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ペルセウス
日時: 2010/12/05 22:29
名前: クロス ◆YnxfJR0Rdc (ID: rXEJOjNA)

こんにちは。
はじめまして、クロスです★
小説を書くのはこれが初めてですが
がんばっていきたいとおもいます!!!

是非読んでいただけると嬉しいです。

=キャラ紹介=
【浜松 希羅】(はままつ きら)
『狸』。148cm。10歳。
【有間 陽姫】(ありま はるき)
『仔豚』。176cm。18歳。
【坂見 夢嘉】(さかみ ゆめか)
『狐』。164cm。17歳。
【望月 蒼哉】(もちづき そうや)
『猫』。182cm。18歳。   
【山本 颯】 (やまもと はやて)
『常人A』。158cm。16歳。
【田代 楓】 (たしろ かえで)
『常人B』。178cm。16歳。

=本編=
0話 「……」 >>1
1話 「開戦」 >>2 
2話 「NO.…」(1) >>7
3話 「NO.…」(2) >>8 
4話 「忍とゴースト」 >>9 
5話 「忍と攻と全能者」 >>10

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Re: ペルセウス ( No.8 )
日時: 2010/12/05 18:15
名前: クロス ◆YnxfJR0Rdc (ID: rXEJOjNA)

3話「NO.…」(2)
ー日本国内某研究所
「先生?少しお休みになったほうが……」
「いいの。こんなの慣れてるわ。あぁ、レポートは見ておくから。今日はこの部屋に入らないで頂戴。」
「……はい。わかりました。失礼します」
先生と呼ばれる女の机には『帝国大学長 浜松佑樹』という札がたててあった。
「……NO.001、カエデ、田代楓……全部私が付けた名前だわ。
どこまで私に歯向かえるかしら?私の…私の……」
佑樹は言葉を止め、机上のレポートを読み続けた。
読んで読んで……
そして、23枚目のレポートを捲ろうとしたとき、頭痛が起きる。
「っ…」
必死で痛みを堪える。
佑樹は決して精神的に弱いというわけではないのだが、「23」という数字は彼女に苦痛を与える。
どうやら無意識の内に数字を意識してしまっているらしい。
彼女の専門は遺伝子学のため、霊などは信じないのだが、子供の泣き声が聞こえてくるのだ。
23人目の子供を殺したあの日からずっとだ。
あの日……それは彼女が研究を始めて3年目の19歳の6月23日。
NO.001を産む丁度1年前だった。
ー太平洋上空 飛行機内
「くっ、いよいよ動きおったか。あの女の汚らわしい血が流れる餓鬼にどこまで押されるかのぉ。…女総理さんよぉ。」
だが、老人の笑い声はすぐにきえた。
3月25日午後7時21分、太平洋上空で帝国航空の旅客機が炎上したと日本の現トップ坂見直が知らせをうけたのはそれから5分もしないころだった。
「あと何人?」
彼女は隣の男に尋ねる。
「8人です」
男はさらりと答えた。
「ねぇ、津田君、くれぐれも、あのバカにわからないようにして。いいわね?」
「はい。もちろんです」
そして、またさらりと答え、秘書、津田晶は部屋を出ていった。




=後書き=
こんにちは★
3話を読んでいただきありがとうです。
世界の皆様に感謝です!!ええ、もう。
でわでわ暑苦しいクロスでした!!
  ↑
爽やかにいきたかったのに…

Re: ペルセウス ( No.9 )
日時: 2010/12/05 22:20
名前: クロス ◆YnxfJR0Rdc (ID: rXEJOjNA)

4話「忍とゴースト」
ーイギリス ルイス・キャンベラー邸
ロンドンから少し離れたところに位置するルイス・キャンベラー邸は、静まりかえっていた。
午後、陽の当たるテラスで1人の少年がティーカップを傾ける中、女の叫び声がきこえた。
「キャア〜〜〜〜〜〜〜!」
少年はティーカップをわるのでは?というような勢いで乱暴に立ち上がりテラスからリビングに向かう。
「っ!…なんです!?母さん」
「ごめんねーっ!怖い顔しないでよぉ。もうホントびっくりしたんだから…」
「何にです?」
「…ほらぁ、あの暖炉の火がゴーストに見えて…」
「…はぁ?」
少年は呆れてものもいえなくなった。
「奥様っ!だっ、旦那様がっ!銃っ、銃を持ってこちらに向かってきています!!!」
メイドが慌しく報告してきた。
「…母さん、何したんですか…」
少年は『ぬうっ』と表現すべきオーラを纏っていた。
「ちっ、違うのっ!…ルイスに『ゴーストがいるっ!』って電話しただけなの…」
金髪だが、顔は東洋人という女はしゅんとしていった。彼女は鈍感なりに息子のオーラを察したらしい。
「…あなたって方は…」
半分、諦めが混じった声で少年は呟く。
「ちょっと、刹那!?どうするつもり?」
「…母さん、この家が潰れたらどこに住むつもりですか…?」
少年は扉に向かって歩き出し、口元を歪ませた。
メイドと2人きりになった母、琴子・キャンベラーはにっこり微笑んだ。
「んーと、竪穴式住居とか?」
「…奥様、お坊ちゃまがお聞きなさったら何と仰るか…」
「んー?きっと賛成してくれるわ」
メイドはとりあえず微笑んでおいた。
「なわけないわよね。刹那はルイスの血を引いているんですもの」
「奥様」
メイドは琴子を嗜めた。
「駄目ね。調子狂うわ。」
「琴子様、もう飛びたいなどとお考えにならないでください」
「……」
「琴子様、私にあなた様のお名前を呼ばせないでください」
「……千麻は滅んだ
……これも刹那のため…」





=後書き=
4話を読んでいただきありがとうです!!!
なんか日本を抜け出してしまいましたね
5話はまだイギリスのお話です
5話も宜しくです★
クロスでしたー☆

Re: ペルセウス ( No.10 )
日時: 2010/12/05 22:18
名前: クロス ◆YnxfJR0Rdc (ID: rXEJOjNA)


5話「忍と攻と全能者」
ーイギリス ルイス・キャンベラー邸
無駄に広く長い廊下では、この屋敷の主、ルイス・キャンベラーと息子、エヴァンス・刹那・キャンベラーが銃を乱射しておりました。
「父さん!俺に乱射したって全くの無意味です!」
「どきなさい、エヴァンス。打たれたいのですか?」
ルイスは平然を装っているつもりらしいが、額や腕には血管が浮かんでいる。
「俺が全能だということをわすれたのですか?父さん」
エヴァンス(刹那)は銃弾を弾きながらルイスに歩み寄る。
「嗚呼、そうでしたね。でも、エヴァンス?私が攻撃力に関してはあなたより秀でていることもわすれないように」
父子は同時に口元を歪ませ一気に間を詰めた。
廊下には赤い液体が流れた。
だが、それはルイスのものでもエヴァンスのものでもなかった。
「ルイス、刹那、あなたたち怪我は無い?
……死なれたら…困るのです…」
その言葉を琴子が発したのは寝室だった。
少なくとも、彼女自身はルイスとエヴァンスの仲裁に入った直後に言ったはずだった。
(……【時間操作】…か)
テレビを付けるとライブでバライティ番組をやっていた。
『今日、4月5日はイースターマンディです』
(これは今朝観た番組…)
彼女の腕には傷はなかった。
「琴子、おはよう」
「おはよう」
朝が弱い琴子をルイスは毎朝こうして起こしてくれる。
「よくねむれたかい?」
「ええ。とても。面白い夢をみたわ。」
「?」
普段そんな話をしない琴子にルイスは驚いた。
「あなたと刹那が喧嘩するの。2人ともすごく興奮していたの。それで何で戦おうとしたと思う?」
「さあ、わからないな。銃とか?」
「いいえ。あなたと刹那は剣で戦ったの。」
ルイスはおかしくなった。
「琴子の中の俺はそんな要領の悪い奴なのか?」
「違うわ。あなたたちは正々堂々としていて、武器なんかに頼らないひとってことよ。そうでしょう?」





=後書き=
5話を読んでいただきありがとうです!!
6話は帰国しますので生徒会の活躍を是非ご覧になってけださいね☆
でわでわクロスでしたー★

Re: ペルセウス ( No.11 )
日時: 2010/12/15 21:53
名前: ココア (ID: e.VqsKX6)

生徒会の皆さんの活躍が楽しみです。
更新待ってます。

がんばってください★

(なんか異常に琴子さんのキャラがうけます)
(竪穴式住居……)
               ココア

Re: ペルセウス ( No.12 )
日時: 2010/12/22 10:33
名前: クロスmiitaso (ID: rXEJOjNA)

ココアさんコメントありがとうです☆

つまらんモンですがどうかあたたかく見守って下さいませ


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