ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 鬼に惑わされし者〜完結!!＆宣伝して貰いました!〜
- 日時： 2011/08/24 13:38
- 名前： 愛鬼茱萸 （ID: /0Rf0W96）
はじめまして！愛鬼茱萸（あきぐみ）と申します♪
今回は初めて小説を書かせていただきました。
・グロ、死ネタ、血とか無理です…
・愛鬼茱萸（の小説）嫌い〜…
・荒らし、チェンメに来ました！
以上のどれか一つでも当てはまるものがある人は退場したほうがよろしいかと…
・愛鬼茱萸好きだよ！←
・荒らしなんか絶対しないさ☆
・揉め事はしまっせん♪
・おもしろそうだから見てやろう！
と言う方。どうぞ読んでいって下さい♪ついでにコメ下さったら嬉しいです！ ヨロシクお願いします☆
＊お客様＊
紅葉様 生死騎士様 青金石＠翼神竜様
佳南様 氷兎様 楓様 風浬様 アキラ様
イメージソング>>43
青金石＠翼神竜様の素敵絵>>56 歩武＆葉兵
プロローグ>>4
第一章≪出会い≫ >>5
第二章≪出会い≫続編 >>9
第三章≪両親≫ >>19
第四章≪別れ≫ >>21
第五章≪鬼≫ >>27
第六章≪さよなら…？≫ >>34
第七章≪首斬り≫ >>41
第八章≪発見者≫ >>46
第九章≪新たな被害者≫ >>49
第十章≪容疑者Ａ≫ >>61
第十一章≪不安≫ >>69
第十二章≪祭り≫ >>73
第十三章≪記憶≫ >>74
第十四章≪鬼ノ正体≫ >>81
第十五章≪騒動の後≫ >>83
最終章≪少年と少女〜愛の鬼〜≫ >>84
翡翠様の素敵詩 >>93
山下様の素敵宣伝 >>94
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- Re: 鬼に惑わされし者 ( No.24 )
- 日時： 2010/12/25 20:42
- 名前： 愛鬼茱萸 （ID: CsDex7TB）
葉兵は原作者のうちも気に入っております…
歩武になってみたい…かな？僕って自分のこと言う男子って
あんまりいないから悲しいや。
…更新頑張らないとやばいかも？うち…
- Re: 鬼に惑わされし者 ( No.25 )
- 日時： 2010/12/26 19:39
- 名前： 生死騎士 （ID: 8kUUPb.W）
いやいや、大丈夫でしょ。
ところでスタスカは観れたの？
- Re: 鬼に惑わされし者 ( No.26 )
- 日時： 2010/12/27 13:47
- 名前： 愛鬼茱萸 （ID: CsDex7TB）
まだ見れてないデス（тжт）
今日見る予定なんだけどネ☆
- Re: 鬼に惑わされし者 ( No.27 )
- 日時： 2011/01/26 21:36
- 名前： 愛鬼茱萸 （ID: nnVHFXAR）
第五章 ≪鬼≫
「くそ…っ」
何回も振り返りながら帰ってゆく歩武が完全に視界から消えると僕は、杉の木に拳を打ちつけながら一人毒づく。
—目の前の子供一人助けられないのに 何が『夜叉』だ……！！！
敵を何人斬ったってあの子は助けられない。あの子を汚し傷つけているのはあの子の親だ。僕にはどうすることも出来ない。
…出来ない……？ いや、出来るんじゃないか…？
すべて消せばいい… 僕の力で…簡単だ。あの子を傷つける者は殺せばいい。 闇に乗じて そっと………
ヤ シャ ナ ラ デ キ ル ………
そこまで考えた後で僕は はっとしたように我に返った。
…今…今 何を考えた？
僕はついさっき浮かんできた考えを断ち切るようにぶんぶんと頭を振る。親を殺して何になる。僕があの子を養えるわけがないし、そんなことあの子は望んじゃいない。…やってはいけない。やれば僕は歩武を汚す親と同罪だ。歩武を傷つけたくない。歩武を傷つける奴は許さナイ…
……ダカラ。ダカラ… 殺シテシマエバイイ………全テ。
そこまで考えが行き着いた瞬間に僕は頭を抱える。先程から同じ結果に行き着いているのだ。僕はため息をついて杉の木から離れた。
「疲れているのかもな…」
僕はくるりと踵を返すと神社から離れる。杉の木に巻かれたしめ縄が、さわさわと音を立てて揺れながら僕を見送っていた。
その日から僕と歩武はしばしば会うようになった。月夜の夜にお互い人目を忍ぶようにして。だが束の間の幸せをも奪うのが戦場の…いや。鬼となった人間に課せられた運命なのかもしれない。その夜は嫌に血生臭い霧が立ち込めていた。僕は相変わらず戦場にいて、ちょうど剣を振るい襲ってくる敵の一団の首を刎ねて一息吐いていた時だ。仲間の一人がいやに焦った様子で走り込んで来た。
「中野さん！！！大変です敵が…っ！！！！」
「敵がどうしたと言うのだ？今も僕が殺したぞ。ほら」
「ここの敵じゃないんです！！奴ら…我等が戦場に出ている間に兵糧を貰っていた村に攻め込みました！！村人の命が惜しければ 武器を捨てて降伏しろとの事…どうしますか？」
「兵糧？僕らの飯はその村に頼っていたのか？？どこだそれは…」
「鬼仮村です！！村内には今約４００の敵が武装し、村人を人質にして立て篭もっている模様…って中野さんっ！！？」
その言葉を僕は最後まで聞く余裕がなかった。僕は一気にあの森へと走って行った。
「はぁっ…はぁっ…はぁ…っ」
幾度斬ったことだろう。だがまだ終わらない。僕は敵の死体の山を踏み締めながら目の前の敵たちと対峙する。鬼仮村と戦場を繋ぐ森の中の神社…歩武といつも会っていた場所には既に敵の一隊がひしめいていた。僕の姿を認めた途端に斬りかかって来たそれを僕は無心で斬り伏せる。３分の１程を斬って流石に息が上がってきた僕に敵の容赦ない一撃が脚に叩き込まれる。衝撃で杉の木に叩きつけられた瞬間、ゴキっと脚の骨の折れる音がした。僕はずるずると杉の根元に崩れ落ちる。それを敵の一人が憎しみに染まった笑みを浮かべて見下ろしてきた。
「おいおい。ここらへ鬼が出るとの噂で…期待してりゃあ、こんなヒョロヒョロした奴だったとはなぁ…」
「なぶり殺してやるよ…コイツで楽しんだ後には村にいたあの黒髪の子供だなぁ。」
「………こ……………ど、も？」
子供と言ったその顔を僕は疑視する。思わず言葉が口から零れ落ち、僕は叫んでいた。
「子供って……まさか…！！！お前らあの子に何かしたのか！！！？」
「ほぉぉ？そんなにあの子供が気になるのか、お前ェ…そりゃ悪いことをしたなぁ。…あんまり綺麗だったんであれだけ大切に取って置いたんだが…今頃首だけになっているはず…っっっぎゃあああぁぁああ゛ああああ゛！！！！！」
座ったままで僕は渾身の力を込めて刀を振るう。その惨撃と衝撃波で周りにいた敵たちの首も次々に刎ね飛んだ。
「て……テメェ…っ」
「あの子はどこだ。言わねえとお前ら全員命はないぞ…」
「……はっ……その尋常じゃねぇ強さは認めるがなぁ…んな脚でどうする気だぁ？？一歩も動けやしねぇじゃねえか。お前のあの子はこの先…軽く１㎞は先の鬼仮村で俺らの仲間に殺されているはずだぜ？ま、あの子の死に際でも想像しながら死ぬんだな。」
「へぇ…もう俺をなぶり殺すってつもりはないらしいな。あれくらいで縮み上がるとはちんけな奴らだ…」
にやにやとしながら言う僕に敵は 何だと！と頭に血が上がった様子で近づこうとする。それに合わせてぎゅっと刀を握りなおした僕を見たのか敵の一人が他の奴らを制した。
「待て近づくな…おい、お前！さっき死んだ奴らと違って俺は馬鹿じゃねぇ。戦力を削がれる前に確実に殺してやるよ。」
方々から銃や弓矢を構えられて僕は杉の木にもたれ掛かる。こんな汚い連中には見せたくなかったが…ついぎりぎりと歯軋りをしながら涙が出てきてしまうのを止めることが出来なかった。
「おいおいアイツ泣いてるぜぇ？今頃になって怖くなってきたんじゃねぇの？死にたくないーってかぁ？ぎゃはははははは！！！！」
…悔しい…っ！
「大丈夫だって…俺らも一応紳士だからな？こっから一斉に矢ァぶち込んで一瞬で殺してやるよ。」
…何が『夜叉』だ…愛する者一人守れやしないくせに……
…チカラがほしい…
アユムヲマモレルチカラヲ… チカラヲ… チカラヲ……
チカラヲクレェェェェェェェェェェェェェェ！！！！！！！！！！
聞 キ 届 ケ タ リ ・・・
頭の奥の微かでそんな声が聞こえた瞬間に僕の周りで激しい爆発が起こる。土煙に撒かれながらも僕はただそこに———
ただ…呆然と座っていた……——…
- Re: 鬼に惑わされし者 ( No.28 )
- 日時： 2010/12/27 21:18
- 名前： 愛鬼茱萸 （ID: CsDex7TB）
いつの間にか参照１００突破しちゃった！∑(｀□´/)/
皆さん ありがとうございます！！！
これからもどうぞよろしくお願い致します。（＊＾▽）У
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