ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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舌を噛み切る双子星
日時: 2010/12/27 18:08
名前: キリン (ID: 7rIzYjoN)

こんばんは(●^o^●)
キリンといいます!!!!
文章がおかしくなったり
gdgdになったりするかもですが
温かい目で見守ってください(笑)


※注意※
・若干グロイかもです。
・意味不明な文章かもです。


それでも見てやるぜ!!ってな優しい方(*^_^*)
どうぞ↓↓↓

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Re: 舌を噛み切る双子星 ( No.7 )
日時: 2010/12/30 19:30
名前: キリン (ID: ucEvqIip)

上の小説はキリンのものです(;一_一)
名前を変えるのを忘れてました(^_^;)

Re: 舌を噛み切る双子星 ( No.8 )
日時: 2010/12/31 12:03
名前: ポアロン (ID: rb3ZQ5pX)
参照: 皆様良いお年を!!

どうもキリン様♪
てかこの頃来れなくてマジ御免なさいぃぃぃぃぃぃっ!!

剣道ですか。私も現在剣道部所属です。
まぁ、5級ですけどねww←

Re: 舌を噛み切る双子星 ( No.9 )
日時: 2011/01/04 22:43
名前: キリン (ID: Dx.nd4vT)

ポアロン様>
 あけましておめでとうございます!
 
 五級でもすごいと思いますよ♪
 ちょくちょく来てくださるだけでとてもうれしいです(^ω^)
 ありがとうございます!
 

Re: 舌を噛み切る双子星 ( No.10 )
日時: 2011/01/04 23:02
名前: キリン (ID: Dx.nd4vT)

Episode;4 忘却の彼方に消えた、罪の記憶


「っ・・・・・」

ふと気づけば、家に居た。

『何で・・・・私、剣道部行ってた筈なのに・・・・・・・・・』

訳が解らなくなった神月姫は携帯に目をやった。

・・・・・大智と世古宗が試合をしてから三時間経っている。

『え・・・・なんで、なにが、どうなって・・・・・・・・・・』

考えれば考えるほどわからなくなる。

すると、突然携帯が音を立てた。

「きゃあっ!!!!!!!」

驚きで神月姫は携帯を床に落とす。

電話がかかってきたようで、番号は見たこともない。

恐る恐る通話ボタンを押し、耳に携帯を押し付ける。

「・・・・・もしもし・・・」

『もしもし?寺尾さん?僕、世古宗です』

携帯の向こうから心地よい、恐ろしい声が聞こえてきた。

「・・・なんで、私の番号・・・・・・・」

『宮本君に教えてもらったんだ。彼、すごくユーモアだね。

 君の話してるときの彼、すごく「あんた一体何なのよ!!!」』

世古宗の話を遮り、神月姫は叫んだ。

「あんたが来てからよ!あんたが来てからもう、わけわかんない・・・・!!

 記憶が曖昧になってたり、あんたが・・・・あんたが・・・・!!!」

『・・・・僕が、なに?』

世古宗の声にハッと我に返った神月姫。

「・・・ぁ、ご、ごめん・・・・。なんか私、おかしいみたい・・・。

 はは、なんか、ほんとにごめんね?気にしないで・・・。

 この番号世古宗のだよね?登録して『僕が、何なの?』」

今度は、世古宗が話を遮った。

「・・・いや、だから気に『気にするよ』・・・・ぇ?」

『君のことだから、すごく気になる』

・・・・・・・・・・・ナンダ、コレハ・・・・・・。

漫画の一ページみたいな言葉。誰もがきっとときめくのだろう。

でも、私には、恐怖しか感じられない。

「・・・・ごめん、電話切る、ね」

『君のことだから、全部気になるよ』

「切るから、また、明日学校でね・・・・・・・」

『君が関わるもの全てに、腹が立つ』

「・・・ねぇ、切る、よ・・・・・・・?」

『君が何かに関わるたびに』

「もうやめてよ!!!!!電話切るから!!!!!!」



『君に関わるもの全て、殺したくなる』



「っ・・・・・・・・・・・・・!!!!!!!!!!」

『クク・・・・・クククッ、アハハハ・・・・・・・アハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!

 アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!』

電話から聞こえる狂った笑い声に、神月姫は耐え切れなくなり電話を切った。

神月姫に残ったのは、恐怖だけだった。

Re: 舌を噛み切る双子星 ( No.11 )
日時: 2011/03/25 15:28
名前: キリン (ID: ucEvqIip)

Episode;5 呪詛のごとき、君の声


「神月姫、もう朝よ?学校遅れちゃうんじゃない?」
「・・・・・頭痛いから、休む」


神月姫は、ベッドの中で丸くなっていた。
昨日の世古宗の言葉が、耳から離れない。


『君に関わるもの全て、殺したくなる』


『何なの、一体・・・・・何だって言うのよ・・・・!!!』

ぎゅうっ、と布団を握り締め、瞼を閉じた。
現実から逃げるように。目を背けるように・・・・。
眠りに落ちるのは、そう難しくなかった・・・。



気がつけば、あの野原に立っていた。
優しく頬を撫でる風が、心地よい。
しばらく辺りを眺めていると、声をかけられた。

「やっときてくれたのね、かぐや」

夢だからだろうか、あまり驚きというものがなかった。
いや、違う・・・・・。
声をかけられないことのほうが、違和感がある。
そんな気が、神月姫にはしていた。

「・・・・・貴方は、誰?」
「わたしはすばる!あのね、わたしずっとかぐやにあいたかったの!」
「私に?・・・・それはどうして・・・?」

頭がぼーっとしていて、上手く喋ることができない。
ぼやける思考の中で、必死にずばるの言葉を聴く。

「だってかぐやは******だもん!ん?****かなあ・・・。
 どっちでもいいや!ねえかぐや、いっしょにあそぼうよ」
「・・・うん、いいよ。遊びに行こう・・・・・」


すばるから伸ばされた手を、とろうとする。が。
一瞬の闇が神月姫を襲い、一瞬の光が、神月姫を覆った。


目を開けると、大智が心配そうにこちらを見ていた。

「大丈夫か?うなされてたみたいだぞ・・・?」
「・・・・ぁ・・・・・たい、ち・・・・・・・・」

何故か瞳からは涙が出た。



「じゃあ俺帰るよ、まだゆっくり寝てろよ?」
「うん、ありがとう」


大智が部屋を出て行った。
それと同時に、神月姫の携帯が鳴った。
携帯を鳴らしているのは・・・世古宗だった。


心臓が跳ねる。呼吸が荒くなる。
出たくない、出たくない、出たくない!
けれど体は言うことを聞いてくれなくて。
その電話に出てしまった。


「・・・・もしもし・・・」
『良かった、大丈夫そうだね。
 寺尾さんが今日休んでたから、ちょっと気になってたんだ』
「・・体調のこと気にしてくれたの?それならもうだ『違うよ』」

また言葉を遮られる。
どこかでこんなことがなかっただろうか。
昨日も、この男と、このようなことにならなかっただろうか。
そして、この男は、呪詛を吐いたのではなかったか・・・?


『君が居ないから・・・・・本当に心配したんだ』


今にも鳴きそうな声で、世古宗は言うのだ。


「・・・・・世古宗・・?」
『・・・・気にしないで。でも。本当に良かった。
 それだけなんだ・・・じゃあ、また明日・・・・・・』


それだけ言うと、電話は切れてしまった。
彼の行動は全く読めない。
彼は、私に、何がしたいのだろうか・・・。


神月姫は、痛む頭を、沈み行く太陽に向けていた。


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