ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 妖言神隠し
- 日時： 2011/01/21 20:58
- 名前： 玖夙友 ◆LuGctVj/.U （ID: Omw3dN6g）
小説書くのあんま慣れてないですけど、とりあえずよろしくお願いしまっす！
登場人物（カタカナ表記とかあんま気にしないでください）
・キキ （衣子 琦々／ころもね きき） 男
・ハナタ （密角 羽生／みつの はなた） 男
・ミツル （織女 光鶴／おりめ みつる） 男
・ヒズミ （比澄 昏旅／ひずみ くろろ） 男
・ミギメ （科倉 右目/しなくら みぎめ） 女
・入枝 美萩／いりえ みはぎ 男
・権ノ門 彩那／ごんのど あやな 男
・篠塚 由丹生／しのづか ゆにう 男
・知花 爪乃／ちか そうの 女
本編
>>3>>4
関係ない話…①
>>5>>8
関係ない話…②（これは読まない方がいいです
>>9
関係ない話…③
>>13
関係ない話…④
>>16
- Re: 妖言神隠し ( No.6 )
- 日時： 2010/12/19 19:19
- 名前： 紅蓮の流星 ◆vcRbhehpKE （ID: EWuSebNO）
例によって紅蓮の流星とは名ばかりの虫が勝手ながらもお邪魔します。やめて、その蠅叩きをしまって。
描写のレベルがハイパー高いにも関わらず、謎の親近感。この世界に入り込んでしまいました。
これからも更新頑張ってください、応援しています。
- Re: 妖言神隠し ( No.7 )
- 日時： 2010/12/19 20:51
- 名前： 玖夙友 ◆LuGctVj/.U （ID: Omw3dN6g）
お、おお、こんな駄目小説にコメントありがとうございますっ……！！
紅蓮の流星さんみたいな有名人にコメント頂けるとは夢にも思っていませんでした。
一応いくつか関係ない話のストックがいくつかあるので、ネタに詰まったときにでも載せときます
更新とかいろいろ頑張るのでよろしくですっ！！
- Re: 妖言神隠し ( No.8 )
- 日時： 2010/12/19 22:57
- 名前： 玖夙友 ◆LuGctVj/.U （ID: Omw3dN6g）
関係ない話…②
* * *
「……つか、新入部員遅くなくなくなくなくない？」
またかよ。
篠塚由丹生、権ノ門彩那は横目でその光景を捕らえつつ思った。
そして、ついに嫌気が差したか、女子部員が文句を言う。
「入枝アンタさぁ、ほんっとそれしか言えないわけ？ チカちゃんいい加減怒っちゃうよ？」
「いいや、ただあまりにも遅過ぎると思ってね……。てか、一人称が自分の名字ってどうかと思うよ。なんて言うか、イタイ」
美萩は何気ない風を装って、ポケットから携帯電話を取り出して遊び始める。
話しかけるな、という意思表示だ。
「なぁによ偉そうに」
自称チカちゃんこと知花爪乃（ちかそうの）は目を細めた。
「大っ体、ユーくんが全部悪いんじゃない！」
「オレ！？」
ユーくんこと由丹生は自分に矛先が向いたのに驚き、そして当然呆れる。
よくあることと言えばそうだが、その割合が尋常でないのだ。「さっき挙手したのに先生に指されなかった——全部ユーくんのせいよ！」「オレ！？」「それに数学の授業が異様に長く感じちゃったじゃない——これ普通にユーくんのせいだからね！」「それオレせい！？」「あと忘れたの！？ さっき中津にやらしい目で見られたんだから。ユーくんアンタいい加減にしなさいよ！」「もうそれオレ関係なくね！？」といった風に。
もちろん、爪乃はそれを冗談で言っているし、由丹生もそれをわかっている。
要するにボケとツッコミ。もっとも、ツッコミはいまいちキレがないと批判を受けているが。
「そういえばユーくんさあ……」
「うん？」
「聞くところによると、その仮入部する子の誰かには会ってるんだよね？」
「ああ。まあ、一応は」
言いつつ、由丹生は爪乃に視線を向けた。「何、興味でもあんの？」
「いや、ただチカちゃんの癇に障るような子が来たら嫌だなあ、って」
「そんなやつの入部を入枝が許すと思うか？ 興味半分で来た同級生とか全員入部拒否したやつだぜ？」
「まあ……。でもユーくんいるじゃん？」
「喧嘩売ってんのかゴラァ！？」
といった風に。
今日も入枝美萩（いりえみはぎ）率いる部活——迷惑妄想部（めいわくもうそうぶ）は、荒唐無稽に意味不明に、大胆不敵にもほどがある、馬鹿馬鹿しいやり取りをしているのであった——
- Re: 妖言神隠し ( No.9 )
- 日時： 2010/12/20 20:47
- 名前： 玖夙友 ◆LuGctVj/.U （ID: Omw3dN6g）
関係ない話…②
※この物語は、ホント読まない方がいいです、絶対。
だがあえて載せる！！ 心してかかれ！！（読めってことです
* * *
エロスは激怒した。————早沢カズ汚（はやさわかずお）、二十六歳独身数学教師。
必ずかの鬼畜変態の校長を暗殺しなければならぬ、と決意した。
エロスには常識がわからぬ。エロスは街一番の変態。笛を吹き、全裸で幼女を追い掛け回していた。
けれども、エロいことに関しては人一倍敏感である。
今日未明、エロスは家を出発し、屋根を越え壁を超え、十キロ離れた隣り街の女子高にやってきた。
エロスには父も母も、女房もいない（魔王との戦いに敗れて死んでしまった）。
パソコンから出てこれない十歳の妹と二人暮らしでイケナイ関係だ。
この妹は、アパートの大家に近々捨てられることになってしまった。
カズ汚「おにいちゃん許さないからね！」
粗大ごみの日も間近である。エロスはそれ故、生身の女の子の写真を撮るために、はるばる女子高へやってきた。
まずカメラをセッティングするため、学校の廊下をブラブラ歩いた。
この楽園には、セリヌンティウスという親友がいる。エロスは久しく会っていないので訪ねることにした。
廊下を歩いて職員室に向かう途中、エロスは学校の様子を怪しく思った。ひっそりしている。
一週間前に下見しに来たときには授業中でも皆が歌を歌って学校はにぎやかであったはずだが……。
近くを歩いていた清掃員に質問してみると、清掃員は小声でわずかに答えた。
清掃員「校長は生徒を襲います」
エロス「なぜ襲うのだ！？（オレのなのに！！）」
清掃員「性欲を抱いているのです！」
エロス「たくさんの生徒を襲ったのか！？（オレのなのにッ！！）
清掃員「はい……。始めは三年生を、次に二年生を、最後に一年生を襲いました……！」
エロス「おどろいた、校長は……校長は変態か！」
清掃員「いいえ、変態ではありません。ただ単にエロいのです」
聞いて、エロスは激怒した。
——呆れた校長だ……！！ 生かしてはおけぬ……ッ！！
エロスは単純な男である。キャメラを背負ったまま、ずかずか校長室へ入っていった。
たちまち彼は教頭に捕縛され、全裸にされ校長の前に突き出された。
教頭 「校長、ヘンタイを捕らえました」
校長 「それはお前だッ！？」
校長と教頭のやり取りを聞きながら、エロスは叫んだ。
エロス「放せ！ 校長を生かしてはおけぬッ！！」
校長 「黙れ！ キサマそんなことを言って、死ぬ覚悟はできているんだろうな？」
エロス「ないわぁ！ オレには一人の妹がいる！ 三日だ、三日だけ待ってくれ！！ 妹が死んでしまうんだ！！」
校長 「バハマ！ とんでもない嘘を言うコッペパンめ！！ キサマが帰って来る保障がどこにある！！」
エロス「オレは帰って来る！ 絶対約束を守る。だから、三日間だけ逃がしてくれ！！ 妹がオレの帰りを待ってるんだ！！ この学校に、セリヌンティウスというやつがいる！！」
校長 「いねーよそんなやつ！？」
エロス「そいつを人質としておいて行こう。三日目の夕暮れまで帰って来なかったから、そいつを絞め殺して硫酸付けにでもしてください！」
エロスは校長の横にいる教頭を指差して言った。
すると校長はニヤリと笑い「いいだろう」と言った。
校長 「願いを聞いた。三日目の日没までに帰って来い。遅れたらこいつを斬首刑にするぞ」
教頭 「オイ！ クソハゲ校長てめえ！！」
校長 「ちょっと遅れて来い、お前の罪は永遠に許してやるぞ」
エロス「マジで！？」
エロスは家に戻った。
あのあと、教頭は断頭台にセットされて、放置された。
————粗大ごみの日まで、あと二日……！
エロスは普通に学校に行った。
————粗大ごみの日まで、あと一日……！
約束を忘れかけて、ドキっとした。
————粗大ごみの日、当日。
朝、目が覚めると机の上にあるパソコン一式がなくなっていた。
急いで窓を開け外を見ると、大家の婆がパソコン一式を業者に渡していた。
エロス「あんっっのババアぁぁ……ッ！！」
エロスはシャツとパンツの服装で外へ飛び出した。
業者の車は出発していた。
大家 「走れエロス（早沢カズ汚）！ 走るのだ！！」
エロスは羞恥心を捨てた。
オレは……妹のために走る、真の勇者だ……！！
エロスは変態の神として、走った。
日が昇る。
ずんずん昇る。
エロス「待ってろよ妹！！」
オレは……生まれたときから正直な男だった。正直な男のまま、逝かせてください……！！
道行く人を押し退け、跳ね飛ばし、エロスは黒い旋風のように走った。
道端の宴会の席の真ん中を突っ走り、宴会の人たちを一人たちをグロッキーし、犬を蹴り殺し、家を飛び越え、少しずつ昇っていく太陽の十倍も早く走り、ソニックブームを巻き起こした（※早い、流行）。
小学生の一団とすれ違った瞬間、血が噴出した。
急げ、エロス。遅れてはならぬ……！！ 愛と真の力をいまこそ思い知らしてやれ。
エロスはいま、全裸だった。
荒い息を整えず、鼻から二度三度血を噴出した。
見える、はるか向こうに、オレのパソコンが見える……！
————なんやかんやで。
エロスは隣町の女子高の門をくぐった。
全裸でパソコン一式を抱えながら、
？？？「ああ、エロス様……」
エロス「キサマ、誰だ！？」
？？？「フィロストラトスと申します」
エロス「言い難！？ 死ねぃ！！」
エロスは身体から突風を巻き起こし、フィロストラトスと名乗った男の身体を木っ端微塵にした。
エロス「校長ぉ、来たぞぉぉぉおおおおおお！！」
校長 「丁度いま首を落としたところだ！」
エロス「だろうな」
校長 「何、キサマ知っていたのか」
エロス「今日はキサマに話がある！」
校長 「なんだ！？」
エロス「オレと結婚しろ！！」
校長 「喜んで！！」
こうして、エロス——早沢カズ汚と、校長——上連寺羅衣都（じょうれんじらいと）は結ばれたのであった。
めでたしめでたし。
おしまい
- Re: 妖言神隠し ( No.11 )
- 日時： 2010/12/20 22:33
- 名前： 勇人 ◆A4jsQTgi.Q （ID: YzSzOpCz）
来ちゃいました。
一通り読んでみました。
面白いです！ 僕はあまり自分に自身？が無いので一言で言っちゃいますが、その・・・機嫌を悪くしないでください。
（あれ？変？）
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