィフ・アンジール・・・。どうして、こんなに記憶が消えてしまっていたのだろう」
つぶやきに、なぜかブランは悲しそうな笑顔を浮かべた。
明るんできた空の朝日が二人の顔を照らす。
リィフの髪は朝風と朝日でキラキラと輝いた。
「僕と手を組もうよ」
リィフは自分の髪から手を離し、ブランを見上げる。
そのまま、首をかしげる。
「僕と君二人でなら、この世界を支配できる」
「どうかな。支配に興味はないのよ。・・・でも、断ったらどうなるの?私は戦いたくないの。何人も痛めつけてきたから」
「そう?でも戦争だ。僕がこれから集める、僕の闇の力に忠誠を誓うAbility保持者と戦士達、君の光の力の元に集うAbility保持者と戦士達で」
リィフが閉じた瞳から一筋、涙が頬を伝い落ちる。
再び開いた瞳は、美しい灰紫に戻っていた。
決心したように彼を見つめる。
「今度は逃げない。ちゃんと、あなたを止める」
「意外だよ。また姿をくらますと思った。じゃあ、それは宣戦布告と受け止めていいんだね?・・・両者、保持者達がいい感じに集まったら僕から伝えてあげるよ。数日はここで仕事をやり遂げながら戦士を集めたらどう?この町数人、Ability保持者がいるから。ま、一人さっき消しちゃったけど、僕の元に呼び戻すとするか」
「わかったわ」
リィフが頷くと、ブランは隙のない笑顔で言い放った。
左手の人差し指をすっと出す。
「うん。じゃ、少しの間だけおやすみ」
ブランはリィフの額に人差し指をトン、と置いてはじく。
彼女はそのままスローモーションのようにゆっくりと後ろに倒れながら意識が消えてゆくのを感じていた。
そして、これから始まる世界の危機に対しての恐怖はなぜか感じていない自分に驚きもした。
声が、真っ白な頭の中に響く。
目覚めてしまったのね。
・・・誰?誰なの?
声は、私の質問にはあえて答えなかった。
過酷な試練なのよ。わかってる?
闇があるからこそ光がある。光があるからこそ闇が存在する。
あの子は、それを理解していない。
だけどあなたは今回あの子に向き合う。
どうか、今度こそあの子を正してあげて。
「———ィ・・・」
ほら、仲間が呼んでる。
早く。目覚めて、安心させてあげて。
そして忘れないで、私はあなたのすぐ側にいるから
まって!!
言いたいのに、声が出ない。
その代わりに耳が正常な感覚を取り戻しつつあった。
「・・・・・シー!レイシー!?聞こえる、ねぇ!?」
「・・・おはよ、彩香・・・」
戻ってきた。
これが、私の護るべき世界だ。
Capter ⅩⅢ・・END・・
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