ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 偽りの僕 オリキャラ募集中です
- 日時: 2010/11/20 18:24
- 名前: 浅葱 ◆jnintUZIrM (ID: m26sMeyj)
初めまして、そうで無い方もこの小説では初めまして、浅葱です。
前作Blue crossが完結してもう一作作る予定と言っていた小説がこの小説です。
前回は現代要素有洋風ファンタジーだったので今回は完全なる現代モノにしようかなーと思ってます。
何かと変わったキャラばかり出て来そうなので、話が上手く進むか不安ですがよろしくお願いします。
更新はやや不定期で時々流血表現があるかと思われます。苦手な方はご注意下さい。
後もしかしたらオリキャラを募集するかもしれません。
† 目次 †
>>03 登場人物紹介
>>09 プロローグ
第一話 死んだ“俺”
>>10 >>16
† お客様 †
鏖様、裏凪屡亞様、栞様、千尋様、夜兎_〆様
※オリキャラ募集しています
募集用紙は>>20参照です
- Re: 偽りの僕 ( No.12 )
- 日時: 2010/11/17 17:39
- 名前: 雪月花 ◆7L1tLdN3RA (ID: m26sMeyj)
doctor・wave博士様
あ、コメントありがとうございます。
えっと……他の方が下さったコメントに返信するのはその方の小説にコメントして下さるとありがたいです。
見てくださった小説は私の小説でしょうか? 違ったらすいません。そうでしたらありがとうございます。
- Re: 偽りの僕 ( No.13 )
- 日時: 2010/11/17 17:40
- 名前: 浅葱 ◆jnintUZIrM (ID: m26sMeyj)
↑おっと、別の名前になってしまいました(汗
浅葱の別名です。
- Re: 偽りの僕 ( No.14 )
- 日時: 2010/11/17 18:01
- 名前: doctor・wave博士 ◆wwwwwwwwKQ (ID: S1CkG5af)
あ
この小説ですよ
ファンタジーは好きです^^;
- Re: 偽りの僕 ( No.15 )
- 日時: 2010/11/17 18:17
- 名前: 浅葱 ◆jnintUZIrM (ID: m26sMeyj)
- 参照: http://雪月花です
doctor・wave博士様
そうでしたか……勘違いすいません><;
ファンタジー良いですよね。書いてて面白いですし(笑
- Re: 偽りの僕 ( No.16 )
- 日時: 2010/11/18 19:42
- 名前: 浅葱 ◆jnintUZIrM (ID: m26sMeyj)
- 参照: http://雪月花です
02
お説教が終わり、中休み。特にする事の無い僕は友人———安代木 静と話していた。
彼はイタリアからの帰国子女で、ハーフの僕にもともと興味があったらしい。いや、どうでも良いけど。
小煩い女子や、やたらめったら騒ぐ男子に比べればそこそこ面白い会話を繰り広げてくれる。
「いや〜今日の説教ホンマ長かったわなぁ!!」
「あはは、そうだよな」
呆れた風に手を振る静に、僕は色々な意味を含めて共感していた。長かったと言うのにも、それ以外にも。
ちなみにこのクラスの分類の中で、煩い女子と馬鹿な男子とそれ以外に分けるなら彼はそれ以外。
……一応、彼も“真面目な学生”としては見ていられている訳で、だけど勿論そのまま真面目な訳が無い。
いや、事実真面目なところはあるけれど多少教師に反感を覚えていた。
まぁ、言ってしまえば僕もなのだけれど。
「あ、そう言えばお前知っとる〜?」
すると、今の話題に飽きたのか静が別の話題を持ちかけてくる。僕は首を横に振った。
やっぱそうだよな、とやや嬉しそうな笑みで静は笑った後に筆箱からある新聞の切抜きを出す。
ご丁寧に……と僕は内心呆れつつその新聞の内用を見た。その内容は色々僕の興味を呼ぶ。
それを察したのか、静はニヤリと笑った。
「“男子高校生殺人事件”……これ、気になるやろ?」
「気になるも何も……俺らが危ないって事だろ?」
そうや、と静は頷く。自分の身の危険が迫りつつあるかもしれない事件をコイツは良く喜ぶ。
スリル感が好きなのか、単なるマゾヒストなのか、まぁどちらでも僕にとってはどうでも良かったけれど。
そして静は今度はそんな僕の心情に気付かなかったのか話を続けた。
「そんでな、犯人がこの地域に今潜伏中やって! だから俺犯人がこの学校に居ると踏んだんや!!」
「ふ〜ん……そんで、お前の思っている犯人は誰なんだ?」
お前や! とか言われるかと思ったが案外そうでは無く、静は辺りをキョロキョロ見回しながら笑う。
そして後ろの席に居た男子生徒を、本人に見えない様に指差した。
「あいつ……蒼里翠や!」
馬鹿ですかお前は、と思わずツッコミたくなった。蒼里翠……一年三組出席番号一番。
至って真面目な生徒で僕や静以上に“優等生”として見られているし実際に優等生。
微妙に天然らしいが個人的には生真面目なんだと思う。まぁ、顔は美形で女子にモテるらしいけど。
そんな奴が殺人犯だって言うのは精々どん出返しだらけの小説だけだろうと思う。
それに、もしそうだとしたら
「そうだったら……俺、近々命を失うよ?」
と言う訳になる。何故かと言うと僕の家は住宅街の普通のアパートで蒼里の家も僕と同じアパート。
しかも部屋が三つ離れているだけで簡単に言えば至って蒼里の近くに僕が住んでいる訳だった。
もしそいつが殺人犯なのだとしたら、近くに居る僕を真っ先に殺すだろ? と付け加える。
「だーかーらー! そう言うアリバイがある奴程面白いやろ〜!?」
静がそう言うと同時に、チャイムが鳴った。あぁ、次の時間は国語だったっけ……面倒だな。
僕は溜息を着きながら教科書とノートを出した。