ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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「衝撃の果て」
日時: 2010/10/16 21:53
名前: Agu (ID: gzQIXahG)

幸運を祈る戦士よ、私は君を心から誇りとする!

——第7機甲部隊長マイゼン・ロッキンガン少将


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スランプに陥ってしまい……
戦争モノです、神凪さんに影響されました。

ゆっくりとまったりと更新していきたいと存じます。


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Re: 「衝撃の果て」 ( No.1 )
日時: 2010/10/17 23:35
名前: 神凪和乃 (ID: aOQVtgWR)
参照: ラジオ体操第1−っ! はいっ♪

影響させてしまったゼ☆(←

はい、神凪です
いやー、最初から興奮してしまいましたよw
同じ戦争モノでも、ここまでレベルが違うとは……

……なんか失礼しました
更新毎回楽しみにしてますぜw

Re: 「衝撃の果て」 ( No.2 )
日時: 2010/10/18 17:23
名前: Agu (ID: gzQIXahG)

すいません、貴方に影響されましたw

まぁ、のんびりまったりやっていく予定です。
神凪さんの小説も応援しているので頑張ってくだされ。

文才は無いのでストーリーは早々破綻すると思いますが……


Re: 「衝撃の果て」 ( No.3 )
日時: 2010/10/18 17:24
名前: Agu (ID: gzQIXahG)

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アメリカ合衆国、ニューヨーク州ニューヨーク市、ブルックリン地区。

ここはいつも活気に満ちていた。

ブルックリン地区は5つの区の中で最も人口が多く、250万人の人々が居住している。
多民族国家のアメリカらしく、白人、黒人、黄色人種。
もっと区分けしていえばユダヤ、イタリア、ポーランド、ロシア、アイルランド。中国、インド、パキスタン。

ともかくは非常に多くの人々が混在しているとみて差し支えないだろう。


*  *


そんなブルックリンでダウンタウンと呼ばれる地区がある、そこのとある大通りのスターバックスにその男はいた。

ジェラルド・フォーサイス、アメリカ陸軍准尉。

彼は落ち着いた雰囲気の店内で、一人、窓際の隅っこに陣取っている。
ジェラルドにとって、都会の喧騒から離れ、自身の疲れを癒す場所を見つけることは簡単ではない。

所属しているフォート・カミングス駐屯地では、あまりにも戦友の声がうるさ過ぎる。
ならば寝ていようと自分のベットで毛布に包まれば、付き合いの悪い“ミノムシ”野郎だと揶揄された。

彼自身も自覚していたが、ジェラルドは寡黙で喧騒を嫌う。人付き合いは上手くない。
一時期は彼の戦友たちとコミニュケーション訓練に励んだのだが、効果無し。

それ以来、自分はこういう性格なのだと割り切ってしまっていた。


彼は手にした4つ折り新聞に目を通しながら、左手でマグカップを口に運ぶ。
重厚な酸味と甘味が口内に広がり、溶けていく。バランスが良い味わいとでも言おうか。

ジェラルドは満足そうに表情を緩めると、カップをテーブルに置き、また新聞を読み始めた。


*  *


こういう穏やかな、腰をゆっくりと据えられる場所を見つけて過ごすのが、非番時における彼の日課である。

誰もそれを止めたり、咎めるものはいない。


部隊に配置された最初の頃こそ、良く戦友たちからこそ誘われていたが、その内に彼ら声を掛けるのも諦めたらしく、構わなくなった。
暇さえあれば新聞か本を読み、それか筋力トレーニング。終われば風呂に入り、そのまま寝る。

そんな日常が彼にとっての幸せ。


無論、ジェラルドも人の子だ。友人と街に繰り出したい時もある。
だが普段から取っ付き難いオーラを醸し出している彼に、友人と呼べる人物はとても少ない。


結果、ますます寡黙になっていくという悪循環であった。


*  *


のんびりとした平穏な時間が流れる。

3杯目のコーヒーを飲み干した彼が、新聞をテーブルに置こうとした時だった。



ブツッと、今までニュースや音楽を伝えていたテレビ、ラジオが一斉に途切れる。



思い思いの時間を過ごしていた客達。
一部の勘が良い者はそれをいぶかしみ、少し嫌な予感が過ぎったことだろう。

携帯電話で話していたサラリーマン風の男は、突然切れた電子機器たちを不安そうに眺めながら、携帯越しの相手とまた話に移ろうとした。
しかし、こちらが声を掛けても何も応答がない。驚いて携帯の画面を見てみれば、電源が切れている。


スターバックスの店員は、テレビやら、ラジオを何とか修理すべく弄くりまわしていが、自分でも何をしているのか分かっていないに違いない。

静かにジェラルドの本能が警告を告げていた。
何かとんでもないものが来る。彼は腰のホルスターに手をやった、そこには黒々と光る拳銃。




そうして、かの“爆音”が訪れた。





凄まじい大音量が、落ち着いた雰囲気のスターバックスに響き渡る。
多くの者が悲鳴をあげ、地面に崩れ落ちるその様はまるで、聖書に明記されている終末の時の様で……

ジェラルドも歯を食いしばりながら、その数秒を耐えた。


爆音が鳴り止む。


ふと、客の一人がウィンドウを指さしていた。まるでこの世の終わりかのように顔を引き攣らせて、怯えている。

ジェラルドもつられてその方向を見た。


そこには今までのような青空はなく、ただ黒雲が張り巡らされ、雲の真ん中に大きな円形の青空が確認できる。


空はただただ、黒かった。

Re: 「衝撃の果て」 ( No.4 )
日時: 2010/10/18 22:42
名前: 月鈴 (ID: 2bmr/VpX)

こんばんは!

貴方のご作品とあれば、嬉々として拝見させていただきます♪

私には何が起こるのか検討もつきませんが、わくわくしています。
新しい作品を書かれるのでしたら、教えてくだされば・・・。などと密かに思っていますww

では、続きを楽しみにして・・・

そういえば、貴方は「鷲は舞い降りた」のシュタイナ中佐に似ておいでですよ?
ムッソリーニよりは・・・


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