ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- Devil Moon〜悪魔と契約した男〜
- 日時: 2011/01/06 13:47
- 名前: 露草 (ID: loE3TkwF)
昨日まで普通に過ごしてた友人が、ある日突然、“殺人犯”に仕立てられた時…
あなただったら、どうしますか——————————
初めまして。
露草(つゆくさ)と申します。
ここで書くのは初めてです…。
へたくそですが、それなりに頑張りますので
よろしくお願いします<m(_ _)m>
【目次】
登場人物 >>01
プロローグ@ >>02
第一章「高橋 望夢」@ >>07
第二章「悪戯コンビ」@ >>09 >>10
第三章「やきもち」@ >>17 >>18
第四章「大切な人」@ >>19
第五章「怖気付く心」@ >>27
イメージソング 「中島美嘉〜ORION〜」>>13 >>14
- Re: Devil Moon〜悪魔と契約した男〜 ( No.15 )
- 日時: 2010/12/31 22:15
- 名前: 楓 ◆oAtfAdT0ro (ID: uWyu1tga)
こんばんわ。もうすぐハッピーニューイヤーですよ♪
私は、死神との契約という小説かいてます。
悪魔と契約した男って・・なんとなく縁を感じます・・ww
- Re: Devil Moon〜悪魔と契約した男〜 ( No.16 )
- 日時: 2011/01/03 09:39
- 名前: 露草 (ID: loE3TkwF)
あけおめですね…楓さんww
コメありがとうございます!!!!
それは、偶然ですね(;゜Д゜)!
見に行かせていただきます( ´∀`)
- Re: Devil Moon〜悪魔と契約した男〜 ( No.17 )
- 日時: 2011/01/03 13:06
- 名前: 露草 (ID: loE3TkwF)
第三章
「やきもち」
学校に着くなり沢山の女子生徒が二人を待ち伏せていた。
「望夢君、私が作ったお弁当食べて下さい!!」
「私のも食べて下さい!!!」
次々と積み重なる弁当の数…。
「はぁー…時間返してくれる?」
ふいに浩太が呟いた。
「しょーがねーだろう!!俺だって、こんなの予想してなかったっての!!」
「予想って…確か昨日もこんな事あった気がするんだけど」
「ははは……そうだっけ?」
すると、女子生徒がキャーキャー騒ぎ声がさっきよりも一段と大きくなった。
「キャー!!“由莉亜”様ぁ〜〜!!朝練お疲れ様でしたぁ〜〜!!」
“由莉亜”と言う名前の響きに、望夢はビクリと反応する。
あっちもこちらの状況に気が付いたのか、一瞬こっちを向いた。
「べ〜〜〜だ!!」
ガ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン………。
浩太はそのシーンを見て、後ろで軽く笑った。
「死にたい…」
昼休み、朝の出来事が未だ忘れられずに居た。
「まだへこんでるの?もう、昼過ぎなのに」
「うっせー、うわ〜〜ぜってぇー怒ってるよな…どうしよう…」
両手で頭をかくも、何も思い浮かばない…。
「そんなに悩んでどうすんさ?普通に謝ればいいだろう」
「どうやって…?」
「今日は何曜日?」
「…水曜日」
一瞬、何言ってんだコイツ…と思ったその瞬間。
「そうか!!今日は職員会議で水曜日だから、全部活休みだったけ!?放課後一緒に帰って誤解を解けば…」
「そんな風に簡単に事が進んで謝れればいいけど」
なっ…なんだよ!!自分から言っといて…超ムカつく!!!
「まぁ、彼女の事だからそんなに心配しなくても大丈夫かな」
「おい、何一人で解決してんだよ…」
「別に。特に何も」
「(何故だろう…いっつもコイツと会話してると段々ムカついてくるのは…何故だろう…)」
口論しているうちに、昼休みの終了時間が鳴った。
「(放課後かぁ…今朝の事もあるから、由莉亜会ってくれるか心配だけど……ここは、一か八か!!絶対、誤解解いて見せる!!)」
- Re: Devil Moon〜悪魔と契約した男〜 ( No.18 )
- 日時: 2011/01/03 15:29
- 名前: 露草 (ID: loE3TkwF)
そして、放課後——————————
次々と校門から生徒達が出てくる。
だが、未だ彼女が出て来る気配は無い。
一時間、二時間、三時間……。
もう夕方…。
こんなに待っても来ないなんて…。
まさか、紛れ込んで先に帰ったのか?
いや…授業終わって一目散に学校出て来たんだ、きっとまだ中に居るはずだ…。
もう少し待って見よう…。
30分待って来なかったら、帰ろう。
30分後——————————
こんなに待って来なかったんだ、もう帰ったに違いない。
そうあきらめて帰ろうとした瞬間—————。
『望夢っっ!!!』
俺の名前を呼ばれ、かなり驚いたが、その声の主が彼女だった事が一番驚いた。
「ゆっ由莉亜……おま…何で?帰ったんじゃなかったのか!?」
かなり同様していて今の状況が読めないでいた…。
彼女が段々近づいてくる。
望夢も彼女の表情が間違いなく怒りの顔になっていることにようやく気が付き、唾を飲み込む。
由莉亜が真横に立ったがすぐに通り過ぎてしまった。
「……えっ?」
望夢が期待したのもつかの間、彼女は何もなかったかのように足取りが進む。
「ちょっ…ちょっと待てって!!!」
その場に居ても経っても居られず勢い込んで彼女の腕をつかんだ。
- Re: Devil Moon〜悪魔と契約した男〜 ( No.19 )
- 日時: 2011/01/03 15:30
- 名前: 露草 (ID: loE3TkwF)
第四章
「大切な人」
「今朝の事は悪かった!!本当にごめん!!でも、あいつ等とは何にも無いから!!誤解だから!!だから、その……」
土下座して謝ろうとした瞬間—————
「もういい…」
ふと、彼女が呟いた。
「もういいって…まさか、別れようなんて思ってるんじゃ……」
彼女が発した言葉にどんな意味があるのか…全然、分からない。
「あ〜〜もう!!!そんなんじゃないってばぁ〜〜!!!!!」
突然、彼女が怒鳴り始めた。
望夢は掴んでいた腕を放してしまった。
「そんなんじゃない…望夢が他の女子達にちやほやされて、おまけに弁当なんか渡しちゃって……。ホント、ムカつく!!」
うん?それは…どっちに対してのムカつく??
「彼女前にして、あんなにデレデレしちゃってさぁ〜〜!!あたしと毎日弁当持ってくるアイツ等とどっちが大事なのよ!!!」
あっやっぱ、俺か…。
「ちょ…落ち着けって!!もちろん、お前に決まって……」
ブブッッ————!!!!!!!!!!
突然、車が二人の間に現れた。
しかし、一番近くに居た由莉亜の反応が遅く、彼女が気が付いた時にはもう車が間近に迫っている。
「由莉亜ぁ〜〜〜!!!」
叫びながら、望夢は車と衝突寸前の由莉亜の元に飛び込んだ。
「ったく、気をつけろよな!!何処も怪我してないか、由莉亜?」
危機一髪、由莉亜が引かれなく済んだが、由莉亜の様子がおかしい。
「由莉亜?まさか、どっか打ったか?何処痛い??」
だが彼女は大きく首を振った。
「……ありがとう。助けてくれて」
彼女が胸の中でそっと呟いた。
「ばーか、大切な人守れなくて何が彼氏だっての!!俺ももっと早く気付いてれば良かったな、ごめんな」
陸上辞めて2年になるけど、瞬発力だけは何とか落ちて無いみたいだな…。さすが俺!!
だけど、もしあの時一秒でも気付くのが遅かったら…。
そんな事考えたくもなかった。
でも、良かった何も無くて。
誤解も解けたみたいだし。
とりあえず、一見落着…かな?
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