ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 孤塔の少女 参照200突破しました!
- 日時: 2010/12/15 06:19
- 名前: 涼原夏目 ◆YtLsChMNT. (ID: m26sMeyj)
クリックthanks!!
初めましてでも、そうで無い方もこんにちは、こんばんは、おはようございます。涼原夏目と言います。
シリアス・ダーク小説ではもう一作「彷徨い人の十字路」と言うのを執筆してます。
この作品は掛け持ちになりますが、こちらの方が更新が早くなりそうです(笑
〜参照100突破しました!〜
まだ話がそこまで進んでいないのに沢山の方が来て下さって嬉しい限りですvv
彷徨いの十字路共々、これからも宜しくお願いいたします(笑
注意事項
Ⅰ 荒らし、誹謗中傷、複製はお断りです
Ⅱ 更新不定期です(一応早くするつもりですが)。
Ⅲ 時々流血表現が有ります
Ⅳ 実際の団体、人物とは一切関係有りません
Ⅴ 誤字脱字多いかもしれません
以上の事が大丈夫な方は観覧してくださると有難いです。
あ、後誤字脱字報告、アドバイス、コメントは常時歓迎してます。
お客様
Neon様 リア様 狂人魔女様 黎龍様
パーセンター様 ★様 ポアロン様
目次
プロローグ>>01
第一話「気まぐれな日常」
>>04 >>14 >>24 >>25 >>26 >>33 >>34 >>35
オリキャラ
伊集院麻音(Neon様オリキャラ)>>02 早乙女花音(リア様オリキャラ)>>03
ベアトリーチェ(狂人魔女様オリキャラ)>>08 桐村遊蓮(黎龍様オリキャラ)>>10
在芽章介(パーセンター様オリキャラ)>>11 神崎愛沙(★様オリキャラ)
罪木獄(ヴィオラ様オリキャラ)>>16 東雲梓(ポアロン様オリキャラ)>>18
〜オリキャラ募集してます〜
少々ネタバレっぽくなりますが、元々少女に連れて来られた人間か、後から連れて来られたか書いて下さい。
(ちなみに元々は主人公達より前、後からは主人公より後に居ると言う設定です)
募集する際は↓をコピーして下さい
———オリキャラ募集用紙———
名前/読み方【/】
性別【】
年齢【】
一人称/二人称【/】
容姿【】
性格【】
元々居たor後から来た【】
職業(何でも可。ただし魔術師などはあまり多くしないで下さい)【】
少女を救い出す意思は(有る無しどっちでも可)【】
死んでも良い?(駄目なら書いておいて下さい)【】
詳細(他に何かあれば)【】
サンプルボイス(追加どうぞ)
「」
「」
「」
「」
———オリキャラ募集用紙———
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- Re: 孤塔の少女 オリキャラ募集中です ( No.32 )
- 日時: 2010/12/13 18:07
- 名前: 涼原夏目 ◆YtLsChMNT. (ID: m26sMeyj)
リア様
花音ちゃんのキャラが好きでかなり多く登場していただきましたvv
続き、頑張りますね〜♪
- Re: 孤塔の少女 オリキャラ募集中です ( No.33 )
- 日時: 2010/12/14 07:03
- 名前: 涼原夏目 ◆YtLsChMNT. (ID: m26sMeyj)
ガシャン……と言う音と共に、何者かが牢屋の中へと入って来る。
そいつは長い赤髪に、見た瞬間やや震え上がりそうな程鋭い黒目を持ち身長はかなり高く大体180cmと言ったところ。
手には何も持っていない筈なのに、物凄い威圧感でこの男自体が武器なのではないかと思う程。
自然と俺は動きが止まり、これが“サマエル”と言う奴なのだと察した。
そしてカウボーイを被った青年と愛沙がゆっくりとサマエルに近づいている。
サマエルはそんな二人が近づいて来るのを見かけると、ゆっくりと視線をずらす。
「……今日は例え戦ってとしてもお前らを逃がすなどと言う愚は犯さん」
……お前らを逃がす? と言うかこいつは一体何なんだ?
そんな俺の疑問をよそに青年と愛沙はそれを聞くなり何故か武器を下ろす。
サマエルには適わないと悟っているのか、何なのか。
いかにも強そうな二人の予想外な行動に俺は思わず「え?」と小さく声を漏らした。
それを聞いて焦る花音の顔とは裏腹に、サマエルは俺の方へと視線を移している。
「!! ……お前は」
そしてそう言うなり俺の方へと早歩きで近づいて来た。
……な、何だよ……!
目を恐怖に見開かせ、けれどそれでも何も居えず俺はその場に座り込む。
歯がガチガチと震え、何とも情け無い姿になっているだろう。
しかしそんな自分に苦笑する余裕すら無く、サマエルと言う存在に怯える事しか出来なかった。
そしてサマエルはこちらの目の前へとやって来るとじっと俺の顔を見つめる。
俺は何の抵抗も出来ず、ただただ震えているままだった。
「…………時、か……」
サマエルはそう言うと俺から視線をずらしてふぅ、と溜息を着く。
言葉の意味はいまいち良く分からなかったが、とりあえず震えは収まっていく。
花音と麻音も安堵した風に溜息を着いた。
……その矢先。
「ぐ、ごはっ……!!」
突然俺の首は強い力、つまりサマエルの両手で持ち上げられ、締め付けられていた。
突然やって来る息苦しさと恐怖に俺はまたも抵抗できず、されるがまま。
くそっ……俺がどうしたって、言うんだ……!!
歯をギリギリと食い縛り、必死で苦しさに耐える。
一方のサマエルは涼しい顔をして俺の首を手に筋が出来るほど絞めていた。
他の奴は突然あった出来事に戸惑ったり、相手がサマエルと言う事あってか誰も動かない。
無理も無い。俺だって動けなかった。
「……お前は「 」……か……?」
突然サマエルが眉一つ動かさず聞いてきた。
「 」……?
突然言われても意味の分からない言葉と首絞めのせいで消えてゆく理性が情報をよこしてこない。
俺の返答が来ないとサマエルは呆れた風に、もっと強く俺の首を絞めてくる。
これほどにまでない苦しみが俺を襲ってきた。
「か、は……ぐ、……ほ、ぁっ……!!」
死ぬ。
終わる。
殺される。
何も知らない内に。
たった一人だけ。
死ぬ。
脳内が勝手に死のサイクルを創り上げる。
けれど、もう何も考えられない。
……終わる……のか?
「あんたさ、何してんの?」
声が、聞こえた。
- Re: 孤塔の少女 オリキャラ募集中です ( No.34 )
- 日時: 2010/12/14 13:56
- 名前: 涼原夏目 ◆YtLsChMNT. (ID: m26sMeyj)
「あんた何してんのって聞いてるんだけど?」
サマエルの手が緩み、呼吸のしやすくなった俺はその声の主を見てみた。
パンク系な格好で、髪は肩につくくらいの長さ。そして黒目。声色は何処か怒りを帯びている気がする。
そしてふと見ればサマエルの片手を掴み、サマエルを目だけでぎろりと睨んでいた。
口はと言うと笑みを浮かべていながら、何処か起こっているかのような不思議な表情をしている。
「……東雲梓か……。コイツにとある仕掛けをしてみただけだ」
「ふぅ〜ん。どうでも良いけどさ、見たとこただの少年っぽい奴を殺すってのもどうかと思うよ?」
東雲梓と呼ばれた少年は見て分かるほど手の力を強くして、サマエルを見つめる。
サマエルはそんな梓を見て、そして俺を見てから溜息を着いて俺の首から手を離す。
突然離された為落ちる衝撃に備えられず、無様にしりもちを着く嵌めになった。
梓は俺が無事なのを確認するとサマエルの手を放し、視線はそのままで立っている。
「お前さ、いい加減にしろよ? 女を救い出せって行った割に、囚人殺そうとしてるけど、馬鹿だろ」
「勝手にほざいてろ。……お前らは黙ってさっさと意思を表明してエーリスを助ける事だ」
……囚人を殺そうとしている?
……エーリスを助ける……?
突然新たに出て来た言葉に戸惑いつつ、俺はズボンの埃を払いながら立ち上がった。
サマエルは梓を睨むようにして見るとくるりと彼に背を向け、扉から出て行く。
あまりに突然で何があった分からない程だ。俺は静かに溜息を着いた。
すると、梓がサマエルの背を見つめていたのかと思えばこちらを見てにこりと微笑んだ。
「俺はまぁ聞いたと思うけど東雲梓。……大丈夫だったか? あ、それと名前は?」
「あぁ、大丈夫だった。名前は、岬川葵」
その微笑みに応じて微笑みつつ俺は今日何度目か分からない握手をした。
ふと横を向けば友弥が立ち上がってこちらを見ている。どうやら心配してくれていた様子。
その証拠に目尻に涙が浮かんでいた。
勿論首を絞められていたとき助けてくれなかったのか、だなんて事は言わない。
恐らく逆の立場だったらそんな事は出来ないので。
そしてそんな俺らの様子を微笑ましげに眺めていた梓は手を叩いて全員の注目を集めた。
俺は自分達の様子を見られていた事に赤面しつつ、梓を見る。
「はいはい、じゃあ新メンバーも居る事だし……エーリス救出作戦でもしましょうか……あ、ついでに説明も」
そう言ってから梓はこちらを見て微笑む。説明をしてくれる配慮に感謝しつつ俺らは頷いた。
- Re: 孤塔の少女 オリキャラ募集中です ( No.35 )
- 日時: 2010/12/14 14:15
- 名前: 涼原夏目 ◆YtLsChMNT. (ID: m26sMeyj)
「まず此処は皆ある少女の光に包まれてやって来た。それでさっきのサマエルって奴が時々来る時以外は自由に出られる。ただし化け物が居て出ると廃人になるのは……知ってるか?」
簡潔に用件をまとめた風に梓は話し出した。
そして俺と友弥に視線は注がれて俺らは慌てて頷く。すると梓は話を続けた。
「それで此処からが重要なんだけど……此処の時は止まっているんだ。生き物は自由に動くが、外の時とは全く繋がっていないからこの塔から出るだけだと元の俺らの知っている場所には来られない」
どうやら梓は外へと出た事のあるらしい。やけに詳しい説明に感心しつつ俺らはまた頷く。
ふと横を見ると麻音が感心した風にじっと聞き入っている。麻音も知らなかったらしい。
ただし、横に居る花音は知っているとでも言う風に聞き流していたけれど。
「それで此処からどう出るかと言うと……この塔に居る少女、エーリスを救い出す事さ」
「エーリス……?」
ふと俺は首を傾げながら疑問風に語尾を上げ、呟く。
先ほども言われていた言葉に何故かは知らないが俺らを連れてきた少女の姿を思い浮かべた。
……ある少女とはエーリスの事だろうか。
そんな俺の疑問に答えるかのように梓は頷いて離し始めた。
「多分あんたらもだと思うけど、此処に連れて来た少女の事さ。そんで、塔の頂上にいるらしいエーリスを救い出せば俺らは出られる……けど」
「…………けど?」
今度は麻音は先ほどの俺同様の反応をしつつ聞いていた。
飲み込みが早いなぁ、と梓は言いながらにこりと微笑んで説明する。
……彼の説明が上手いからじゃないの?
と言いたくなったが特に言うタイミングでは無かったので止めておいた。
「さっき外に居る化け物に見つかると廃人になるって言ったろ? 実は他にも化け物が塔のそこら中に居て廃人で済まされるレベルじゃない化け物がいるんだ」
……廃人で済まされるレベルでは無い化け物。
俺は思わず生唾をゴクリと飲み、梓をじっと見つめた。
廃人で済まされないと言う事は死んでしまうと言うレベルもあるのだろう。
そんな様子の俺に梓は「大丈夫?」と苦笑していたので、とりあえず頷いておく。
「ま、今まで俺らも色々出たりしたけど一応は大丈夫だった……それで俺らの時で言えば、“明日”にまたこの牢屋を出る予定だ」
「あ、明日……?」
「うん。準備は俺の方でしとくから、それに一刻も早くここから出たいだろ?」
……突然。しかも明日!?
あっけに取られポカンと口を開けた俺と友弥を梓は面白そうに見つめている。
確かに早く戻りたい。こんな所に居れば本当に頭が狂いだしそうだ。
……けれど、武器とかそう言うのは必要なのだろう。まぁ、梓が用意してくれそうだけど。
前の平和な日常を思い出し、ふと胸が痛んだが気付かないフリをした。
これからは甘えなど無い時がやって来るかもしれない。
そんな気がしたから。
- Re: 孤塔の少女 第一話終了 ( No.36 )
- 日時: 2010/12/14 17:11
- 名前: ★ (ID: NPAG/Rk4)
面白い♪
ホント憧れますよ^^
続きも頑張ってください^^
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